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中顔面短縮術(LeFortⅠ型) + 下顎矢状分割術(SSM) + 顎先中抜き前方移動術
本日ご紹介の患者さんはお顔を小さくしたいとのご希望にて中顔面短縮術(LeFortⅠ型) + 下顎矢状分割術(SSM) + 顎先中抜き前方移動術をお受けになられた患者さんです。


上段:術前です。
下段:術後約2~3週間再診時です。
中顔面短縮術(LeFortⅠ型) + 下顎矢状分割術(SSM) + 顎先中抜き前方移動術_d0092965_5344459.jpg

上顎骨はLeFort1型骨切術にて上顎骨を前方4mm 後方5mm拳上し全体を2mm後方に下げています。
鼻腔容積を可能なかぎり保つために硬口蓋に馬蹄形骨切術+蛇腹骨切術を併用しています。

下顎は下顎矢状分割術(SSM:sagittal splitting method of mandibular ramus )と顎先中抜き前方移動術を行っています。 顎先は約7mm中抜きしています。

よって顔面高は約11mm小さくなっています。

御感想は「何ともまだいえません」とのことでした。
腫れ等気になられているとのことですが輪郭手術の完成は約半年を要します。
腫れは日にち薬で徐々にひいていくでしょう。

またの御再診をお待ちしております。





ルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM:sagittal splitting method of mandibular ramus またはSSRO:sagittal splitting ramus osteotomy )のリスク

1.全身麻酔の事故のリスク (約7万件の全身麻酔に1件の麻酔死亡事故確率の統計調査報告等あります)
2.術後の腫れによる気道閉塞 → 気管切開等必要になる可能性
3.感染
4.プレートやネジがゆるんだりして再手術になる可能性  
5.咬合の安定化まで時間を要する
6.眼窩下神経麻痺や下歯槽神経麻痺の可能性
7.出血
8.鼻中隔湾曲が生じる可能性
9.口蓋瘻が生じる可能性
10.鼻の形態が変わる可能性
11.歯の違和感がしばらく残存する可能性
12.日本国内のケースでは私が浅学なのか見聞したことはありませんが外国の報告においては発生率は稀と思われますが「失明」(一応この合併症を避けえる術法はありとされており私もその術法にのっとって手術をおこないますが絶対おこらない保証はありません。)・・・ 外国の文献に載っています



先日お心遣いをいただきました。
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ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
by shirayuribeauty | 2014-10-11 23:27 | 美容外科
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