本日ご紹介の患者さんは性交痛でお悩みで他院にて処女膜切開術を4か所うけるも性交痛の改善が一切みられずご来院された患者さんです。
前医では切開はできているので問題はないはずだとのことだったとのことです。
診察してみると 患者さんは疼痛過敏処女膜および誘発性膣前庭炎の状態でした。
おそらく 前医では強靭処女膜との診断のみで 疼痛過敏処女膜および誘発性膣前庭炎の診断ができなかったのか治療方法がわからなかったのかもしれません。
性交痛の原因としては
・心理的要因
・強靭処女膜
・疼痛過敏処女膜 または 誘発性膣前庭炎 等
があげられますが診断が間違うと治らず正しい治療をうけるまで時間的、経済的損失を被る事になります。
特に強靭処女膜と疼痛過敏処女膜や誘発性膣前庭炎は別物であり治療法も異なるので注意が必要です。
本症状でお悩みの女性が適切な診断および適切な治療をお受けになられることができることを切に願います。
本患者さんに対してはと打つ過敏処女膜および誘発性膣前庭炎に対する治療を行いました。
術後半年 御感想表です
術前には痛みのあまり指1本も入らなかった膣に直径27mmのディルド:dildoがはいるようになりました。
一般的にはこのサイズがはいれば多くのケースにおいて性交渉は可能なのですが本症例においてはパートナーのサイズが約42mmとの事でまだ治療を要する状態と判断されました。
15mm程度であればdildoにて徐々に拡張可能と思われますが手術治療ご希望であれば再拡張いたしますのでまたの御来院をお待ちしております。
先日お心遣いをいただきました。
ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。