本日ご紹介の患者さんは他院にて二重切開、目がしら切開、目じり切開、眼瞼下垂修正術をうけた既往のある患者さんです。
今回脂肪取りとたるみ取りをお受けになられたが術後より右目の開きが悪いとのことで前担当医より紹介されました。
診察上一部癒着が生じているようでした。
通常目の修正は最低3か月、可能な限りは半年は期間をあけたほうがよいのですがこの目で三か月お過ごしになるのはさすがにつらかろうと判断し術後まだ9日しか経っていませんでしたが前担当医からの御依頼もあることですしお引き受けすることとしました。
上段:術前です。
下段:術直後です。

術直後から目は開くようになりました。
一週間後再診時の御感想は満足(5/5)と順調な経過です。

またの御再診をお待ちしております。
手術というものは基本的には執刀医が最後まで責任をもつべきですが医師の手を変えればうまくいくこともありますし自分の力量を超えていると判断しうる事態が万が一生じてしまった場合は他医を紹介するのも医師の力量のうちの一つだと思います。
自身も私以外の医師がその方にとって適切だと判断すれば積極的に紹介するようにしていますし、またご紹介も所属の派閥に一切こだわらずお引き受けしています。
患者さんが最短で最高の結果をだすため鋭意努力できるように医療界全体で日々精進していければと思います。