今日は28年前にソビエト連邦が解体されロシア共和国が独立した日ですが、ソビエトからロシアになっても北方領土はいまだ返還されずシベリア抑留に対する謝罪もありません。
28years ago on December 26th 1993, the Union of Soviet Socialist Republicscollapsed, and the Russian Federation was established. Regardless of this massive change, the Kuril Island dispute (also known as the Northern Territory dispute in Japan) remains unsolved,nor have there been any form of apology expressions regarding the Japanese detainees at the Siberian labor camp. 奇しくも12月26日は1956年 にシベリア抑留からの引き揚げ船である興安丸最後の一便が舞鶴港に入港した日でもあります。 Coincidentally, the same day in 1956 was the last day of service for the Kouan-maru. This was the ship that transported Japanese war prisoners and internees back to Maizuru,near Kyoto, Japan. These internees were once captured by the Soviet Union for forced labor inSiberia, as mentioned above. スターリンが抑留命令を出した8月23日をシベリア抑留記念日とするという考えもありますが、個人的には過酷なシベリアでの抑留を経て、生存した最後の日本人が本土に引き上げてこれたこの日を政府にはシベリア抑留追憶記念日として制定して頂きたく思っています。 Some consider the memorial day for Japanese war prisoners in the SovietUnion is August 23rd. Joseph Stalin mandated Japanese prisoners to Siberia under the 本日 日本矯正歯科学会から認定医の合格のご連絡を戴きました。 ![]() 思い起こせば私が歯科学に興味をもったのは医学生の頃でした。 口腔外科の授業で顎変形症の治療にて口元がきれいにそしてかみ合わせが劇的に改善した症例を見ることによって素晴らしいと思いました。 感激のあまり 医学部卒業後 最初に選んだ4月からのスーパーローテ―ト研修での研修先は口腔外科でした。 母校の口腔外科の歴史上 医師が研修医で口腔外科を選択したのは二人目で一人目の先生は船医希望だったので船の中での虫歯処置を学びたくて研修にいらっしゃったとのことでした。 しかし 同じ4月に入職した歯学部卒の歯科医の先生は難なくアルジネートを練り患者さんの歯型印象を取れたり、PulだのPerだのカンファレンスででてくる歯科用語を難なく理解しているのに、医学部卒の医師であった私は満足にアルジネートを練ることもできず指示された患者さんの歯型も満足に採得できず模型も作成できず歯科の略語も最初はちんぷんかんぷんで忸怩たる思いでした。 当時の口腔外科の藤田教授は札幌医大を卒業して医師になってから東京医科歯科大学に入学されて歯科医師になられたダブルライセンスのドクターでいらっしゃったので教授に「先生みたいに歯科学を学びたいのですが」と相談したところ「私は医科を卒業してからすぐ歯学部にはいって臨床で大変苦労したので、まず医師としての臨床トレーニングをしっかり積んで それでもその時にまだ歯科学を学びたいという気持ちがあれば歯学部入学を考えた方がいいと思う」とおっしゃわれたのもあり、まずは医師として研修をすることとしました。 私は当時側弯症の治療にも興味があり(顎変形症といい側弯症といい どうや変形しているものをまっすぐ対称性にする治療に興味があったようです)もう一つの学びたい分野の脊椎について研鑽を深めるべく、まずは患者さんに侵襲の少ない方法で実際に治せるのか知りたいとの思いでchiropractic発祥の地である米国のPalmer college chiropracticに留学しました。 そこでは「早く医師としてのトレーニングも受けたい」との思いで米国人には「図書館に住んでいるのか?」