本日は1886年10月24日にイギリス船籍の貨物船 ノルマントン号が紀州沖で座礁沈没した日になります。
この船にはイギリス人、ドイツ人、中国人、インド人の乗組員39名と女性4人を含む日本人の乗客25名がのっていましたが、イギリス人およびドイツ人からなる乗組員26名は全員救命ボートで脱出し、日本の沿岸漁村の人々に救助され(3名は凍死)手厚く保護されたにも関わらず日本人を含むアジア人(インド人、中国人乗組員および日本人乗客)は一人も助けられず死んでしまいました。
日本で起きた事件にもかかわらず裁判はイギリスの日本における領事館でイギリスの法律に基づいて行われました。
このノルマントン号事件で日本の世論は沸騰し、1894年の領事裁判権の撤廃につながることとなりました。
脂肪注入豊胸の方の術後約3週の検診が先日ありました。
内出血もとれきれいに胸が大きくなっています。(写真は患者様の快諾をいただいて供覧しています)
上段:術前
下段:検診時

脂肪注入豊胸は石灰化やしこり形成の可能性があるため将来の乳癌検診の際に誤診の原因となるリスクがどうしても避けられませんが異物では作り出せない自然な乳房の形態が形成されるのが利点です。
1回の注入で完全に大きくしようとするのではなく何回かにわけた方がしこり等のリスクが減少します。
急がば回れ
これは脂肪注入豊胸にもいえる格言です。