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美容外科と形成外科
以前美容外科は大きな二つの団体があり一つは戦前からの十仁病院からの流れを組む十仁系、もう一つは形成外科の中の一分野として美容外科を捉える形成外科系の団体がある旨を記載したと思います。

本年の十仁系の美容外科学会と形成系の美容外科学会を比較して思ったこと

圧倒的に手術手技に関する研究、討論は形成系の美容外科学会の方がレベルが上でした。
また倫理的にもしっかりした先生が多いように見受けられました。

美容外科は独立標榜科である以上、それを形成外科の一分野として植民地科としてしまうような形成外科学会の政治的志向は好みませんが技術の探求、高い倫理性を維持しようとする努力の面は高レベルだと思います。

今回の形成外科系美容外科学会のテーマは「学問としての美容外科」であった故、十仁系、形成系の閥枠を超えた討論を願わくばしてほしかったです。 学会員以外は学会会長の許可がないと参加できず、実質上十仁系医師達を排除した学会は「学問としての美容外科」ではなくて「形成外科のための美容外科」にしかなりません。 真のアカデミズムは出身母体を超えて討論されるべきだと思います。 

願わくば日本国民のためにも同名の学会がお互いの権益争いをし合うのではなく、統合されてほんとうの美容外科の追求の会になればと願っています。
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by shirayuribeauty | 2006-10-09 00:00 | 美容外科
今日は骨と関節の日
10月8日は骨と関節の日です。

それにちなんだお話をしたいと思います。

骨はいつまで成長するのでしょうか? 普通は成長線が消失する20歳前後までというのが今までの教育でした。

顔の骨も成人になったら特に成長などないというのがいままでの知識だったと思います。

ところがその今までのその常識をひっくり返す研究がありました。

フィラデルフィア小児病院のScott P.Bratlett先生の研究ではワシントンのスミソニアン博物館(原爆搭載機「エノラ・ゲイ」を展示していたとか原爆展を米国退役軍人達の反対で開催できなかった博物館として日本人には有名ですね)で多数の人骨を調査した結果実は経年と共に頭蓋骨のサイズは成長しているというものでした。

中年以降の人は顔が大きく感じるのは脂肪等の肉付きだけの問題ではなく骨格自体もサイズが大きくなっていたというのは驚きです。


今日は睫毛植毛の手術の際に埋没二重と目尻切開を同時にどうしてもしたいと言われて根負けするような形で結局施術しましたが医師としてはなるべく手術をわけて受けていただいたほうが様々な合併症が少なくて安心です。 しかしご遠方から泊り込みで受けにこられていたり、術後の腫れの期間等の都合でどうしてもなるべく一度にすませたいという患者さんの事情もわからないわけではありませんし悩ましいところです。 どこまで一度にできるかできないかの線引きは常に悩みます。 患者さんの希望を可能な限りかなえてあげたいけれどそれを受け入れることによって患者さんが後で合併症で辛い思いをする可能性が高ければそれは医師が線引きをしなければなりません。 その線引きが本当に悩ましく難しいと日々思います。
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by shirayuribeauty | 2006-10-08 23:44 | その他
陰徳
心に染み入る先生

中学三年生に漢文の授業で深津先生という先生に教わりました。 ずいぶんと年配風な先生で自分の祖父に似ていた風貌をもったこの先生の授業はずいぶん好意的に聞いていた記憶があります。 あとにも先にも私の人生において最も意味のあった授業はこの深津先生の授業でした。 「人間万事塞翁が馬」「伯夷・叔斉 首陽山に死す」「朝三暮四」等 ずいぶんと人生に対する叡智を学ばせてもらったと思います。 当時は暗唱できた漢詩も今やすっかり忘却の彼方ですが意味はしっかりと覚えているつもりです!?

