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Taylor Spatial Frame (テイラースペシャルフレーム)による脚延長術(6㎝) 術後約7か月
本日ご紹介の患者さんは Taylor Spatial Frame (テイラースペシャルフレーム)による脚延長術をお受けになられて 術後約7か月 になる患者さんです。

約6㎝延長しました。


左:術前です     右:術後約7か月再診時です
Taylor Spatial Frame (テイラースペシャルフレーム)による脚延長術(6㎝) 術後約7か月_d0092965_01053826.jpg

術後7か月再診時 レントゲン写真です
左:正面像        右:側面像
Taylor Spatial Frame (テイラースペシャルフレーム)による脚延長術(6㎝) 術後約7か月_d0092965_01351885.jpg
ご感想は「満足(5/6)」と順調な経過です。

レントゲン写真側面像で右脛骨、腓骨の近位部がゆがんで見えるのは左脛骨、腓骨に焦点を合わせて複数枚の写真を合成して一枚の写真にしているためで右下腿の骨に異常があるわけではありません。

左脛骨、腓骨の骨化はそれなりに順調ですが、まだ創外固定器(Taylar Spatial Frame)を外して歩けるほどは十分には骨化していません。

十分な骨化が完成し早く反対側の脚の延長に取り掛かれるよう骨形成促進超音波機械や副甲状腺ホルモン注射の併用もお勧めしました。

またの御来院をお待ちしております。


Taylor Spatial Frame のメリット
・変形治療も行うことができます

Taylor Spatial Frame のデメリット・リスク
・創外固定器なのでpin site infection (感染)が起きやすい
・骨化が確実になるまで創外固定器を装着しなければならない(延長後髄内釘を併用する場合は早期に外すことが可能です)
→髄内釘を併用しない場合は延長量にもよりますが一年ぐらいの装着を念頭に入れておいた方がよいです。
・キズが髄内釘による脚延長術と比較して目立つ可能性があります。



その他のシステムによる脚延長術の説明

デバスティアーニ法 (創外固定器+髄内釘)
メリット
・創外固定器はTaylar Spatial Frame より早く外すことができます (2~3か月で外します)
デメリット・リスク
・創外固定器なのでpin site infection (感染)が起きやすい
・変形治癒の可能性
・髄内釘の破損、変形の可能性
・キズが髄内釘による脚延長術と比較して目立つ可能性があります。

ISKD(アイエスケーディー):  Orthofix社の製品です。 トラチェット形式て髄内釘を延長します
メリット
髄内釘による脚延長です。 費用がPreciceやStrydeと比較して安い
デメリット・リスク
荷重は約22Kg までとされています。
延長した骨を逆にもどす(縮める)ことができません。
感染した場合は創外固定器による治療になります。 

Precice(プリサイス): NuVasive社の製品です。ERCという磁石を用いた体外装置を用いて髄内釘を延長・短縮します。
メリット
・髄内釘による脚延長です。 
・必要に応じて延長した骨を逆にもどす(縮める)こともできます。
デメリット・リスク 
・荷重は約22Kg までとされています。
・22㎏を超えて荷重をかけた場合は髄内釘が曲がったり、横止めのscrewが折れたりする可能性があります。
・感染した場合は創外固定器による治療になります。

Stryde(ストライド): NuVasive社の製品です。ERCという磁石を用いた体外装置を用いて髄内釘を延長・短縮します。
メリット
・髄内釘による脚延長です。 
・Preciceの後継品で約80㎏程度まで荷重が可能とされています。 →即時荷重 すなわち 術後当日から理論的には歩行可能です。
・必要に応じて延長した骨を逆にもどす(縮める)こともできます。
デメリット・リスク
・感染した場合は創外固定器による治療になります。


by shirayuribeauty | 2020-10-12 01:36 | 整形外科
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