本日は1942年に米軍が
ガダルカナル島に上陸した日になります。
このガダルカナルの戦いに日本軍は敗戦を重ね1943年2月1日に撤退作戦が開始されるまで戦死者は約5,000名その三倍の約15,000名は餓死と戦病死で亡くなりました。 あまりの飢餓状態にガダルカナルは飢島(がとう)と呼ばれました。
本日ご紹介の患者さんは上下の口元がでているのを改善したいとのご相談にて御来院された患者さんです。
歯の矯正による改善をお勧めしましたが早く結果を得たいとのことでカウンセリングの結果 上下顎セットバック (上顎 Wassmund法 下顎 Kole法骨切術)をお受けになることとなりました。
最近立て続けに他院にて上下セットバックをお受けになられた患者さんが「口元が下がりすぎた。 こんな風になるなんて知らなかった。 もとに戻したいのに担当医が取り合ってくれない。」 「骨を切った近くの歯の根っこがみえるようになってしまい治したい」 「骨を切ったところが凹んでしまった(歯槽骨の喪失)を治したい」と数人ご相談にこられたこともあり上下セットバックは新たな悩みが生じる可能性もあるためその危険性を強調し下がり程度をどの程度にするか念入りに相談させていただいたところ「下がりすぎてもいいのでよろしくお願いします。」ということでしたのでご依頼をお引き受けすることとしました。
上段:術前です。
下段:約1か月半再診時です。
術後の歯のかみ合わせもバッチリです。
ご感想は「満足(5/5)」と順調な経過です。
またの御再診をお待ちしております。
上下セットバックのリスク
・希望より口元が下がりすぎた風貌が術後気になる可能性があります。
・通常第一小臼歯を抜歯して後方に下げますが術後犬歯と第二小臼歯間に多少隙間が生じる可能性があります。
その隙間が気になる場合は術後矯正もしくは補綴を要する可能性もあります。
・歯科学的知識がない術者に執刀されると咬合がおかしくなる可能性があります。
・歯科学的知識がない術者に執刀されると骨切り隣接歯の歯根露出、歯槽骨喪失が生じる可能性が高まります。
・手術の際の剥離範囲を必要最小限にしないと区域骨領域が壊死し同部位を修復するのに他部位から骨を移植したり等大変な事態になり得ます。