ROOF切除(ルーフ切除)
今日ご紹介の患者さんは切開二重術をおうけになられた後にルーフ:ROOF(retro orbicularis oculi fat)切除をお受けになれられた症例です。
1列目:二重切開術前です。 (上眼瞼の黒い線はマーキングの線になります)
2列目:二重切開術術後約8ヶ月後再診時です。
3列目:ROOF切除後約2週間です。
4列目:ROOF切除後約1.5ヵ月後です。
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
初診時は厚ぼったい瞼だったので眼窩脂肪および瞼板前組織、隔膜前脂肪の切除および余剰皮膚切除を行いかつ目の見開きを良くする為に眼瞼挙筋の処理を行いました。
しかし上瞼の厚ぼったさがまだあるとのことでご相談をうけ、これはルーフ(ROOF:retro orbicularis oculi fat:位置的に眉毛の下、深さ的に眼輪筋の下にある脂肪の塊です)が影響していると判断しROOF切除を行いました。 術中所見としてはかなり厚めのルーフ:ROOFが存在していました。
目がかなりぱっちりした雰囲気になりました。 こんどはぱっちりしすぎてなんだか目立つ感じがしてちょっと恥ずかしいという新たな悩みがあるとのことで患者さんが完全に満足してくださる結果を出すのはなかなか難しいと痛感しています。