とjokeを何度も言われるぐらい必死に勉強し飛び級で約4年のコースを約2年で卒業しNational Board(国家試験)をPart1~4まですべて合格しHawaii州の開業免許試験にも合格しました。 日本に帰国してからは聖路加国際病院、虎の門病院等で研鑽と積まさせていただき整形外科専門医試験にも合格しました。 ある時聴講した上智大学の刑法学者である町野教授の講義で日美問題(日美クリニックに関する法律的講義)を聴講した際に、(事実かどうかは不明ですが)法医学者の「美容外科は医療ではない」との証言があったとの話を聞いて美容外科に興味を持ちました。 整形外科医局を退局されてご開業なさっていた先生が「脊椎外科の方がはるかに習得が困難で難しいのに 美容外科手術してあげた患者さんの方がはるかに喜んでくれる。 なんだかなぁ」とぼやいていたのが心に残っていたので「社会的ニーズがあるのにおおよそまともな医療扱いされない美容外科とはいったい何なんだろう」との思いがわきでてきました。 美容外科分野に足を踏み入れ美容外科での診療経験を積むにつれお顔をきれいにして差し上げるには歯を整えて口元からキレイして差し上げればもっと患者さんがお美しくなるのに と思うケースを多々経験していく中 以前研修でお世話になった母校の口腔外科医局にお願いし上下顎手術に数多くはいらさせていただくことができました。そんな中2007年にある患者さんと出会いました。 美容外科での治療の結果、その不具合を改善して差し上げるには歯科矯正も含む複合的治療を要する患者さんを目の前にし自分の技量では悩みを解決させて差し上げられない現状に忸怩たる思いをしていましたが、同年 偶然 東京医科歯科大学歯学部に編入試験申し込み締め切り直前にその存在を知り ふと母校の口腔外科教授の言葉「まず医師としての臨床トレーニングをしっかり積んで それでもその時にまだ歯科学を学びたいという気持ちがあれば歯学部入学を考えなさい」を思い出し約1か月後には東京医科歯科大学を受験をしていました。 幸い合格させていただいたので2008年から日中は歯学部学生として勉強し、夜は医師として診療を行うという生活が始まりました。 卒後の研修先として 偶然麹町に 高校、そして東京医科歯科大学も同じという先輩歯科医師がいらっしゃり、卒後研修先として採用を快諾してくださった先生がいらっしゃったので歯学部卒後 その歯科医院での研修を希望していましたが、マッチングの結果は同期は皆都内なのに何故か私だけ東北の歯科医院が割り当てられました。 東北に赴任するとなるとしらゆりビューティークリニックの患者さんの診療を投げ出すことになり 大変悩みました。 大学の歯科臨床研修センターに都内での研修をお願いしても願いは聞いてもらえませんでした。 やむなく同年の歯科医師国家試験の受験は断念し、翌年に受験するので新たなマッチングをその際に希望する旨を大学の臨床研修センターに伝えたところ、そこまでするならばと何故か母校での半年の研修と残り半年は都内での研修先クリニックを準備してくれました。 すっかり翌年受験するつもりになっていたのでのんびり構えていたのが 受験1か月前に都内での研修が認められ今回受験することとなったことが決まったのでそこからの勉強が大変でした。 クリニックでの診療もありましたので医師国家試験の時よりも大変な思いをしました(医師国家試験は9割合格しますが、歯科医師国家試験は6~7割程度の合格率でありプレッシャー度合いも異なりました) 幸い歯科医師国家試験にも合格し母校(東京医科歯科大学)での研修が始まりました。 私は歯学部入学前から歯科矯正学に興味があり歯学部入学前~歯学部学生中も休日に歯科矯正の先生のクリニックで見学させてもらっていました。 卒後の入局も矯正科への入局を希望していました。 母校(東京医科歯科大学)では矯正科が二つ講座があり 二つの矯正科の入局試験をうけるのはご法度と先輩から助言をうけ、顎顔面矯正科の大学院入学試験を受けるも不合格でした。 筆記試験はできたと思ったのですが・・・ 大学院入学試験以外にも入局試験もありましたので気を取り直して 入局試験の申込をしました。 試験前日にS助教授の先生から「君、本当に受けるの? 医科歯科卒業だからといって全員が合格するわけではないんだよ」となんだか嫌がっている雰囲気満載のお電話をいただきましたが私としては「なぜこのようなお電話をくださるんだろう?」という感覚で「はい。受けさせていただきます」と返答させていただき翌日受験に臨みました。 その際の面接でM教授から「先生はもう医師であり整形外科の専門医とか麻酔科認定医の資格をもっているのだからいいじゃないですか。 扱いにも困るし若い人に席を譲ってあげてください」と言われ、これまた筆記試験や実技試験はできた自覚があったのですが入局すらも許可してもらえませんでした。 