本日ご紹介の患者さんは1年間で体重が約30kg減った結果、乳房の皮膚が余剰になり垂れ下がったため乳房つりあげ目的に乳房吊り上げ術:Mckissock変法をお受けになられた患者さんです。
Mckissock原法は乳輪、乳首と乳腺組織を切り離して移動させますがそうすると乳管が途絶されるため将来授乳ができなくなりますので患者さんのご年齢より将来授乳の可能性を考慮し乳管を温存させたMckissock変法で手術を行いました。
上段:術前です。
下段:術後約1年7か月後再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)
御感想はまあ満足(4/5)とのことでした。
乳管を温存しているため陥没乳頭が右乳首に残っていますがこれは手術によって治ります。
乳房吊り上げ術:Mckissock法のリスク
1.感染、出血
2.乳頭、乳輪、皮膚、脂肪壊死
3.左右差
4.乳頭、乳輪位置の不満足
5.知覚鈍麻
6.縫合瘢痕
先日お心遣いをいただきました。
ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。