本日ご紹介の患者さんは中顔面短縮術(LeFortⅠ型骨切術、SSRO)を約2年前に,下顎下縁スティック骨切術を約1年前に、頬骨ブーメラン骨切術、顎先骨切前方移動術を約1.5か月にお受けになられた患者さんです。
上段:術前です下段:中顔面短縮術(LeFortⅠ型骨切術、SSRO)を約2年,下顎下縁スティック骨切術を約1年、頬骨ブーメラン骨切術、顎先骨切前方移動術を約1.5か月再診時です

御感想はふつう(3/5)とのことです。
輪郭手術の完成は約半年後になります。 またの再診をお待ちしております。
私の宝物その2
本日ご紹介の私の宝物は 以下の ノミ になります。
これらのノミは日本で最初にLeForⅠ型骨切り術を行った 上石弘先生(医師、歯科医師,元近畿大学形成外科教授)より賜ったノミになります。
数々の手術をご一緒させていただいて上石先生の手術のうまさ、特にノミさばきには心底感服しました。
整形外科をはじめとして様々なノミの名手の先生方に師事させていただきましたが顔面骨の手術において上石先生のノミ捌きは神の技術といっても過言ではありません。 そんな上石先生からオペ前の控え室でふとした談笑中に「これは長年僕がルフォーとSSROに使ってきたノミだが記念に差し上げましょう」と戴いた時には感涙いたしました。
どれだけの方がこのノミで上石先生によるLeFort骨切術や下顎矢状分割術をお受けになられてきたか想像するだけでも気が遠くなりますが私にとってLeFort手術の生神様のお一人である上石先生から賜ったこのノミは私にとって神器であると同時にこのノミを使って手術する時は神の御加護を感じるとともに一層身が引き締まります。