タグ:日本・小話 ( 58 ) タグの人気記事
大東亜戦争(だいとうあせんそう)開戦記念日
今日はいわずもがな

1941年12月8日 大東亜戦争(だいとうあせんそう) 開戦記念日です。

大東亜戦争 すなわちアメリカのいうところの太平洋戦争、イギリスのいうところの極東戦争は今から65年前日本がマレー半島コタバル上陸、真珠湾攻撃を行い始まりました。

当時、非欧米の国々は日本、タイ、チベット、エチオピアを除いてはみな列強の植民地、準植民地、あるいは属領であり日清、日露戦争と超大国相手に自国の独立を賭して生き抜いてきた日本が米国という超大国に禁輸処置をされた挙句の自存自衛のための三度目の大博打(だいばくち)戦争でした。

日清日露以降の日本の外交努力をすべて否定するハルノートを突きつけられやむなく自存自衛のために開戦にいたったものであり米国の植民地化、属領化を目指して行なった戦争ではありません。

有名な永野修身(ながのおさみ)軍令部総長の開戦前の言葉ですが
「米国の主張に屈すれば亡国は必至とのことだが、戦うもまた亡国であるかも知れぬ。だが、
戦わずしての亡国は魂を喪失する民族永遠の亡国であり、最後の一兵まで戦うことによってのみ死中に活を見出し得るであろう。
戦ってよし勝たずとも、護国に徹した日本精神さえ残ればわれらの子孫は再起、三起するであろう。」 

戦う前から計算上は勝算がほとんどなく昭和天皇の意向の親英米路線に沿うべく必死に努力した外交努力も万策尽きて戦わざるをえなかった当時の指導者達が苦渋(くじゅう)の決断をしたことは想像に難くありません。

あの戦争を避けるには満鉄(まんてつ:満州鉄道)共同経営としてアメリカの鉄道王ハリマンを迎え入れればよかっただの南印進駐をするべきではなかっただの日独伊三国同盟をするべきでなかっただの議論しだせばきりがありませんが日本側の問題点としてはつまるところ石油を米国に握られているのに対米戦略的に錯誤を重ねそれを正せる意思決定システムがなかったという点になると思います。当時の英米の問題点としては基本的に人種差別の価値観がベースにありアジアでの彼らの権益の保護のためにも日本をいずれは屈服させようという意思があったことでしょう。

個人的なロマンとしては1881年に当時独立国であったハワイのカラカウア王が日本へ訪れたときいずれ米国の属国になってしまうことを恐れた王が(その予見は残念ながら当たってしまうのですが)日本の天皇家の山階宮定麿王と、王の姪で王位継承者のカイウラニ姫を結婚させて日本ハワイ同盟を作ろうと明治天皇にもちかけたとき、もし明治天皇がお断りせずお受けしていたら世界史は変わっていて満州国は理想郷として栄え大東亜戦争もなかったかもしれないという空想が楽しいです。

以前に真珠湾のアリゾナ記念館に行きました。
アリゾナ記念館は戦艦アリゾナが沈んだ海上の上に立っている白い建物です。その近くの陸地に資料館がありました。資料館では当時の写真が展示されていましたがある写真の前で私は立ち止まりました。 その写真は米軍に撃墜(げきつい)されたと思われる日本兵の遺体が海上に浮いているものでした。 日本国内の資料館で米兵の遺体をさらしている写真などみたことがなかった私にとっていくら旧敵国人だったからといって今でもこうやって晒(さら)すのかと怒りに震えました。

当時の真珠湾攻撃はかなり正確に軍事施設のみを狙って攻撃をしていました。 しかし米国は焼夷弾(しょういだん)等を用い日本の民間人の大量虐殺(ぎゃくさつ)および原爆を用いて無辜(むこ)の人々の大量虐殺を行い日本を屈服させました。

そのような非道の限りをつくした米国が戦後極東(きょくとう)軍事裁判で事後法でA級戦犯なるものを捏造するのは噴飯ものの茶番劇であり日本人として受け入れることのできないものですがいまだそれが政治の世界では問題になるという現実を鑑(かんが)みれば日本人の中に根深く蔓延(まんえん)してしまった病理の深さは相当なものだと思います。 

かつての日清戦争ではロシア、フランス、ドイツの三国干渉にて遼東半島(りょうとうはんとう)を清国に返還させられ、その屈辱は当時の福沢諭吉に「ならぬ堪忍するが堪忍」と言わしめ 三宅雪嶺は「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」と唱え、日本人はじっと耐え日露戦争を勝利と導きました。 