この時 大学院入学も不可だった理由が同様の理由であることを理解しました。 2018年に女子学生の医学部入学差別が発覚し社会的に話題になりましたが、 私も2012年の時点で国立大学にて大学院入学、入局における職業差別や年齢差別を体感した次第です。 一時期は大学院入試の成績結果の開示を求めて訴訟も視野にいれましたが本質的な目的は矯正学を勉強することであり争うことではないので止めました。 しかしずっと矯正学を勉強したく 昼は学生、夜は診療、休日は矯正の先生の診療見学等 ほぼ休みなく 4年以上全力疾走で駆け抜けてきたが あえなく勉強等個人の努力では突破できない壁につきあたり 心を病んでしまいました。 後期研修の途中でいったん研修をお休みさせていただき、心を建て直すため 矯正学を学びたいという初心にかえりニューヨーク大学の卒後研修コースの矯正学コースを受講し幾たびも渡米しました。 また 横浜市立大学口腔外科研修時代にご指導くださった先生が筑波大学口腔外科の教授になっており偶然近況報告する機会があった際に「東京医科歯科大学歯学部が大学院入学させてくれないなら筑波大学医学部大学院に入学して口腔外科分野で学位をとったらどうだ」とご助言くださり 筑波大学大学院を受験し無事合格し研究にも関わらせていただくこととなりました。 2013年には医科歯科での卒後研修も無事終了しました。 また麻酔専門医取得に向け麻酔研修も大学病院でさせていただくことができました。 患者さんに最善の医療を提供するにはレントゲンやCTや病床を備えたいとの思いをしらゆりビューティークリニック開業後ずっと思っていましたが、ちょうどこの時期に病床枠のあるビルをご紹介いただき2014年9月に麹町から現在の新宿に移転してきました。 約2年にわたるニューヨーク大学の矯正学コースで鶴見大学の矯正科OBの先生と知遇になり、「そんなに矯正学を勉強したいのであればうちの医局は年齢や学閥差別がないから是非受験してみれば」と助言をいただき鶴見大学矯正科の入局試験を受験することなりました。 幸い合格させていただき、2015年4月から矯正科医局員としての生活が始まりました。 医局員1年目の生活は過酷でした。 朝6時に起床し7時30分ごろ大学についたら各研究室の掃除、技工室の掃除、診療室の数十台あるユニットの水出し 夜は先輩達が帰ってからの技工室の掃除、研究室の掃除 土曜日も朝から掃除 でした。 先輩達が帰ってから掃除開始だと新宿に戻れるのが0時過ぎになってしまうので、掃除開始時刻を早めてほしいと教授に嘆願書をだしたり大変顰蹙をかった医局員だったと思います。 クリニックの診療は22時からの診療に変えそれでも間に合わず遅れることが多々あり 患者さんやスタッフにも多大な迷惑をかけました。 矯正科教授には当時は「美容外科やっているんだって? 矯正科やめろ」と何度も言われたり(今では親身はご指導を賜った中村元教授には深謝しています) 同期は寝不足等の疲労からか掃除の些細なホコリや汚れ等にもお互いに叱責しあい、割り当て患者をもらうために並ぶという医科では経験してこなかった環境や私自身慢性的な寝不足そのもので心身共に限界にきていました。 一年に5日間の予備自衛官としての訓練期間が公休をいただける唯一のリフレッシュの時間でした。 2年目以降は1年目のdutyがなくなり 身体は多少楽になりましたが 心が完全に復活せず「自分はここ(矯正科医局)にいていい人間なのであろうか?」と日々悩み研究室に戻るのが辛く、診療時間外の居場所を求めて図書館等に籠ったり孤独で暗い医局員になっていたと思います。 しかし温かい指導医や諸先輩方、同期に支えられどうにか卒業セミナー等終了し一里塚である認定医合格までたどり着くことができました。 歯科矯正学は決して数日のコース等で学び習得できるものではありません。 それは医師・歯科医師であるこの私が体感し実感した事実です。 個人的には矯正学の学びのスタート地点にようやく立ったと思っています。 医師になって11年目に歯科を学び始めて13年になりました。 13年間にわたる の夜の診療に付き合ってくださった患者様やスタッフ達には本当に深謝いたします。 以下は私を歯科の世界に足を踏み入れる決断をする一助となった患者さんです 患者さんの10年前の記録です。 上段:術前です 下段:ミッドフェイスリフト術、上口唇連続VYplasty術、小鼻縮小術(骨膜剥離後解剖学的正位復位法)、人中短縮術、鼻プロテーゼ留置術、小鼻肉厚減幅術、 スティック骨切術(下顎下縁骨切術)、頬骨弓骨切術 術後約半年 ![]() ![]()
by shirayuribeauty
| 2020-12-26 23:58
| 美容外科
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