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左下腿 脚延長  precice(プリサイス)  術後約7週間
今日は北方領土の日です。
安政元年12月21日(新暦に直すと1855年2月7日)に日露和親条約が結ばれ、北方領土が日本の領土として認められたことに由来しています。

Today is the commemorative day of Japanese "Northern Territories".
This stems from the historical fact of on February 7th 1855, when the The Treaty of Shimoda was singed.
The treaty was to build official relations between Japan and Russia and to draw their border between Etorofu and Uruppu in the Kurile Islands.
This meant the "Northern Territories" were acknowledged to belong to Japan.




本日ご紹介の患者さんは日本国内で始めてpreciceという脚延長の機械で手術をお受けになられた患者さんです。

プリサイス:preciceの長所は髄内釘であり創外固定器と異なり延長器具が体内に内蔵されるため外からはわからない、感染のリスクが低いこと そしてなによりも骨の出来が悪い時にいったん縮めることができることです
短所は費用が非常に高額なことです(両脚で1000万円を超えます)

同じ髄内釘による骨延長器具としてISKDがありますがISKDにはない「骨の出来具合が悪い場合に途中で短縮もできる(短縮すると骨ができやすくなる)」というメリットに非常に魅かれた勉強熱心な患者さんのたっての希望とちょうど本年米国に研修に行った際に業者さんとよく話し合うことができましたので米国より輸入して施術を行いました。

メーカーのNuVasive社の話ではいままで問い合わせてきた日本人Drはいたが実際に輸入して手術をしたのは私が初めてだそうです。
本邦初の手術ということでわざわざ米国からNuVasive社のスタッフさんがきて手術に立ち会ってくださいました。



左:術前です                  右:左下腿precice 術後約7週間再診時です
左下腿 脚延長  precice(プリサイス)  術後約7週間_d0092965_02560853.jpg
現在左下腿延長中です。 現時点で左下腿は約3cm伸びています。  左下肢のO脚(いわゆる がに股)も治ってきました。

患者さんはお仕事もされつつ延長を頑張っていらっしゃいます。

5cm以上の延長を目指して頑張っていきましょう!

またの御来院をお待ちしております。

先日お心遣いを戴きました。
左下腿 脚延長  precice(プリサイス)  術後約7週間_d0092965_02595511.jpg
ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。


by shirayuribeauty | 2018-02-07 23:52 | 整形外科
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