今日は1945年 にGHQが事後法に基づいた戦犯容疑者39人の逮捕を指令した日になります。
ニュルンベルク裁判ならびに極東国際軍事裁判(東京裁判)で、1.平和に対する罪 2.戦争犯罪 3.人道に反する罪 という戦争犯罪が定義されましたがこれらは明らかに事後法であり米軍のベトナム戦争もイラク侵攻もこれらに抵触すると考えますが米国は裁かれません。
すなわち勝者国の都合による私刑であり国内法では犯罪者にならない方々を連合国側の価値観で日本人がやれA級戦犯だのB級だのといまだに糾弾しているのは情けなく思います。
日本は平和を希求する国とし人類の平和への英知としての国際司法裁判所がより機能するように国際的に働きかけていくことが望まれると思います。
ちなみに日本政府は竹島問題に関して1954年と1962年に2度、オランダ・ハーグの国際司法裁判所への提訴を韓国に提案したが韓国は応じていません。
日本政府は敗訴の場合「結果に従う」(小坂 善太郎元外相答弁)としています。
竹島の件に関しては大人の態度の日本の主権が韓国の実力行使といういわば狼藉によって踏みにじられないよう願っています。
本日ご紹介の患者さんは目頭切開修正術、涙袋形成をお受けになられた患者さんです。
既往として他院にて目頭切開形成術をお受けになられたことがあり、注文としてはただ戻すのではなく蒙古ヒダを作って限界まで目と目の間を離して欲しいというものでした。
非常に目が離れた感じになるので私としては反対をしましたが強い希望にて行うこととなりました。 結局 もっと 目を離して欲しい!との御希望にて二回にわたる蒙古ヒダ形成術を行いました。
上段:術前です。(左目頭に書き込んであるのは私の術前のマーキングです。)
下段:術後1年再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)
ご納得されお喜びのはずでしたが約一年後に「周囲から変だと言われて職も失った。やはりちょっと切れ込ませたい」とのことで御来院されました。
そこでZ形成で目頭切開形成を行いました。
再手術2ヵ月後再診時です。
でももっと切れ込みたいとのことで再度Z形成を行いました。
再々手術直後です。
でも もっと! もっと! 切れ込みたいとの御希望でした。
さすがに私には無理であるとお伝えし、目頭切開で有名な先生方にお願いするようにお話しました。
9ヵ月後のある日、他院でうけた手術の修正手術をしてほしいと御来院されました。
他院手術術後4ヶ月後当院御来院時
キズの修正をしてほしいとのことでしたがキズが赤いうちは私には手がつけれられない旨をお話しキズが白くなったら考えましょうとのことでお帰りいただきました。
そして他院手術後一年を経てキズが白くなったということで御来院されました。
てっきりご依頼の修正手術の内容は蒙古ヒダを作成して元に戻すものだと思っていた私はご依頼内容が「キズ痕の凹みを目立たなくなるぐらいにもっと目頭を切れ込ませたい」との言葉に驚愕しました。
あまりにも人相学的によろしくなくまた
これ以上目頭を切開することは不可能と思われたので「無理! 無理! 絶対無理!」と思わず拒絶してしまいましたが「日本中目頭の名医といわれる先生を訪ね歩いて手術を経験した結果、お願いしたいのは先生だけなのです! 万が一の可能性しかなくてもその万が一の可能性でもいいのでかけたいのです!」と懇願され手術を引き受けることにしました。
上段:術後1週間抜糸時です。
下段:術後一ヶ月再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)
残念ながら戻りが生じ手術の効果はなかったといわざるをえません。
話すと穏やかで誠実そうな患者さんですがこうやって2年以上も前からの写真を振り返ると失礼を承知でいわせていただきますとやりすぎと感じざるをえません。
何故医師の強固な反対にも関わらずそのような目頭を希望されるのか私にはわかりません。
「患者さんの希望に沿うならば」とメスを握ってきましたがもう私には限界です。
これ以上目頭を切れ込ませるのではなくて蒙古ヒダをつくり元に戻す方向でお考え下さい。
お願いします。