本日ご紹介の患者さんは乳頭縮小術をお受けになられた患者さんです。
私が主に行う乳頭縮小術の手術法を列挙すると
1.楔<セツ(ケツ):くさび>状切除法:上部を楔<セツ(ケツ):くさび>状に切り取り縫合する手術になります。長所は壊死等のリスクはほぼない点ですが短所は乳管が閉じてしまうことです。(授乳時にまた来院していただければ通管させることは可能です)
2.Lewis法: 基部をドーナツ状に切り取り上部をケーキカット状に部分切除しサイズダウンをする方法です。 長所は乳管が温存される事です。 短所は基部が細くなる分壊死のリスクが起こりえる点です。
3.単純切除縫合法: 単純に切除したり縫合する方法です。 長所は乳管が温存され壊死のリスクもほぼない点 短所は上記2法と比較しガーゼ交換に頻回に来院していただかないといけない点です。
今回ご紹介の患者さんは単純切除法でお受けになられました。
上段:術前です。
下段:術後約3ヵ月後再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
順調な経過です。
先日お心遣いをいただきました。
ありがとうございます。 どうか御気を遣わないで下さい。