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乳頭形成 (陥没乳頭修正)
本日ご紹介の患者さんは 乳首にピアスをいれたい そのためには ピアスが入るぐらい乳首を出したい とのご希望にて乳頭形成術(陥没乳頭修正) をお受けになられた患者さんです。


上段:術前です
下段:術後約4か月再診時です
乳頭形成 (陥没乳頭修正)_d0092965_251777.jpg

(写真はクリックすると拡大します)

ご感想は「満足(5/5)」と順調な経過です。

またのご再診をお待ちしております。




先日ある先生よりメールをいただきました。


拝啓
以下略
(身元バレが御不安との連絡を後日いただきましたので掲載を取り下げました)

よく見学ご希望のメールやお願いをされます。
私も一期一会の精神で、お願いをしてくださった先生方のご希望をかなえて差し上げたいのですが当院は大学病院と異なり小さなプライベートクリニックなので患者さんのご希望が最優先となりますので患者さんが「遠慮願いたい」とおっしゃれば見学はできません。

また現在大変混んでいる状態なので私自身が診療で手一杯でなかなか見学の方々のご対応までの余裕がないのも現実です。

個人的には就職した以上は経営的に不安定だったらそれを在職させていただいている組織に対する恩返しとして持ち直すぐらい組織人として努力していただきたいと思います。 
数か月単位であちこち移動していては修練も中途半端になるでしょう。
石の上にも3年ではないですがまずは3年は努力してみてはいかがでしょうか?

とはいっても私もある美容外科に就職して数か月で離職した経験があります。
それは倫理的に私と合わない組織体質だったからです。

包茎手術で数十万~百万と課金し、当時の私には「ぼったくり」に見えました。

ただ数か月とはいえお世話になった組織でしたからせめてお仕事の邪魔にならないようにその組織の収益源となっていた包茎手術等は当院開院以降は行っておりませんでした。
数年という年月がたち、お世話になったクリニックも諸般の事情で倒産し、かつ麹町メディカルクリニックを開院し保険診療も可能となった際に、保険診療で廉価に治療してさしあげることができたらと包茎治療をメニューにいれましたが なんと開院以来一件もご依頼がなく麹町クリニックは約4年の開院期間を経て当法人の移転に伴い昨年閉院となりました。

大手美容外科在職時代の技術は相当未熟だったと反省していますが当時の私の包茎手術に多くの方々が何十万~百万以上支払い、その後ある程度外科技術が熟練した私や脇山先生の保険診療で数万での負担の手術には誰もご依頼にいらっしゃらない・・・・  この現実はいかに多くの方々が広告にて医療、医師を選択している事実の表れだと思います。


それが故に あれは「ぼったくり価格」ではなく社会における「適正価格」だったんだと理解するようになりました。  


ただ外科手術を研鑽すればするほど外科手術には思わぬ落とし穴がありこれは宣伝までして行うものではなく、お悩みを抱えた方々が適切な医師を探して、メリット デメリットをその医師からよく聞き、熟慮し、手術を受けるか判断し、最終的に医師が患者さんからご依頼されて行うものであると思います。

宣伝をしてよい美容医療行為とはリスクが軽微な脱毛の類程度でしょう(それでもヤケドのリスクはありますが)。

簡単な施術を一般的に思われているヒアルロン酸注射ですら組織壊死や失明のリスクがあります。

かといって広告がまったくないと当院で勉強したいといってくださる先生方に割り当てることのできる患者さんが非常に少なくなります。  すなわち質が担保された医師の育成ができません。 矛盾に満ち満ちていて悩みます。

これが 商業的美容外科で指導医までなさった 美容外科X 先生の言葉を借りれば 商業主義美容外科だと「ドクターがどんなドクターか気にしない患者さんが山のように来る」とのことですから もし当院が広告をうって集患しているクリニックであればはるか先生をはじめとする美容外科を研鑽したく当院の門をたたいた先生達に多くの経験を積まして差し上げることができたのかもしれません。

次世代の医者を育てられない医療機関は片手落ちだと思います。
現在、正直いって当院は片手落ちだと思います。  忸怩たる思いです。

        商業的広告をせずに次世代の医師を育成できる医療機関になる。

そのようなことが実際に可能かどうかはわかりませんが健全たる美容医療の発展のためにも模索していきたいと思います。


話が脱線しました。

 いろいろ書きましたが 倫理的に合わない、 残念ながら倒産してしまった等の諸般の事情があるかもしれません。 強いご希望があればDr_shirayuri@hotmail.co.jpにご連絡ください。
ただ 美容外科道を求道するのではなく高い給与等のQ.O.Lの向上をお求めらなら現時点での日本の美容医療の現状として正直、商業美容外科御就職のほうがご希望にかなうと思います。
by shirayuribeauty | 2015-03-02 23:02 | 美容外科
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