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目頭切開・タレ目形成
今日の患者さん達に目頭切開関係の方々がいましたのでご協力いただきました。

その一; まず末広型の二重を並行型の二重にされた方です。

・術前:末広方の二重です【写真は患者様の快諾を頂いて供覧しています)
目頭切開・タレ目形成_d0092965_2316425.jpg

術前の状態をみますと蒙古襞の張りが強いため目頭側に埋没糸をかけて平行二重にしても早期に戻りが生じる事が予想されます。
よって目頭の蒙古襞を緊張を緩めるために Z形成を蒙古襞に行った上で目頭側に埋没糸をかける術式を選択しました。

・本日術後1ヶ月:並行型の二重になっています。
目頭切開・タレ目形成_d0092965_23165060.jpg


その二; 本日Z形成の目頭切開とタレ目形成(内側法)の患者さんの症例です。(写真は患者様の快諾を頂いて供覧しています:でも恥ずかしくなったら消すお約束済みです)

上段:術前です
下段:本日術直後です。タレ目形成の術直後の腫れはどのくらいですか?と質問をよくうけますが回答は「このくらい」です。 泣き腫らしたような感じと表現したほうが適切でしょうか
この方の場合は他院における目尻切開の埋没糸の抜糸を同時に行ったので多少腫れが強いです。 タレ目形成の効果は下眼瞼の腫れのため術直後はわかりにくくなっています。
目頭切開・タレ目形成_d0092965_23165886.jpg


本日の脂肪吸引の患者様にお約束した吸引量のUPです。
上腕の振袖部分の吸引です。 麻酔液込みで1200ccぐらいです。
かならず綺麗な腕になります。
目頭切開・タレ目形成_d0092965_2317659.jpg


今日は色々充実していた日でした。 他にも写真のUPを快く受諾してくだっさった患者様方ありがとうございました。 また機会があればご紹介させていただきたく思います。
# by shirayuribeauty | 2006-09-28 23:33 | 美容外科
バッカルファット buccal fat
今日は以前exciteによって削除されてしまったバッカルファットのブログ書き込みについて再紹介します。 あまり知られていない美容外科の歴史を伝えるのは大切なことだと思うからです。

最近びっくりするのは普通の医師ですら知らないバッカルファットについてかなり詳しくご存知な患者様が結構いらっしゃることです。

バッカルファット(頬脂肪体)とは頬筋と咬筋の間にある脂肪の塊で淡黄色の皮下脂肪と異なり濃黄色の卵の黄身程度のサイズのものです。

このバッカルファットが美容外科領域で手術の対象となったのは昭和60年代前半の日本の美容外科の金字塔であった十仁美容外科に始まります。 十仁美容外科の診療部長先生であった勝間田先生(日本の美容外科領域でエラや顎骨削りを始めた先駆者である先生です。現在ライフクリニック院長 )がエラ削りの手術の際、バッカルファットを取り除いた症例にて頬がキュッと締まった感じになるのを発見したのがきっかけて美容外科手術の一法として取り入られるようになりました。 現在美容外科でバッカルファットの手術を扱っているところの多くはの勝間田先生の薫陶を受けた先生方です。

この手術は適応を誤ると老けた感じになりますので適応の適切な見極めが重要となります。

今回ご紹介する患者様は10代とお若いですが、頬をすっきりさせたいという御希望があり、診察上は皮下脂肪はそれほどでもないがよく口内の頬を咬んでしまう(バッカルファットが過量な方によくみられる症状です)症状があるとのことで本術式の適応と判断し施術しました。

・術前(写真は患者様の快諾をいただいて供覧に付しています)
バッカルファット buccal fat_d0092965_0392188.jpg


・術後約3ヶ月(口唇縮小の手術もお受けになられているため術前写真と口唇の形態が異なりますが頬がすっきりしている点に着目ください)
バッカルファット buccal fat_d0092965_0393941.jpg


・バッカルファットはこのように一塊の脂肪塊としてでてきます。
<excite側の規約判断に沿って術中写真は削除しました。>

・摘出後にみてみると卵黄サイズの脂肪塊です。
バッカルファット buccal fat_d0092965_0405817.jpg


口腔外科領域では上顎洞に突き抜けた歯根部を覆うために有茎移植したりするのに用いられる事もありますが医科では美容外科以外の科ではまず対象としない脂肪体です。
# by shirayuribeauty | 2006-09-27 21:23 | 美容外科
タレ目形成
今日はタレ目形成の再診患者さんがいらしたのでご紹介します。

 タレ目形成・・・・ 正確には下瞼縁開大術とでも呼んだほうが適切かも知れません。 去年の10月にアユみたいな目になりたいといってきた馴染みの患者さんのリクエストに応えて手術したのが始まりです。 いわゆるタレ目は目尻を下にひっぱった形なので(そのようなタレ目は目尻切開で形成します)本当のタレ目とは違うかもしれません。どちらかというとタヌキ目みたいな感じかもしれませんが語感から私はタレ目形成と名付けています。