さてそんな深津先生のことですが最初は「偉そうな講釈たれる先生だけど所詮口だけだろ」と大人に対する不審感でいっぱいだった十代の自分は他の教師を見る目と対して変わりありませんでした。そんなある日深津先生が『陰徳』について触れられました。『陰徳』とは人に知られないようにひそかにする善行のことですがそれまでそのような言葉を知らなかった自分は目からうろこが落ちるような衝撃を覚えました。 と 同時に「そんなの口だけでどうにでも言えるよ」とも思っていました。 

ある日の朝 偶然 朝早く学校にきすぎてしまって誰もいない教室からふと裏山を眺めたところおじいさんが裏山を掃除していました。 裏山は生徒が漫画本や紙コップやジュースの缶などをよく捨てるところですが比較的いつもきれいでした。 そう。 実はその深津先生が毎朝 掃除してくれていたのです。   たまたまの偶然かもしれないと思った自分は翌日も早朝学校にいきそっと窓のところにたって外を見てみると7時半ぐらいから深津先生が現れて黙々と掃除をされています。 
その翌日も懲りずに確認するために早朝学校にいきました。 また7時半ぐらいになると深津先生が現れて黙々と掃除をされています。 クラスメートに聞いても誰もそんな事実は知りませんでした。
「偉いよ。 偉すぎるよ・・・」  薄っぺらな大人たちに嫌気がさして反抗期絶頂バリバリだった自分は深津先生にシャッポを脱ぎました。

自分も深津先生に見習って陰徳を積もう! と子供心ながらに思った自分は授業が終わると一人掃除をしてみました。 男子校だった私の学校は荒れ放題で誰も掃除せず教師が「掃除しろ!」といっても「まだ床の木目がみえるじゃーん」とか野次が飛んで誰も掃除しない状況で教室の後ろにはゴミの山ができていました。 何週間かたったある日 放課後遅くに担任の教師がいきなり教室に現れました。 「何やっているんだ???」 教師がいぶかしがるのも無理はありません。
当時札付きのワル扱いされていた自分が独り教室で黙々と掃除をしているのですから・・
「掃除です。」と答えると「最近教室がきれいになったと思っていたが・・??? お、 おまえが・・?・?」 と唖然としています。
恥ずかしくなってしまった自分は以後ぴたりと掃除をやめてしまいました。
図体と態度ばかりでかくて幼かったと今更ながらに思います。

あれからずいぶんと月日が経ちました。 常に深津先生の教えを思い出し陰徳を積むようそれなりに自己を研鑽してきたつもりですがまだまだ深津先生には及びません。

美容外科の分野においても陰徳を心がけて今までやってきましたが患者さんが結果に納得しなければただ単に悪徳になってしまいます。

自分でも因果な分野を選んだなぁと思います。 
でも好きだから選んで良かったと思います。

今日は鼻孔縁挙上の紹介です。【写真は患者様の快諾を得て供覧しています】
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by shirayuribeauty | 2006-10-05 23:27 | その他
「第31吉進丸」の坂下登船長 帰還! 付録:目の下のたるみ・くま
今年の8月16日に北方領土でわが国の漁船がロシアの警備艇に銃撃を受け盛田光広さんが銃殺され残り3人の乗組員が拿捕された事件は衝撃的でした。
本日坂下船長が無事帰還され本当にご苦労様でしたとねぎらいの言葉をかけたいと思います。

思えばこの北方領土問題は終戦時に端を発しています。「日ソ中立条約」の有効期限内(1946年4月25日失効)の1945年8月9日に攻め入られ終戦時、ソ連の占領した満州、樺太、千島には軍民あわせ約272万6千人の日本人がいましたが、このうち約107万人が終戦後シベリアやソ連各地に送られ強制労働させられたと見られています。  そのうち戦後4年間で約34万人が死亡したといわれています。 かつてそれだけの犠牲者をだしかつ現代でも非武装民間人に死者を出すロシアに憤りを感じます。

シベリア抑留の悲惨さについては帰還者から様々な本がでていますが目でみてわかりやすい展示場として新宿住友ビル31階に平和祈念展示資料館がありお勧めです。

今でも本来のわが国の領土でかつ非武装の漁民が銃殺されるとはとんでもないことです。

わが国は北は択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島、をロシアに日本海においては竹島を韓国に不法占拠されていますがあまり学校教育でこれらの問題に触れないのが不思議です(私がいた学校だけかもしれませんが)。 すくなくともかつてクリニックの採用試験でこれらの島の振りカナをふってもらったところ全正解者がでなかったことやその島の存在すら知らない人達が結構いるのには愕然としました。

