本日ご紹介の患者さんは頬骨再構築術後約9年、小鼻縮小術(内側法)術後約8年、 頬骨前方削り術後約5年、鼻根縮小術術後5年の患者さんです。
左:術前です。
右:頬骨再構築術後約9年、小鼻縮小術(内側法)術後約8年、 頬骨前方削り術後約5年、鼻根縮小術術後5年再診時です。
頬骨手術は初代しらゆり院長であった福島先生と手術しました。
かつてのカルテをみてもう約9年もの歳月が経たことに思いをはせまたもや目頭が熱くなりました。
諸般の事情により福島先生は院長職を私伊藤に禅譲し現在は一流の脊椎外科医として臨床の現場の第一線で活躍されています。
尊敬する外科医の盟友として福島先生とまた一緒に手術ができたら幸甚の至りです。
本患者さんは小鼻内側法は戻りもなく、骨切手術は後遺症なく順調な経過です。
といいたいところですが 患者さんとカウンセリングルームで「そういえば昔ブログに・・・」と話題になり写真を一緒にみていたところ
小鼻脇が赤かったのでフラクショナルレーザーをなんで当時あてたのか尋ねたところ「先生のところで小鼻縮小をやって1~2年後に他院で外側法の小鼻縮小をやってそのキズが気になって・・・」とのことでした。
おもわずズッコケました。
自分自身 LTS(Log term stability :長期安定性)が重要だと思い長期経過の患者さんに深謝しつつご紹介していましたが、思えば患者さんは私の手術以外にも色々他院さんで手術等されている可能性があり、根掘り葉掘り詳しくその後を聞かないと正しく長期予後が診れているわけではないんだなと痛感した次第でありました。
よって本患者さんは「小鼻内側法は戻りもなく、骨切手術は後遺症なく順調な経過です」 ではなくて
「当院での小鼻縮小後(内側法) 数年後他院にて再度小鼻縮小術(外側法)をお受けになられ、骨切手術は後遺症なく順調な経過です」 と表現するべきでした。
2012年7月2日の記事を訂正させていただきます。
またの御再診をお待ちしております。