本日ご紹介の患者さんは形成外科A医師により小鼻縮小術をおうけになられ小鼻の毛穴が目立つキズが小鼻の脇に残った、形成外科B医師により鼻孔縁拳上術をお受けになられ その後より右小鼻肉厚 重みを感じるとのことで修正を求めてご来院された患者さんです。私としては修正を執刀した前医にお願いしてほしいと総計5枠=100分にわたるカウンセリングで御説得させていただきましたが「前のクリニックでは鼻翼を鼻孔に巻き込んで縫っているのでかえって厚ぼったく感じる。小鼻も鼻の穴も広げたい。 この詰まった感じを広げたい。 前の医師ではこれ以上はできないといわれた。」と修正手術を切望されました。
私としては患者さんとお話ししていて印象として
・キズが気になるだろうから手術は勧めない キズは消えない!!!!!
・他院にて小鼻縮小(形成外科医A)、鼻孔縁拳上術(形成外科医B)と二度も切開しているので血流が悪くなっているので手術をすると壊死する可能性がある その場合永久的な瘢痕が残る!
・具体的にどういう形態になりたいのか? 私自身患者さんの希望形態がよく理解できないからよい結果をご提供できない
とお話させていただきましたが私のこのブログの数々の症例写真をご持参され「このようにやってほしい」と切望されたためご依頼をお引き受けしました。
上段:術前です。
下段:術後約3か月再診時です。

ご感想は「現状では社会復帰は難しいです。 鼻翼の厚さを含む形の左右差を整えてほしい。右の鼻翼の厚さが気になる。 不満(1/5)」とのことでした。
キズは今後アフターケアのレーザー治療等で目立たなくなっていくでしょう。しかし患者さんがお求めになられている鼻翼の厚さのこれ以上の修正や鼻翼の形態のこれ以上の修正は難しいと考えます。
再手術をご希望されましたが私にはご希望にこたえる手術結果をだすことはできないと思います。
日本全国の美容外科、形成外科医を巡られ 私のこのブログの症例写真をくまなく見て総計100分にわたるカウンセリングを経て手術をお受けになられたのにご満足のいく結果をご提供できず申し訳ありませんでした。
またの再診をお待ちしております。