今日は140年前の1867年 明治天皇が天皇に即位された日です。
今日は額アパタイトの患者さんのご紹介です。
額の丸みを出したいというご相談を時々うけますが方法として以下の方法があげられます。
1. 脂肪注入
2. ヒアルロン酸またはコラーゲン注入
3. シリコンプレート留置
4. 骨セメント留置
5. ハイドロキシアパタイト留置 など
それぞれの長所、短所を挙げると
1.
長所:自己組織ゆえ安全性が高い
短所:額は定着率が悪い
2.
長所:手軽に額の増大が行える
短所:粘性のもので増大しているため額がつるっと出た感じにはしにくい。やや凹凸した感じがでる。 吸収されれば形態を保つためには再注入が必要となる。
3.
長所:注入物にくらべて丸みを出しやすい。 後日取り出したいときに簡単に取り出せる。
短所:後日にシリコンプレートのヘリが外見上目立つことがある。
4.
長所:メチルメタクリレートという骨とほぼ近似した強度をもつ物質をもちいるためうまくいけば自然な感じになる。
短所:手術を冠状切開にて行うため大掛かりな手術になりまた術後骨セメントが浮くことがある。 取り出すのはシリコンプレートに比較し困難。
5.
長所: 小さな傷より注入し額形成をおこなえ、かつ骨と同じような質感を得ることが出来る。
短所: 長期予後が不明。 しかし基本的にカルシウムのため安全と考えられる。 取り出すのはシリコンプレートに比較し困難。
今回の患者さんは5.のハイドロキシアパタイトによる額の増大を御希望されました。
左:術前です。
中:術後一週間再診時です。
右:術後1ヵ月後再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
順調な経過です。