今日は1949年 オランダがインドネシアの主権を放棄しインドネシア連邦共和国の成立した日です。インドネシア自体は1945年8月17日にスカルノ、ハッタが独立宣言を声高に宣言しましたが日本の敗戦後再びオランダの占領下になりました。
インドネシアの独立を応援していた日本兵の中には敗戦後オランダ軍管理下におかれてもインドネシアの独立を陰ながらも援助しその地に残った約2000名の日本兵のうち約1000名がオランダからのインドネシア独立戦争で命を落としたといわれています。ジャカルタの英雄墓地には独立戦争で命を落とした日本兵が葬られ、今も日本に感謝の意を込めて、独立記念日の祝典では、インドネシア人が日本兵の服装をして国旗を掲揚するそうです。
以前に観た「ムルデカ」(インドネシア語で「独立」)という映画が思い出されます
他国の独立のために命を賭けた日本兵・・ 美しかった日本人として多くの無名日本兵に敬意を表したいと思います。
本日ご紹介の患者さんは既往として額アパタイト形成術をお受けになられたことがあります。
今回、中顔面の持ち上げおよびほうれい線の改善をご希望され
骨膜下ミッドフェイスリフト(エンドタインリフト)、法令線プロテーゼをお受けになられました。。
骨膜下リフトは顔面軟部組織を骨膜下で剥離して持ち上げるため顔面神経損傷等のリスクがありません。
そのかわり皮膚表面に張りをもたせるというよりも全体的に軟部組織を持ち上げるリフトになります。
上段:術前です。
下段:術後約2か月再診時です。

美容外科医的にはミッドフェイスリフトで期待される頬のOgee curve(オージーカーブ)は得られており手術的には成功と思われましたが、御感想は「不満(1/5)」ということでした。
「先生の技術が悪いわけではありません。完全に私の選択ミスです。」と気遣ってくださいましたがやはり医師として患者さんのご希望と手術の結果のイメージの打ち合わせをもっともっと綿密にしていたら手術をお受けにならなくて済んだのではないかと思うと忸怩たる思いです。

お役にたてず申し訳ありません。
可能な限り皆様に御満足いただける手術結果を提供させていただきたいですが実際はなかなかそうもいきません。 私に現在できることは甘言を弄する広告をうつことなく、事実を正直にありのままに掲示し、今後美容医療をお受けになろうと考えている方々に熟慮していただく一助としていただき、私は私で美容外科道の求道者の一人として日々必死に考え、勉強し研鑽を積んでいくことだと思います。
ただ、手術というのは完成に半年を要しますのであせらず様子をみていただければ幸いです。
1~2か月後には「不満(1/5)」という結果の方でも半年後には「満足(5/5)」となられた方も多くみてきましたので御感想が好転されるのを願っています。
追記記事:
2017.05.02
先日お心遣いをいただきました。

ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。