人気ブログランキング | 話題のタグを見る
中顔面短縮術 : ルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM)
本日ご紹介の患者さんは中顔面を短縮したい、小顔になりたいとのご希望にてご相談にこられた患者さんです。

中顔面を短縮するにはLe Fort I 型骨切術にて上顎骨を中抜きすることが必要なので大学病院の口腔外科等設備の整ったところで手術をお受けになられることがご自身のためである旨をお話しいろいろな施設に相談にいくようにお勧めしましたがどこも引き受けてくれないとのことでご依頼をお引き受けすることとしました。

ルフォーⅠ型骨切術単独では下顎骨のauto rotationにより切端咬合になり口元がやや前方にでた顔になってしまうと判断しましたのでルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM:sagittal splitting method of mandibular ramus またはSSRO:sagittal splitting ramus osteotomy )を同時におこないました。


上段:術前です。
下段:術後約10日再診時です。
中顔面短縮術 : ルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM)_d0092965_4521374.jpg

上顎前歯の唇側傾斜(U1 to FH)が大きかったために同時に改善する目的にて前方部分は約2.5mm  後方は4mm上方にあげています。 上顎骨後方部分はsonopetという超音波骨切削機械をもちいて大口蓋動脈を温存しLefortⅠ型骨切術を遂行しました。

美容外科で行うルフォー (Le Fort) I 型骨切術として小鼻は広がらないように術中処置をおこなっています。


まだまだ腫れている時期です。 これからもっと小顔になっていくでしょう。
またの再診をお待ちしております。


追記:130508
130710
2013.12.23

ルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM:sagittal splitting method of mandibular ramus またはSSRO:sagittal splitting ramus osteotomy )のリスク

1.全身麻酔の事故のリスク
2.術後の腫れによる気道閉塞 → 気管切開等必要になる可能性
3.プレートやネジがゆるんだりして再手術になる可能性  
4.咬合の安定化まで要する時間
5.下歯槽神経麻痺の可能性
6.小鼻が広がる可能性



先日お心遣いをいただきました。
中顔面短縮術 : ルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM)_d0092965_4581890.jpg

ありがとうございます。  どうか御気を遣わないでください。
by shirayuribeauty | 2013-04-09 23:45 | 美容外科
<< 顎下脂肪吸引 術後2年    ... 目尻切開 術後約2年半 >>