留学先でであったロシア人は『剽悍、かつ狡猾』という表現が適切な人が多かったです(偏見かも知れませんが・・でも偏見をもたないように接したつもりです)。
北方領土についても口角に泡を飛ばして自国の正当性を主張してきます。
こちらも負けじとがんばりますが結構他の同胞日本人がにんやり笑って口を閉ざしてしまうのは残念でした。 もちろん日本人的感覚からいえば大人げないといえば大人げないのですが相手はロシア人ですからきちんと主張するところは主張しなければいけません。

学校義務教育も英語教育なんかは「Hello John! 」とかの英語会話教育よりも北方領土や竹島問題について英語教材を用いてみっちり仕込んで将来、国際的な環境に身を投じたときに日本人としてたじろがない教養と知識をつけてくれていたらとしばしば思いました。

国際司法裁判所に上記島々の問題の裁定を訴え出ることができないのが国際社会の法のあり方の難しいところでしょう。しかし政治家や法曹の方々には積極的にこれらの問題にとりくんでいただきたく思います。 

不法占有に対する私個人の日本人としてのささやかな抵抗運動としてずっと前から北方領土に本籍を置いていましたが数年前に諸事情より竹島に移しました。 竹島に本籍をおいている日本人は20数人だそうで日本人の中では少数派の奇人変人な部類に入ってしまうのかもしれません。 こんなことを書いているとバリバリの右翼かと思われるかもしれませんが街宣車等使って大音量を流して威圧的だったり暴力をもちいる極右は嫌いです。
自分の所属している国を愛する事を右翼とレッテル張りする風潮はいかがなものかと思っています。


今日の美容外科小話は目の下のたるみ・くま です。
本日の患者さんは以前に涙袋形成術を顔を吸引して採取した脂肪を注入しておこないました。お顔はすっきりされたとお喜びだったのですが、肝心の移植した脂肪がかなり吸収されてしまった感じがするということで今回再手術としてちょうど目の下のたるみ・くま が気になられているとのことだったのでその原因となる眼窩脂肪を利用して自家組織移植を行いました。 
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目の下の脂肪は約3個の房状の脂肪の固まりから構成されています。 これらを目の裏(結膜)からレーザーや電気メスで切開し表面の皮膚が均等になるように各々の脂肪を包む膜から取り出します。 目の裏からの手術なので傷は表にでません。 患者さんの満足度が非常に高い手術です。 
今回はこの脂肪を涙袋に移植しました。 きちんと定着しますように!
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by shirayuribeauty | 2006-10-03 23:06 | 美容外科
評価される仕事 評価されない仕事
私の好きな歌に村の鍛冶屋があります。

特に二番の
「鐵(てつ)より堅(かた)しとほこれる腕に勝(まさ)りて堅(かた)きは、彼がこころ。」
はぐぐっと胸にくるものがあります。

10年以上も前の私が医学生の頃でした。 BST(Bed Side Teaching:学生の医学臨床実習)にて外科のある指導医がこういいました。
「先代の○○教授は凄かった。 ○大の大学院で基礎研究をして血管外科の学位(博士号)を取った後うちの医学部の外科教授になられて初めてメスを握りうちの医局員に頭をさげて盲腸のオペから教えてもらったんだぞ。えらくなっても実るほど頭を垂れる稲穂かなという諺どおりの人だった。普通教授が頭をさげて盲腸の手術から手ほどきしてもらうなんてできないぞ」 と。

BSTの実習も半ばにはいり医学部の外科系教授の多くが手術があまり得意でなく中には外科系でありながらまったく手術室に入らない教授がいる現実を知っていた自分としては驚くほどのことでもなかったですが、教授=手術がうまいと思って教授に手術を頼み込んだり謝礼金を包んでいる患者さんは不幸だなぁと思いました。

その時反骨魂の塊であった自分はそんなお飾り経歴の医者には将来絶対ならないぞと思いました。

医者の世界では評価される仕事として論文>臨床 が実際あります。
そしてその臨床の中にも評価の序列があります。

多くの人は脳外科や心臓外科と聞くと「かっこいいなぁ、素敵だなぁ」 と思うと思います。
翻って「美容外科」と聞くと「人助けより金儲け,医者の中の落ちこぼれ」等のマイナスイメージが大きいと思います。
医者の中でも「美容外科に○○が転向した。」と話題がでると暗黙のうちに「落武者」のイメージで語られます。 

