今日は目尻切開をお受けになられた患者さんのご紹介です。
目尻切開は私が行う目尻切開には
1.プチ目尻切開
2.本格目尻切開 があります。 怪しげな名前ですが1と2の大きな違いは3点あります。
一つは前者は靭帯を処理しないのに対し、後者は外眼角靭帯を縫縮し目尻の延長と共に方向を好きな方向に向けることができます。
二つ目は前者が皮膚を切除しないのに対し、後者は皮膚を切除します。よって後者にはΣ(シグマ)型の傷が目尻につきます。
三つ目は前者は癒着等により目尻切開部分が術前の切れ込み具合まで戻ってしまう可能性があるのに対し、後者は皮膚と靭帯を処理するため確実に目尻が延長される点です。
今回の患者さんは目尻に傷を残したくないとのことでプチ目尻切開を御選択されました。
上段:術前です
下段:術後一週間抜糸時です (患者さんの快諾を得て供覧しています)
写真では腫れによる影でかなり延長されているように見えますが実際はほどよくいい感じで延長されています。
今日はお茶の差し入れをいただきました。
どうか気を遣わないでください。 ありがとうございました。