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口元をひっこめる手術 : 上下歯槽骨骨切術(セットバック手術) 術後約5年半
本日ご紹介の患者さんは口元がでているのが気になるとのことで ご相談にお越しになられました。

口元を下げるには
1.矯正
2.上下顎歯槽骨骨切り移動術(上下顎セットバック手術)
3.相対的に口元が下がったようにみえるために顎先前方移動術または顎先プロテーゼ留置術、鼻翼基部プロテーゼ等
4.補綴物による治療

があり、一番の理想的施術は手術に伴うリスクがなく、かみ合わせを理想の位置にもっていく歯科矯正治療になりますが、患者さんは早期の結果獲得を強くご希望され、手術に伴う諸リスクを熟慮しても手術を受けたいとのご希望にて 上下顎歯槽骨骨切り移動術(上下顎セットバック手術) をお受けになることとなりました。

ちなみに上記のなかで 4.の 補綴物による治療は歯の神経の処理が必要となることが多く 歯そのもののの寿命が短くなるので皆さまには可能な限り選択していただきたくはない方法となります。 補綴による上顎前突を治したケースはいわゆる根尖病巣(歯の根っこの先にできるばい菌の塊によるのう胞)ができていたり、ブラックマージン(被せ物をした歯と歯ぐきの間にみえる黒い線や色素の沈着)ができているケースが非常に多いので私個人としては施術お勧め度としては最下位となってしまいます。また歯茎からでた歯の傾きは改善できても歯の根っこの位置は変えられないので口元がこんもりした印象が改善しきれないとのことでやはり手術をしたいとのご依頼も多々あるので でしたら最初から手術で改善したほうがまだよかったのではないかと思うケースにもしばしばお会いします。


口元を下げる量は その方の小臼歯の大きさや位置 で下げられる最大量はきまり、またどのくらい下げたいという希望を加味しています。

本患者さんは上下歯槽骨骨切術(セットバック手術) 術後約5年半になる患者さんです。

上段:術前です
下段:上下歯槽骨骨切術(セットバック手術) 術後約5年半再診時です。

(患者さんのご希望により掲載を中断しました。2019.12.03   
SBM価格で施術をお受けになられる事をご希望の患者さんへ: SBM同意書に記載の通り長期経過の情報開示のため半年以降の再診時の写真も経過の紹介として当ブログ等に掲載される可能性がありますことをご理解の上、SBM価格での施術お申込みをしてくださるようご理解お願い申し上げます。)


横顔も笑顔もより素敵になられ順調な経過です。

またの御来院をお待ちしております。

上下セットバックのメリット
・早期に顔貌 とくに口元の改善が得られます。

上下セットバックのリスク
・希望より口元が下がりすぎた風貌が術後気になる可能性。
・通常第一小臼歯を抜歯して後方に下げますが術後犬歯と第二小臼歯間に多少隙間が生じる可能性。
 その隙間が気になる場合は術後矯正もしくは補綴を要する。
・咬合が不良になる可能性(その場合術後矯正や補綴により改善)
・隣接歯の歯根露出、歯槽骨喪失が生じる可能性 (その場合歯周科的治療を要する可能性)
咬合が変わるため歯根破折が生じる可能性 (状態によっては抜歯しインプラントまたはブリッジの補綴を要する可能性)
・歯肉壊死 歯肉退縮が生じる可能性 (状態によっては歯肉移植等を要する可能性)
・歯槽骨壊死が生じる可能性 (治癒まで約6か月様子をみて場合によっては再建術を要する可能性)
・口蓋瘻を生じる可能性 (生じた場合は通常数か月で閉じますが半年経て閉じない場合は外科的治療を要します)
・感染
・上顎洞炎が生じる可能性
・上下顎の正中が希望通りにならない可能性
・全身麻酔のリスク

先日お心遣いをいただきました。
口元をひっこめる手術 : 上下歯槽骨骨切術(セットバック手術) 術後約5年半_d0092965_04073771.jpg
九州からのお心遣いでした。
ありがとうございます。どうかお気を遣わないでください。



by shirayuribeauty | 2019-11-11 23:56 | 美容外科
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