インターネットニュースで津波の被害にあわれる直前まで防災無線放送の職務を全うされた遠藤未希さんの記事を読みました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110313-00000032-maip-soci
記事を読んで終戦後迫りくるソ連軍の存在をしりつつも職務を全うするため樺太の真岡に残留し1945年8月20日 ソ連軍を目前に凌辱されるならばと自決し最後の最後まで職務を全うされた電話交換手の女性たちの話(真岡郵便局事件)を思い出しました。
遠藤未希さんがご無事であることを祈ります。
先ほど携帯電話に予備自衛官課からの着信履歴がありました。
自衛隊に折り返し連絡を100回ほどかけてようやくつながる状態であるほど通信状態も悪い状態です。
ようやくつながった電話では現在私には防衛大臣からの出動令はでていませんが万が一のときに備えて準備をしていてほしいとの話でした。
一日本国民として日本人医師として本来の職務が自分にとって何なのであるか自問自答しました。
結論として美容外科手術は本来待機手術であり待てる手術と考えます。
皆様が大変な思いをしてご予約をとられスケジュールを調整されているのは重々承知です。
しかし今回の震災にあわれた地域の被災の程度を鑑みると一予備自衛官として召集命令が出た場合は自身の術後患者さんでどうしても私が診なければその患者さんに不利益が生じてしまう事態が生じない限りは予備自衛官衛生隊医師としての職務を全うさせていただきたいと思います。
よって場合によっては緊急休診の可能性があり私:伊藤の手術ご予約のお引き受けができなくなる可能性があることを深くお詫び申し上げます。
その場合は代替可能であれば再診や手術を脇山先生でお願いします。 代替不可能でどうしても期日内に美容外科手術をうけるとの決意が御有りの方は他院をご検討していただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。