本日は遡る事26年前の1993年当時の河野官房長官がいわゆる河野談話を発表した日になります。 日本政府の調査では日本軍が慰安婦の強制連行を主体的に行なっていたとする証拠は発見されなかったにも関わらず河野談話では従軍慰安婦の募集には「官憲等が直接これに加担したこともあった」と述べ(証拠に基づかない狭義の強制性の肯定)、以後この発言は政治的に対日外交カードの一つとなってしまった観があります。
3年前の米国下院本会議における第2次大戦中の従軍慰安婦問題をめぐり日本政府に公式謝罪を求める決議案の可決もこの河野談話に基づいて米国のホンダ議員がこの決議案の提出をしたことに端を発しています。
様々な事情から慰安業に従事する女性がいるとは思います。当時の社会情勢の中で生きるためにそうせざるおえなかった、もしくはブローカーにだまされてそのような境地に陥った女性達には同情を禁じえません。
しかし、いわゆるそのような広義の強制性による慰安婦の存在を人権問題とみなすのなら日本占領後に行った米軍による特殊慰安施設協会 (RAA: Recreation and Amusement Association:米軍兵士相手の日本人慰安婦施設) 設置に関する非難決議も道徳的側面からするべきだと我々も米国に詰寄れます。 しかし米国下院の非難決議は河野談話に基づいて存在したとされる狭義の強制性を問題の主軸として行われています。 この狭義の強制性を日本政府が今さら否定しても大衆にはその真意が伝わらずただ単に日本政府が慰安婦問題の存在自体を否定しているように映ってしまうという政治的に非常に難しい事態になってしまっているのが現状です。
政府の要職の方々には自身の発言が国家百年の大計に影響を及ぼしうることを肝に銘じていただきたく思います。
本日ご紹介の患者さんは O脚修正術(がに股修正術)をお受けになられて 術後10日再診時になります。
O脚(内反膝)とは、両膝が外側に彎曲した状態で、左右の内くるぶし(足関節内果部)をそろえても、左右の膝の内側(大腿骨内果部)が接しないものをいいます。
O脚修正術(がに股修正術)は脛骨骨切術を行い 人工骨とプレートを用いることによってO脚(内反膝)を修正する手術になります。
左:術前です
右:O脚修正術(がに股修正術)術後約10日 再診時です
O脚(内反膝)は修正され、まっすぐな脚になりました。
まだ痛みがあるとのことでご感想は「やや満足(4/6)」とのことでした。
これから痛みは引いていきます。
またの再診をお待ちしております。
O脚修正術(がに股修正術)のリスク
・感染
・プレート破損
・数cm のキズ が気になる可能性 等
先日お心遣いをいただきました。
ありがとうございます。 どうかお気を遣わないでください。