本日ご紹介の患者さんは 外性器へのピアスをご希望された患者さんです。
希望部位としてFourchette piercing をご希望されました。
Fourchette piercing: フォルシェ・ピアッシングは、肛門側の会陰部にある陰唇小帯に施術する女性器ピアスになります。
個人的には「身体髪膚、之を父母に受く、敢えて毀傷せざるは、孝(こう)の始めなり」の価値観を持つ人間なのでピアスには反対です。
しかし 請け負う医師がいないため ピアスやアートメイク等の施術が地下にもぐり 非医師による医療行為がなされるのも良いとも思いません。 また個人の趣向は様々でありそれはそれで成人された方がご決断されたことに関しては意志を尊重し可能な限りのご助力をして差し上げるのも医師としての務めと思っております。
患者さんの強いご希望によりフォルシェ・ピアッシングを施術しました。
上段:術前です
下段:術直後です

フォルシェ・ピアッシングは肛門部に近いためピアッシングホールが上皮化するまで約3週間は創部管理を特に気を付けていただきたいと思います。
またの再診をお待ちしております。