本日ご紹介の患者さんはエランセ(L)による顎先形成術をお受けになられた患者さんです。
エランセは一般的な外科的領域で使用される吸収糸PCL(poly-caprolactone)を粒子状にした物質とカルボキシメチルセルロ―スを基材とした100%生体吸収される素材でできているフィラー剤(注入剤)になります。
PCLは生体反応により、注入した部位周辺の自己コラーゲンが新生されます。
ヒアルロン酸のように分解注射で分解することはできませんが ヒアルロン酸より長期間持つという点で優れています。
今回用いたエランセ(L)は約3年の持続効果があるとされています。
左:術前です。
右:エランセによる顎先形成術 術後約3週間再診時です。

御感想は「満足(5/5)」と順調な経過です。
またの御再診をお待ちしております。