今日は大東亜戦争中の1945年沖縄戦において ひめゆり学徒隊に解散命令がだされた日です。
名前の「ひめゆり」とは花の「ひめゆり」ではなく、動員された二つの学校の広報誌に由来します。沖縄県立第一高等女学校の学校広報誌の名前「乙姫」と沖縄師範学校女子部の学校広報誌の名前「白百合」を併せて「姫百合」という名称になりました。
米軍の沖縄上陸を目前に控えた1945年3月23日、両校の女子生徒222人と引率教師18名の合計240名からなる学徒隊は沖縄陸軍病院の看護要員として動員されました。しかし、敗色濃厚となった6月18日に解散命令が出され、翌日の6月19日をはじめとする約1週間の間に実に80%がこの間に亡くなり最終的には教師・学徒240人のうち136人が命を落としました。
他にも学徒隊が動員されたのですが詳しい状況が現在もほとんどわかっていません。
沖縄戦では約19万人の日本人の命が奪われ、そのうち約9万4000人が民間人とされています。
また今日はちょうど100年前の6月18日に明治41(1908)年4月28日、第1回日本人移住者781名(この他に自由渡航者10名)を乗せた笠戸丸がブラジル・サントス港に入港した日になります。ここに日本人のブラジル移住が始まりました。
本日ご紹介の患者さんは既往としては他院にて
頬骨アーチリダクション(頬骨弓前後骨切り術)を受けられた既往があります。
今回アーチリダクションによって生じた頬骨の凹み、頬のたるみに対してSMASを移動させることにより凹みとたるみを同時に改善させる目的でミニリフト術を行いました。
上段:術前です。
下段:術後約1週間再診時です。
効果を感じているとのことで順調な経過です。
ただしまだ術後1週間なので現時点での手術の成功の可否は判断できません。 美容外科手術の成功の可否は半年が判断時点の目安だとお考えください。
症例写真は術後半年以降の写真なら信用ができますが術後半年以内のものに関しては腫れもありその手術の有効性を判断するには意味がなくあくまでも術後の腫れや経過の平均像を確認するための目的であることをこのブログの読者の皆様はご銘記ください。
先日お心遣いをいただきました。
ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
頬骨アーチリダクションのリスク
頬骨アーチリダクション=頬骨弓前後骨切り術のデメリット
1.一般的傾向として効果が再構築法よりややマイルドです。
2. 前後で切り落とされた頬骨弓の位置が不具合にずれると体表に凹みを生じたり顎が開きにくくなる原因になります。
3.手術手技の操作上、眼窩下神経障害が生じ上口唇周辺に痺れが生じる可能性があります。
本件(眼窩下神経障害)に関しては医療訴訟が提起され(大阪地方裁判所 平成16年(ワ)第14008号 損害賠償事件 平成17年12月19日判決)医師側の注意義務違反、説明義務違反がいずれも否定されています(医師側勝訴)。 奇遇にも本裁判の当事者の先生のお話を聞かせていただく機会があり本件は最高裁まで争われ、結局医師側の注意義務違反、説明義務違反がいずれも否定されているそうです(医師側勝訴)。
4.スクリューやプレート等で固定したものが皮膚を突き破りでてくることがあります。
後から後悔しないためにもそれぞれの手術方法のメリット、デメリットを担当医とよく相談し自分にとってどのデメリットがうけいれることができてどのデメリットがうけいれることができないか良く判断してから手術方法を決めるのが良いと思います。 デメリットが全くない方法があればよいのですがそのような魔法のような方法は残念ながら外科手術においてはありません。