美容外科の中でもまた序列があります。
リフトとか骨削りの手術ができる医者は上級でプチ整形や包茎手術等しか簡単な手術しかできないのは下級扱いです。

包茎手術を例にとると昔お世話になったある全国展開の美容外科の指導医が非常にexcellentな手術をされるのをみて「先生、すばらしい技術ですね。」と思わず言ったことがあります。  何人もの泌尿器科専門医と一緒に包茎手術を何回も行った事がありその比較の上で思わず出た言葉であり単なるお世辞ではありませんでした。 すると彼はこう言いました「どんなに上手くなっても評価される仕事じゃないから。 何万件もやれば誰でもいやがおうでも上手くなるよ。」

そう。 確かにどんなに手技上うまくてもそれは世間に知られることはないでしょう。
なぜならそんな恥ずかしい箇所の手術の仕上がり等は誰も見せ合いもしませんし論評しあう事もないからです。そして技術が学会ネタになることもありません。 よってどんなに件数をこなそうと技術をもっていても世間でも医者の間でも評価はされません。

彼の「何万件もやれば誰でもいやがおうでも上手くなるよ。」という言葉は誉めたことに対する照れ隠しかも知れません。 しかし、いい加減にしようが熱心に探求して技術を向上させようが「評価されない仕事」に対しexcellentなレベルにまで技術を向上させ淡々と仕事をこなす彼に村の鍛冶屋魂を見たのです。


医者として一生のうち出会える患者さんには限りがあります。
救急疾患と違い医師を時間をかけて選べる美容外科は医師からみるとまさに患者さんが「選んでくれた」わけです。
患者さんとの出会いは一期一会です。 この一期一会の機会を大切にしてどんな些細な手術でも村の鍛冶屋魂にて全力を尽くしていきたいと思います。

今日は胸の脂肪注入の脂肪のUPです。
片方200ccずつ注入しました。 リスクとしては石灰化やしこり形成があり将来乳癌検診の際に困ります。 それでもやはり異物による豊胸術が嫌な方には一つの選択肢となります。
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脂肪細胞がたくさん定着してよりきれいな胸になりますように!
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by shirayuribeauty | 2006-09-29 23:38 | 美容外科
規制
医聖ヒポクラテスの有名な言葉に“Ars long, vita brevis"というものがあります。
これはラテン語で
“Ars longa, vita brevis , occasio praeceps, experimentum periculosum, iudicium difficile"という文章の省略形であり、
英語では
“Life is short, art of medicine is long, the crisis is fleeting, experience is perilous and decision is difficult "と解説されることもあります。
日本語に訳すと「人生は短く、術の道のりは長い。機会は逸し易く、試みは失敗すること多く、判断は難しい。」という意味になるでしょう。 日本で類似のおなじみの諺として「少年老い易く学なり難し」 「光陰矢のごとし」があります。

すなわちヒポクラテスの意図するところは「医術の習得は困難で時間がかかるから時を惜しんでその習得に励みなさい」ということになると思います。 この「医術」というのは単なる「術」ではなく医療における総合的アートを指し単なる手技的側面をいうものではありません。

私はこの含蓄あるヒポクラテスの言葉が好きです。



規制に対する最近のショックなことを今日は書きたいと思います。

2ヶ月前の事です。

私は日本の忙しい小児臨床の中で新しい疾患を発見し学会での逆風にもめげずその存在を立証し、研究を続けている川崎病の発見者:川崎富作先生を素晴らしいと思っています。

そんな川崎先生の研究に対して、私が従事しているクリニックの一周年記念に皆様のおかげで生じた余剰金分の寄付をしたいと思い検討したところ調査担当した税理士より免税にならず贈与税かかかると忠告をうけました。

税金がかからない寄付は国が定めた日本赤十字社等の組織にしか認められないそうです。

世界に冠たる川崎先生のいまだ原因がわからない川崎病への研究心には頭が下がります。
その研究センターへの寄付に贈与税を課すとは日本の課税システムはさびしいと思います。