タレ目形成には外側法と内側法があります。

外側法は皮膚側より処理を行います。 メリットとしては下げ幅が大きいのと睫毛をより下向きにできることです。 デメリットとしては軽度下瞼の外反(アッカンベー状態)になることです。

内側法は結膜側より処理を行います。 メリットとしては傷が表面に全く見えません。
デメリットとしては下げ幅ややや小さいのと睫毛がやや上向きになる可能性があることです。


今回ご紹介の患者さんはもともとややタレ目傾向で特に手術は必要ないと思われたのですがよりハッキリしたタレ目になりたいとのことでタレ目形成を御希望されました。 

術前です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
タレ目形成_d0092965_2337558.jpg

タレ目形成は水色のラインで囲った部分を下げます。
タレ目形成_d0092965_234031100.jpg

外側法でタレ目形成を行った後です。
タレ目形成_d0092965_23383395.jpg

上記の状態では患者さんは形態的には80%の満足とのことで黒目の下をもうちょっとあけたいとのリクエストでした。 黒目の下をあけると三白眼になるから止めたほうがいいとのアドバイスをしましたが「どうしても!」とのリクエストでした。 下げる範囲と下げ幅は小さくてよいので内側法で下げる事にしました。

内側法で下げた後です。
タレ目形成_d0092965_23384134.jpg


患者さんいわく100%の満足!理想形!とのことでした。
患者さんの理想形を作れたときは最高に嬉しいです。 
思わず「ブログに出してもいいですか?」と聞いたら恥ずかしがられて「片目だけなら」と許可を頂きました。  
皆さん快く受諾してくださってありがとうございます。

今日は婦人科の美容外科を日本で一番したような気がします。
今日の婦人科手術は小陰唇縮小×3件, 大陰唇縮小×1件,膣縮小×1件 でした。

明日も皆様のお役に立てるよう頑張ります。 おやすみなさい。
# by shirayuribeauty | 2006-09-26 20:45 | 美容外科
鼻尖縮小、小鼻縮小
今日は鼻尖縮小術と小鼻縮小術を同時に受けられた患者さんの抜糸日でした。

上段:術前です。
下段:術後一週間抜糸時です(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
鼻尖縮小、小鼻縮小_d0092965_0295150.jpg

患者さんも喜ばれており嬉しかったです。 
まだ小鼻縮小の傷は赤いですが術後約半年かけて徐々に目立たなくなっていきます。
数週間後には腫れも落ち着いてかなりすっきりするでしょう。
# by shirayuribeauty | 2006-09-25 21:25 | 美容外科
鼻根縮小術
今日は3ヶ月前に私が鼻尖縮小術を施術した方の鼻根縮小術の術後1週間の再診日です。

鼻根縮小術は幅広い鼻根、鼻背を狭くしたい場合に行う手術です。
手術方法は
1.ヤスリで削る
2.皮膚からノミにてosteotomy(骨切り)を行う
3.鼻腔内からノミにてosteotomy(骨切り)を行う
の三種類がありますのでそれぞれの術式のメリット、デメリットをよくお話して患者さんの御希望にあわせて行っています。


左端:今回の患者様は鼻腔内からのosteotomyを御希望されましたのでその経過を紹介します
3ヶ月前鼻尖縮小術術前の正面像です(写真の供覧は患者様の快諾をいただいています
真中:鼻尖術後3ヶ月鼻根縮小術術前です。
右端:本日再診時です。鼻根部は細くなっていますが術後1週間なのでまだ腫れています。
これから腫れが引いていけばもっとすっきりするでしょう。
鼻根縮小術_d0092965_0181986.jpg



本日二の腕脂肪吸引の方です。 
骨と皮のようにして欲しいとおっしゃって当方を困らせてくれました。
医学的に無理な相談です。 脂肪を引けば引くほど様々なトラブルが発生する可能性があります。 色素沈着、皮膚壊死、凹凸、長引く疼痛、感染、出血・・etc 様々な合併症の可能性についてお話しても意志は固く「どうしても」とのことでした。
そこまでお気持ちが強いのならこちらもそれに応えるべく頑張ります。
患者様とのお約束通り脂肪吸引後の脂肪をUPしておきます。
鼻根縮小術_d0092965_22243410.jpg


鋭い方ならお気づきだと思いますが9月16日の二の腕の脂肪吸引と吸引脂肪量は700ccと同じなのに今回は麻酔液分が800ccと9月16日の方のとくらべて500ccも多いです。
患者様の脂肪の質やついている量、つきかた等によって吸引のしやすさは全く異なります。硬い脂肪の場合は多めにtumescent液を使用しなければなかなかひけません。したがって単純に吸引量で比較することはあまり意味がありません。  

今日は脂肪吸引中に患者さんとラーメンの話になり皆ラーメンが食べたくなってしまい終業後にスタッフみんなと六本木の鐵にラーメンを食べに行きました。 
# by shirayuribeauty | 2006-09-24 22:54 | 美容外科