本日ご紹介の患者さんは右胸が左胸と比較し小さいのが気になるとのことで右胸脂肪移植豊胸術をお受けになられた患者さんです。
上段:術前です。
下段:術後約1か月再診時です。
御感想は「満足(5/5)」と順調な経過です。
追記記事:
20150129
脂肪移植豊胸の完成は約半年かかります。
サイズが定常状態になることを祈りますがもしサイズの減少により再度脂肪移植をご希望される場合はご遠慮なさらず御連絡くだされば幸いです。
またの御再診をお待ちしております。
先日約7年ぶりの患者さんが私のカウンセリングにいらっしゃいました。
「(先生は)ずいぶん優しくなった。 前は威圧感があって怖かった。」と言われて昔怖い思いをさせていたのかと大変恐縮するとともに昔から特に変わっていないと思っている自分としては意外でしたが 当時少女であった患者さんが大人になられて余裕がでられたのであろうからそのようにお感じになるのであろうと自分を納得させることにしました。
そんな彼女の口から聞いた言葉は
衝撃的でした。
「あるクリニックでエラ~顎にかけて削ったが 削り足りなくて再手術を依頼してもっと削った。 その間に脂肪吸引もやったせいで頬がすっきりしたのだがそのクリニックの症例としては術後1か月の症例として写真として載っている。
正確には二回目の再手術の術後1か月時点の写真だしそもそも頬がすっきりした原因となる頬の脂肪吸引のことは書いていない・・・。 また記事には「神経の感覚も回復してきており・・」と書いてあるけど回復どころか今でも全く顎のあたりの感覚はない・・・。 いかにも一か月後にはきれいなV字カットになったように記事に書いているので○○先生らしいな・・」と
その医師からすると患者さんが最終的な結果がよかった症例であり多少強引に経過を創作してでもうまくまとめて症例写真としたかったのかもしれません。 しかしこのようなことがまかり通っていると美容外科医に対する患者さんの信頼は失われていくと思います。
私には事実かどうかわかりませんが聞いて臨床経過のある意味詐称的公示は残念だなと思いました。
ただこの患者さんは結果としては担当医師には非常に感謝しており何の気なしにお話してくれたであろう言葉の数々で、容姿への異常な囚われから抜け出せ始めた事実があるとのことで「感謝の想いが消える事は一生ありません。」とのことでした。
患者さんの悩みを解決してさしあげた事実に対して敬意を表します。 これは偽らざる気持ちです。
しかし臨床経過または結果のある意味詐称的公示はそれがもし事実なら非常に残念であり悲しいことです。
患者さんの悩みを解決して差し上げることのできる力量のある先生なのですから変な小細工はする必要はないはずです。 先達たる医師として尊敬できる背中を見せてほしいと思います。
何かの誤謬であってほしいと願います。
今年は暑い夏です。
すべてが猛暑の陽炎がつくりだした虚構の夢姿であってほしいと願うばかりです。