現在は贈与税の面がクリアできなければその資金は自分が診させていただいている患者様へのよりよい診療のために充てさせていただこうと考えています。

そして今日のショックです。

昨日、今日と鼻尖手術をした患者様方に術中の写真をブログにUPする約束をしました。
そして先ほどブログにアクセスしたらなんと今までの手術中の写真はexcite側より非公開処分にされていました。

どうして術中写真をブログに載せたのか・・

昔、私が十代の頃知り合いのある女性が言いました。
「私は月に一度ほど家族で田舎に行ったとき自分で鶏の首をひねって皮を剥いて料理するのよ。」
そんなことをしたことがなかった自分は仰天するばかりでした。 彼女は言葉を続けます。
「残酷に聞こえるでしょ? そう。 食べるために命を奪うのは残酷で辛いこと。 私たちが鶏や牛の肉をスーパーで買って食べるときは綺麗にパックされているから忘れてしまうけどその陰には命を奪われる生命とその命を奪わなければならない人の辛さがあってその両者の辛さを私たちは普段忘れているだけ。 自分が時々そうやって料理するのは忘れがちな日常にすべての物に対する感謝の気持ちを失いたくないから。」
食材がスーパーに並ぶまでのことを普段考えたこともなかった自分には衝撃的な視野でした。

それから15年以上の月日が流れたある日、美容外科道の師匠の先生がおっしゃいました。
「先生、なぜ食事の前に日本人は『いただきます』っていうか知っているかい?」
食事を作ってくれた人に対する感謝の気持ちを表すものだと思っていた自分はそう答えると先生は
「違うよ。 『あなたの命をいただきます』という食材の生命に対する感謝の念だよ。 作ってくれた人には食後に『ご馳走様でした』と感謝の念を表すんだよ」とおっしゃいました。

その時 15年以上前のあの彼女の言葉を思い出したのです。

過程を知ることで見えてこなかったものが見えてくることを彼女から教わりました。
そこで私は自分の仕事に対してブログを始めることにしました。単なるbefore afterだけではなく 人体の神秘さとそれにメスをいれた場合の過程を伝えるために。 

私たちは結果のみを追い求めがちです。 しかしそこに至る過程を知ることによって多くのことを学ぶのも事実です。

私がブログに手術写真を載せたのはグロテスクなものが好きな人たちを鼓舞させるためではありません。
自分が受けるもしくは受けた手術に対する知的欲求に対する応えと手術というものの実際を知って頂きたいからです。 多くの人は実際の映像をみて「こんなことをするんだ・・ 痛そうだし大変そうだし 手術受けるのや~めた」と思うかも知れません。 私はそれでいいと思います。 私の好きな言葉に「身体髪膚(しんたいはっぷ)これを父母に受く、敢えて毀傷(きしょう)せざるは孝の始めなり」というものがあります。基本的には機能障害が生じていない限り人体にメスをいれることは本来は好ましいことではありません。しかし美容外科的処置によって外観の造りを多少変えるだけで劇的に精神的コンプレックスから解放され、自信と喜びに満ち溢れた人生を歩むことができることがあるのも事実であり、手術の適応はそのようなコンプレックスが現在の障害事象になっている場合でありなおかつ手術の現実を知ってその上で手術を選択される気持ちをもっている方に対してあるのだと思います。

残念なことに手術写真は削除されてしまいました。

exciteブログに「表現の自由の干犯だ!」 「焚書坑儒だ!」と反論する気はありません。
なぜならばexciteブログは公の場所でありそのようなものを見たくない人たちの権利も守られるべき場所だからです。  私はそれを見落としていました。 気分を不快にされた方々がいたら誠に申し訳ありませんでした。

ただやはり書いたものがいきなり抹殺されていたのはショックでした。
そして最後に術中写真を載せるとお約束した患者様へ  以上の理由によりばexciteブログでは手術写真は載せません。 お約束が果たせず申し訳ありませんでした。
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by shirayuribeauty | 2006-09-20 23:23 | その他
医師の注意事項
今日の印象深い患者さん達

