本日ご紹介の患者さんは既往として他院にて顎プロテーゼ留置術をおうけになられていますが、口元の突出している感じが気になる、顎がないのが気になるとのことでした。
口元を後方に下げて より上品な口元にするのに上顎、下顎同時セットバック(歯槽骨骨切り後方移動術)を予定しました。 顎先はプロテーゼを抜去しご自身の骨で顎先を形成するべく顎先骨切り前方移動術を施術しました。 その結果
術後早期は御満足(5/5)という御感想でしたが、術後8か月の時点で不満(1/5)という御感想となりました。
術前は「しゃくれるぐらい顎を出して欲しい。」とのご希望をおっしゃっていましたが実際の手術の際は顎の出具合が後日気になるといけないと考え、側貌においてE-lineがまっすぐになる程度に骨片の前方移動をおさえました。 しかしそれでも「やっぱり顎が前に出過ぎた感じがする。」とのことで多少顎を小さく後退させることをご希望され修正手術を希望されました。
修正手術を計画しましたがその後ご連絡がなく約3年後の本日再診にいらっしゃいました。
この3年間の間に顎が前に出過ぎた感じを改善するために他院にて顎先削りをお受けになられたとのことでした。
上段:術前です。
下段:上顎、下顎同時セットバック(歯槽骨骨切り後方移動術)、他院顎プロテーゼ抜去後顎先骨切り前方移動術 術後3年 他院にて顎先骨削り術後)

他院で修正手術(顎先骨削り)を受けるも変わっていないので当院での修正手術を希望されるとのことでした。
変化がなかったのでしたらその執刀医に再手術をかけあうべきである旨をお話しましたが当院での修正手術をご希望されました。
承知しましたので手術のご予約のご連絡をお待ちしております。
先日お心遣いをいただきました。

ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。