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たれ目形成
今日はたれ目形成、目頭切開をお受けになられた患者さんの症例の紹介です。

目頭部分は微妙な変化を求めていらっしゃったのでミニZ形成術を、たれ目形成はやや下瞼が外反気味に開くことを御希望されていたためたれ目形成外側法を用いています。

上段:術前
下段:術後  (写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
たれ目形成_d0092965_0222321.jpg


気に入った形になれたと喜んでいただけました。 

最近患者さんとお話して思うのが多くの方がインターネットの普及とともにたくさんの情報を得ると同時にその情報にふりまわされている傾向がある印象を受けます。
また私が行う手術の費用が相場より廉価のためか色々と心配?してくださる患者さんもいらっしゃいます。

私としてのお返事としては孔子の言葉からの拝借になりますが
「 浸潤の譖り、膚受の愬え、行なわれざるを、明と謂うべきのみ 」 となります。
(しんじゅんのそしり、ふじゅのうったえ、おこなわれざるを、めいというべきのみ)
意味:じわじわと浸み込むような譖言(ざんげん)や、膚を掻きむしるような泣訴(きゅうそ)に惑わされず、事実に基づいて冷静に判断するのが聡明と云うものである。

では美容外科において事実とは何か? 「結果」になります。 美容外科は他科と違い一般の方にも結果がわかりやすい科であるのが特徴です。 執刀医の学歴、経歴、所属団体、国籍、人種、etcなどは関係ありません。
「結果」がきちんとでれば例え美容外科でも口コミで患者さんが来て下さいます。

御心配なさらないでください。 御心配してくださってありがとうございます。
# by shirayuribeauty | 2006-11-16 23:59 | 美容外科
鼻尖縮小術、小鼻縮小術、アップノーズ形成術
今回は鼻尖縮小術、小鼻縮小術、アップノーズ形成術をお受けになられた患者さんのご紹介です。

アップノーズ形成術は現ライフクリニック院長勝間田先生が昭和60年台に十仁病院勤務医時代に開発した手術法で鼻先を上に向ける手術になります。
最近は鼻先をさげたいという御依頼が多く鼻先を上げたいという御依頼はあまりないですが今回ご紹介の患者さんは鼻を全体的に小さくして垂れた感じの鼻先を上げたいというご要望により鼻尖縮小術、小鼻縮小術(外側法)、アップノーズ形成術を施術しました。

上段: 術前です。
下段: 術後です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
鼻尖縮小術、小鼻縮小術、アップノーズ形成術_d0092965_19212065.jpg


アップノーズの程度はあまり上げますと豚鼻みたいになってしまいますので上げる程度の抑え具合が重要です。 今回はご満足いただけて幸いでした。
# by shirayuribeauty | 2006-11-14 20:20 | 美容外科
鼻尖縮小術
鼻尖縮小術のご質問でよく「鼻の軟骨を処理するのですか?」とか「余分な組織を取ってくれるのですか?」とのご質問を受けます。

基本的にはどちらも処理を行います。 切除したものがどのようなものになるかは症例写真を供覧します。
写真の上の方は鼻翼軟骨を一部切除したものです。
下の方は鼻先の鼻翼軟骨周辺の脂肪組織を含んだ軟部組織になります。
鼻尖縮小術_d0092965_15242814.jpg


鼻尖縮小手術はこのような処置を行い、鼻翼軟骨を逢着し鼻先を細く整える手術になります。

鼻尖縮小手術の患者さんの紹介です。
上記写真の軟骨を鼻先に移植して鼻先をやや下げました。
上段:術前です。
下段:術後2週間目再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
鼻尖縮小術_d0092965_144069.jpg


先日頂いた差し入れはなんとクリスマス系の差し入れでした。
鼻尖縮小術_d0092965_214525100.jpg

ありがとうございます。
もうすぐ12月ですね。  今年もあと少し。 頑張っていきたいと思います。
# by shirayuribeauty | 2006-11-13 22:02 | 美容外科
膣前庭乳頭症<ちつぜんていにゅうとうしょう>(vestibular papillae of the vulva)
私は美容外科手術で婦人科の手術の御依頼を受ける事が多いのですが時々患者さんの中に小陰唇の内側にできているブツブツを何かの病気ではないかとご心配されている方がいらっしゃるので今回はそれについてお話します。

