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中顔面短縮術(LeFortⅠ型骨切術)+下顎矢状分割術
本日ご紹介の患者さんは 中顔面短縮術および中顔面短縮術(LeFortⅠ型骨切術)+下顎矢状分割術をお受けになられた患者さんです。

口蓋は馬蹄形骨切術を行い前方を4mm後方を7mm拳上し全体を3mmセットバックしています。

左:術前です                       右:術後約1.5か月再診時です
中顔面短縮術(LeFortⅠ型骨切術)+下顎矢状分割術_d0092965_1194693.jpg

御感想は「ふつう(3/5)」とのことでした。

より下あごを小さくするのをご希望の場合 スティック骨切術をお受けになられるとよいかもしれません。
またの再診をお待ちしております。



ルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM:sagittal splitting method of mandibular ramus またはSSRO:sagittal splitting ramus osteotomy )のリスク

1.全身麻酔の事故のリスク (約7万件の全身麻酔に1件の麻酔死亡事故確率の統計調査報告等あります)
2.術後の腫れによる気道閉塞 → 気管切開等必要になる可能性
3.感染
4.感染や血流不良による歯肉や歯槽骨の壊死、欠損
5.プレートやネジがゆるんだりして再手術になる可能性  
6.咬合の安定化まで時間を要する。場合によっては術後矯正が必要になる可能性。
7.眼窩下神経麻痺や下歯槽神経麻痺の可能性
8.出血
9.鼻中隔湾曲が生じる可能性
10.口蓋瘻が生じる可能性
11.鼻の形態が変わる可能性
12.歯の違和感がしばらく残存する可能性
13.蝶口蓋動脈や大口蓋動脈に動脈瘤が生じ術後しばらくして突然止血困難な鼻血出血が生じる可能性
14. 術後耳管機能障害を発症する可能性(通常は数日から数週で改善します)
15. 上顎骨馬蹄形骨切術を併用した場合、口蓋の天井が低くなることにより構音上発音しずらくなる音が生じる可能性
16.外国の報告においては発生率は稀と思われますが「失明」の報告があります。(一応この合併症を避けえる術法はありとされており私もその術法にのっとって手術をおこないますが絶対おこらない保証はありません。) 日本国内のケースでは私が浅学なのか見聞したことはありません
by shirayuribeauty | 2015-12-24 01:17 | 美容外科
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