まずは中部地方からきてくださった美人歯医者さん。
何度か御来院頂きその度に歯科の世界の色々なお話を聞かせてもらっています。
すっかり美人でもうどこもいじる必要がないと思われましたがもうすこしお顔をすっきりとさせたいとのご要望でボツリヌストキシン注射を施術しました。 

次は近畿地方から新幹線で術後経過再診にきてくださった患者さん
鼻尖と眼瞼下垂の術後経過良好で異性にもてるようになったそうです。
遠方からきていただいてそのような報告までいただいて嬉しかったです。

その次は中国地方から術後再診にきてくださった患者さん
眼瞼下垂とタレ目形成の術後ですが3日前に泣いて目をこすって傷が開いてしまったとのこと。当日にご相談をメールでうけたのですがご遠方でどうしも当日はこれないとのことだったので本日受診となりました。 地元の大学病院の形成外科でみてもらいタレ目形成にビックリされてしまったそうです。
タレ目形成は一般的に広まっている手術ではないのでビックリされるかも知れません。
幸い片目の上瞼の縫合が開いてしまっていたのは再縫合できれいになりそうです。
まだ多少内出血はありますが綺麗な目元で美人さんでした。

最後は婦人科の手術(小陰唇、大陰唇縮小)の術後の患者さんでした。
本日抜糸のために自転車にて来院中に車にぶつかってサドルに患部をぶつけた後、痛くて痛くて・・・とのことでした。 診察をしてみると片方の大陰唇がパンパンに腫れてしまっています。
さっそく血腫を除去して洗浄、圧迫を行い翌日再診指示となりました。
自転車には術後2週間は乗らないようにお話していたのですがつい乗ってしまったとのことでした。

自分が中学生のときに肋骨を折って近所の整形外科医を受診した時に安静を指示されましたが、当時の自分は「人間の体は鍛えれば必ず治る」などという科学的根拠のない考えに支配されていましたので医師の指示に背き、猛烈に筋トレを行いました。

結果 いまだ偽関節になってしまっています(笑)。 

医師の言うことはどうでもいいように感じてしまうかもしれませんがきれいに順調に治ることを願ってお話しているので治療中は順守してくだされば幸いです。 

綺麗に治りますように(願)
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by shirayuribeauty | 2006-09-11 23:59 | 美容外科
ハチ
医師になって10年目
様々な人々と出会ってきました。人は皆 師。 先輩医師という師、患者さんという師。
数多くの事を教えられ今の自分があると思います。

ある一美容外科医のモノローグとして日々の師をこのブログを記載したいと思います。


先日山梨の病院に週末当直に行ってきました。 その日はなんと8人もハチ刺されの患者さんが外来にやってきました。 そのうちのお一人ショック状態になって救急車にて搬入されてきました。 酸素投与を行い、昇圧剤を投与しステロイド等点滴して状態の改善を図りましたがなかなか状態がよくなりません。10L/minで酸素を投与しても酸素飽和度は80台前半、血圧もどんどん昇圧剤打っても70台と好ましい状態ではありませんでした。
「年間ハチ刺されの死者は日本国内で20~50人」とどこかで読んだ文章が頭をよぎります。
喉頭浮腫にならないようにと祈りつつ必死に処置をしていきました。幸い懸念していた喉頭浮腫は発生せずICU管理にて状態が良くなりました。 その日の当直は午前中の整形外科外来に加えてICUの他の患者さんが肩関節脱臼を生じたり、施設の御老人が呼吸停止状態で発見されて救急搬入されてくるなど忙しい一日でした。

今までの医者人生でこんなにハチ刺されの人が一日の外来にくるなんてことはありませんでした。そこの病院の看護婦さんもこんなにハチ刺されの患者さんが来院してくるのは見たことがないと言っていたのでそこの地方特有のものでもなさそうです。「大地震の前触れか?」などとくだらない事を考えていましたが特にこの一週間地震もなく過ぎました。 
どうやらお祭り前で神社等の草刈りでハチが興奮したようです。

ハチに一度刺されたことのある方はエピペンhttp://epipen.jp/  を携帯されることをお勧めします。 
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by shirayuribeauty | 2006-09-10 18:19