よくブツブツができていると思い浮かぶのは「コンジローマ」という性病ですが生理的にブツブツができている場合も非常に多いです。 膣前庭部(膣の入り口)や小陰唇にできる生理的ツブツブを膣前庭乳頭症(vestibular papillae of the vulva) といいます。これは性病ではありません。
男性にも同様のブツブツが亀頭周辺にありこれは真珠様陰茎小丘疹(pearly penile papules)と呼びますがこれの女性に相当するのが膣前庭乳頭症(vestibular papillae of the vulva)になります。
よく男性の真珠様陰茎小丘疹がフォアダイス(fordyse)と間違って呼ばれたりしますが真珠様陰茎小丘疹(pearly penile papules)フォアダイス(fordyse)は異なります。前者は亀頭直下部分にでき後者は陰茎皮膚部分にできます。フォアダイスは毛根の周囲にあるはずの脂腺がたまたまブツブツ様に存在したものです。真珠様陰茎小丘疹(pearly penile papules)フォアダイス(fordyse)もどちらも生理的現象であり問題ありません。
問題なのは膣前庭乳頭症(vestibular papillae of the vulva)にしろ真珠様陰茎小丘疹(pearly penile papules)にしろフォアダイス(fordyse)にしろ「コンジローマ」の診断の元に治療をする医師がいることです。ただの誤診はかわいいものですが(患者さんにとってはたまらないですが)中には確信犯の医師もいます。

問題となる尖圭コンジローマの特徴は
●増殖し続ける
●外見以外は自覚症状はない
●大きさは大小不同でバラバラ
●非対称性に発生
●表面の色は正常皮膚色と異なる

という点があげられます。  これに対して

膣前庭乳頭症(vestibular papillae of the vulva)
【特徴】
●生理周期によって大きさや数に変化がみられることあるがひたすら増殖ということはない
●痛みやかゆみがある場合がある
●大きさはほぼ均一
●膣口周囲から小陰唇内側にかけてほぼ対称性に多発・密集して存在
●直径1mm前後、長さ2~3mm程度の糸状乳頭様の形で表面の色は正常
となります。

具体例として写真を供覧します(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
膣前庭乳頭症<ちつぜんていにゅうとうしょう>(vestibular papillae of the vulva)_d0092965_2314791.jpg


これは大きさがほぼ均一でほぼ対称性に多発・密集して存在し糸状乳頭様の形で表面の色は正常であるため膣前庭乳頭症(vestibular papillae of the vulva) と診断できます。

気になる場合は簡単にレーザーや電気メスで焼却除去できますが生理周期によりまた発生したりする場合もありますからあまり気になさらないのが一番かと思います。
# by shirayuribeauty | 2006-11-12 23:34 | その他
鼻尖縮小、鼻中隔延長、小鼻縮小
今日は鼻尖縮小、鼻中隔延長、小鼻縮小の患者さんの術後一週間後検診時の紹介です。

今回の患者さんは正面から鼻の穴がみえるのが気になるとの事で数々の美容外科に相談にまわられたそうです。多くの美容外科では鼻のインプラントのみをいれることを勧められ、鼻の穴自体を目立たなくすることは不可能といわれたとのことでした。

また見積もり金額も100万以上だったりと大変だったようです。

何のご縁か私のところに辿り着きご相談をお受けしたところ彼女の願いは鼻を高くすることではなく鼻の穴を目立たなくすることだったので私の方針としては鼻全体を小ぶりの印象にするために鼻尖縮小術、小鼻縮小を行い、鼻先を下げて鼻の穴を目立たなくするために鼻中隔延長術を行うことを提示しましたところご納得されましたので手術を行いました。
上段:術前です。     
下段:術後1週間再診時です。  (写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)   
鼻尖縮小、鼻中隔延長、小鼻縮小_d0092965_131411.jpg

1週間後再診時にギプスを外した時はこちらもうれしくなるほど喜んで下さって心温まりました。
これからだんだんと傷も落ち着きより自然な感じになっていくことでしょう。

今日は日本内視鏡低侵襲脊椎外科学会に参加し茅ヶ崎徳州会総合病院脊椎・側彎外科 江原 宗平先生の側彎症手術の動画を見て感動しました。側彎症手術といえば独協医科大学の野原裕先生が知る人ぞ知る達人ですが江原先生の手術も素晴らしかったです。 

現在内視鏡脊椎外科の分野では帝京大学の出口先生が精力的に活動されています。今回、先生のお話でMED(Micro-Endoscopic discectomy)のみならずPED(Percuatneous endoscopic discectomy)という方法で経椎間孔より脊椎の側面よりヘルニアを摘出する技術が進歩し広まりつつある現状を知り日進月歩の技術に感動しました。 

脊椎外科は日本が世界をリードしている分野です。 先生方の益々のご活躍を願っています。
# by shirayuribeauty | 2006-11-11 22:32 | 美容外科