本日ご紹介の患者さんは頬骨部とエラから顎にかけての小顔化をご希望され頬骨再構築法、下顎骨骨きり術をお受けになられた患者さんです。
上段:術前です。
中段:下顎骨の骨切り骨片です。
下段:術後3ヶ月再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)

今回の再診ではドレーン孔部の凹みもだいぶよくなり特に処置は要しませんでした。下顎の痺れもよくなってきているとのことで順調な経過です。
輪郭手術の完成には約半年を要します。
先日お心遣いをいただきました。

ありがとうございます。 どうか御気を遣わないで下さい。
私の行う頬骨再構築法のデメリット
1.効果がありすぎて希望よりも凹んだ状態に感じる場合がまれにあります。 その際は脂肪移植等のメンテナンスが必要になります。
2. 顔面神経側頭枝麻痺(おでこに皺を作ることができなくなる)の可能性があります。
現在半永久的に麻痺が残った方はいませんが改善まで最長8ヶ月を要した方がいらっしゃいます。
エラ~顎先までの下顎骨骨きり術のデメリット
1.顎の骨を切るということはオトガイ神経孔の近くを操作しますので術後しばらく下唇~顎にかけて痺れや感覚低下、脱失が生じます。これらは通常半年~一年かけて回復しますが完全には回復しない可能性もあります。
2.術後数ヶ月は顎下のドレーン孔が硬くしこりのように感じる場合があります。これは数ヶ月で通常軟らかく目立たなくなっていきます。