今日は大晦日です。
今年も大変いそがしい年でした。 今年の安部総理の靖国参拝は様々な議論を社会的には引き起こしたと思います。 安部総理による談話「恒久平和への誓い」 本日、靖国神社に参拝し、国のために戦い、尊い命を犠牲にされた御英霊に対して、哀悼の誠を捧(ささ)げるとともに、尊崇の念を表し、御霊(みたま)安らかなれとご冥福をお祈りしました。また、戦争で亡くなられ、靖国神社に合祀(ごうし)されない国内、及び諸外国の人々を慰霊する鎮霊社にも、参拝いたしました。 御英霊に対して手を合わせながら、現在、日本が平和であることのありがたさを噛(か)みしめました。 今の日本の平和と繁栄は、今を生きる人だけで成り立っているわけではありません。愛する妻や子どもたちの幸せを祈り、育ててくれた父や母を思いながら、戦場に倒れたたくさんの方々。その尊い犠牲の上に、私たちの平和と繁栄があります。 今日は、そのことに改めて思いを致し、心からの敬意と感謝の念を持って、参拝いたしました。 日本は、二度と戦争を起こしてはならない。私は、過去への痛切な反省の上に立って、そう考えています。戦争犠牲者の方々の御霊を前に、今後とも不戦の誓いを堅持していく決意を、新たにしてまいりました。 同時に、二度と戦争の惨禍に苦しむことが無い時代をつくらなければならない。アジアの友人、世界の友人と共に、世界全体の平和の実現を考える国でありたいと、誓ってまいりました。(平成25年12月26日 安倍晋三) 私は総理には靖国神社と千鳥ケ淵戦没者墓苑の両者を同日に参拝することが総理の上記意志がより対外的に明確になると思います。 是非来年には無名戦士の墓苑である千鳥ケ淵戦没者墓にも参拝していただきたく思います。 皆様のお陰で今日のしらゆりビューティークリニックがあると思います。 ありがとうございました。 来年もよろしくお願い申し上げます。 本日ご紹介の患者さんは他院にて小陰唇修正術をお受けになられるも変化があまりなくイモ虫のようになっていてキズ痕と陰核が目立つので修正のご希望ということでご来院された患者さんです。 また肛門の余剰襞もきれいに整えたいとのご希望でいらっしゃいました。 診察した結果、陰核の肥大はそれほど気にされなくてもよいのでは?とアドバイスさせていただき、ご希望されていた陰核縮小術はとりやめ、他院小陰唇縮小形成術 術後修正術 陰核包皮縮小形成術、肛門美的形成術をお受けになられることとなりました。 左:術前です。 右:術後約3週再診時です。 (外性器の全体像はエキサイトブログの規約に反する可能性があるため当院HP上の右欄の「婦人科・肛門」のタグにてパスワード制で閲覧可能としています。 手術を御検討されていて閲覧御希望の女性はクリニックまでお電話くだされば幸いです。メールでのお問い合わせに対しては性別判定ができないためパスワードをお教えできません。) 順調な経過です。 またの再診をお待ちしております。 婦人科手術は上手くやろうとも雑にやろうとも評価されない分野の手術ですからあまりきちんと解剖のanomalyまで頭に叩き込んで手術する先生が少ないかもしれません。 修正手術でこられる方々に余剰襞の取り残しが非常に多いです。 患者さんは「手術したけど何かがおかしい?」と悩んで私のところにこられます。 もし美容外科医でこのブログを読まれている方がいらしたらそこの部分の整形処置をきちんとしてあげて頂きたく思います。 評価されない仕事でも手を絶対抜かないのが外科医として大切だと思います。 婦人科手術のカウンセリングにおいて小陰唇や大陰唇縮小手術の麻酔についてよく聞かれます。 私が行っている麻酔の方法は以下の五通りがあります。 1.局所麻酔 長所:最も安全 (それでも麻酔薬に対するアナフィラキシーショックの可能性は数十万件に1件程度はありえる。) 短所:他の2.3.4.5と比較すると麻酔時に最も痛い方法なので麻酔薬注入時の疼痛軽減のために麻酔薬のPH調整、吸入ガスの使用、表面麻酔剤の使用等を行い複合的方法で痛みを軽減する。 2.陰部神経ブロック 長所:他の3.4.5.の方法に比べてリスクが少ない。痛みが少ない。 短所:万が一血管内に麻酔薬が入れば局所麻酔薬中毒を発症する可能性、麻酔施行医がこの方法に不慣れな場合、膣、直腸の各粘膜穿孔のリスク、麻酔施行時の不快感 3.硬膜外麻酔(仙骨神経ブロック) 長所:比較的安全で痛みが少ない 短所:2.と同じく万が一万が一血管内に麻酔薬が入れば局所麻酔薬中毒を発症する可能性。 くも膜下ブロックになってしまうと歩行能の再回復に4~5時間を要する場合がある。 その際注入麻酔量が多いと全脊麻(→心肺停止)の危険もなきにしもあらず。 4.サドルブロック(くも膜下ブロックの一種) 長所:会陰部肛門部のみに麻酔が効くため運動機能(歩行能)の障害がない。 短所:急激な血圧低下、悪心、嘔吐の可能性。くも膜という髄液がはいっている膜に針で穴をあけて薬物を注入するため手術後に髄液減少にともなう頭痛がでることがある。 5.全身麻酔 長所:意識がない間に手術が終わる。 短所:完全な意識回復まで個人差があり手術当日の帰宅は安全確保のためタクシー等を要する。 どの方法がベストかはその患者さんが希望する麻酔形態(意識をなくしたいかとか、痛みをとにかく感じたくないとか、可能な限り安全に行いたい等)によりますから私の場合は上記5種の方法から患者さんと話し合いケースバイケースで選択しています。 先日お心遣いを戴きました。 ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
by shirayuribeauty
| 2013-12-31 23:49
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