本日 身長伸ばし目的の脚延長術に関してマスコミにて数多くのコメントをなされており日本における自費の脚延長術の第一人者として著名な大阪のスカイクリニック会長吉野宏一先生が 当院に訪問してくださいました。
米国のBaltimoreで毎年開催されているLimb deformity courseに私は幾度も参加してきましたが、吉野宏一先生はそこでインストラクターをされており、私が参加した際も指導してくださった先生です。
日本は自費の脚延長術に対して医師賠償責任保険をどの保険会社も引きうけてくださらず、整形外科医側からすると「保険診療の手術をしていた方が医師側は安全」とのことで忌避される診療分野であり、かつ手術代は非常に高額にも関わらずかかる材料費や人件費等を計算すると医院側の利益は少なく取り扱うと赤字となりうる施術です。
費用を負担する患者さん側にも手術を引き受けるクリニック側にも悩ましい施術です。
保険診療の骨切り手術をしていた方が医療者側は医師賠償責任保険である程度は守られるし、利益も確保できるというメカニズムがはたらくためか、日本で自費の脚延長術の御依頼を引き受けるクリニックは、近年は私の知る限りスカイクリニックさんと当院しかありませんでした。
ところが スカイクリニックさんが脚延長術を最近取り扱わなくなったときいて 孤独な医療の唯一の仲間として心の支えであった吉野先生がなぜ脚延長術をおやめになられたのかお話を伺いたく思い、吉野先生に御連絡し先日お会いさせていただきました。
吉野先生は大阪にあるスカイクリニックにて脚延長術に長年従事していらっしゃいましたが、コロナの関係でクリニック自体が地元に根差した医療を中心として扱う方針となり、入院施設を廃止された関係で昨年度から脚延長術の取り扱いをおやめになられていたとのことでした。
しかし諸外国での脚延長術の合併症のご相談等や、今回のトルコの大地震で多くの日本人の方がトルコでの脚延長術を安全に受けれなくなった諸事情を鑑みるにあたり、やはり日本における脚延長術をこのまま衰退させていくにはいけないとの御判断で当院にて吉野式LON脚延長術の手術を引き続きおこなってくださることになりました。
是非吉野先生のLON法脚延長術をお受けになられたい方はご相談いただければ幸いです。