敗戦国日本の空は横田空域なる広大な空域が米軍の管理下に置かれ日本各地にも米軍基地があります。 60年以上も他国の軍隊が駐留しているのも異常な状態です。
「ならぬ堪忍するが堪忍」「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」の気持ちでいつか日本が本当の独立国になることを願っています。

1941年12月8日、欧米列強によるアジア植民地支配の歴史を覆す新たな歴史の一ページを開いた真珠湾攻撃に命をうけ日本の自存自衛のために命を賭して戦ってくれた方々に感謝します。
[PR]
by shirayuribeauty | 2006-12-08 03:19 | その他
骨折
昨夜は当直でした。
たくさんの骨折や外傷に出会いました。 

●左手首をついてしまった年配の女性:左橈骨遠位端骨折です。
d0092965_13266.jpg

d0092965_1293823.jpg

●右手首をついてしまった年配の女性:右橈骨遠位端骨折です。
d0092965_131271.jpg

d0092965_130511.jpg

●左足首をひねってしまった女性:第五中足骨近位端裂離骨折です。
d0092965_132083.jpg

d0092965_1302578.jpg

●交通外傷男性:第二頚椎骨折および右頬骨骨折です。
d0092965_133058.jpg

d0092965_130436.jpg

●左腕を数日前から痛がっていた某施設の女性:左上腕骨近位骨幹斜骨折です
d0092965_133917.jpg

●数日前に虫にさされてから同部位の壊死および発赤を生じた症例
d0092965_134743.jpg

某県でこのような虫刺されの症例をしばしば見るのですが東京では刺された部位がこんなにひどく壊死している症例はみたことがありません。
私はこれはブヨ咬傷ではないかと疑っています。刺された部位の壊死が深く広くまた発赤も範囲が広いのが特徴です。恐ろしい吸血虫です。

●すべり台のてっぺんから落下した男の子:左脛骨、腓骨遠位骨幹部に若木骨折を生じています。
d0092965_135560.jpg


整復した骨が綺麗について縫った傷もみんなきれいになおりますように!
[PR]
by shirayuribeauty | 2006-11-05 23:59 | 整形外科
今を生きる
昔、高校生の頃「今を生きる」(Dead Poets Society)という映画が上映されました。
結構デカダンスな状態だった当時の自分は結構感銘を受けた記憶があります。

先日手術した患者さんがその題名「今を生きる」を思い出させてくれました。

ずいぶん以前からいろんな箇所の手術のご依頼をしてくださっている患者さんです。
先日も手術のご依頼をうけたのですが私はもう手術をしなくても十分良い状態だと考え、思わず「〇〇さん、 そんなに必要以上に体にメスをいれて美を追い求めて私も〇〇さんもいずれは土に帰るんだし手術をしなければ余分なお金を使わなくて済むんだしほどほどにしませんか?」と言ったところ猛然と次のように言い返されました。
「どうせ死ぬんだから人生を目いっぱい楽しみたいの。 今を最大限に充実させたいの。
今まで色々手術してきて綺麗にしてくれた先生に感謝している。自分で一生懸命稼いだお金だからどう使うかは私が判断することだしもうすぐ〇〇歳になってしまうからどうしても若くいたいの。もっともっと綺麗になりたいから手術してください。」

私は自分の軽率な発言を恥じました。
「生きること」はある意味「もがくこと」です。
時の流れに沿って争わず歳を経て老いていくのも美しい自然の生き方ですがその流れに逆らって挑戦し続けるのもまた逞しく今を精一杯生きている証だと思います。

いずれは土に帰る我々ですが生きている今現在を幸せに楽しくする幸福の医術が美容外科でした。 

今を楽しむということは必ずしも享楽的だとは思いません。 何故なら生きるということはまさに「今を生きる」ということだからです。 

未来に希望をもちつつ今を幸福に生きる。 そんな生き方への一助となれればいいなと思っています。
[PR]
by shirayuribeauty | 2006-11-01 23:58 | 美容外科
二の腕脂肪吸引
本日は二の腕脂肪吸引術後の患者さんのご紹介です。

上段:術前です
下段:術後約1ヶ月です。 (写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
d0092965_123568.jpg

脂肪吸引は約半年かけて完成形に近づいていきます。 もっとしまった感じにこれからもなっていきます。

★蛍の光★

今日はほたるの光について一言

ほたるの光といえば卒業式、または終業間際の店内音楽というのが定番になっています。
元は明治時代におけるスコットランド民謡の翻訳唱歌ですが今や日本においてすっかり溶け込んでいる唱歌といえると思います。

その一番、二番の歌詞である

ほたるの光、窓(まど)の雪。
書(ふみ)よむ月日、重ねつつ。
いつしか年も、すぎの戸を、
明けてぞ、けさは、別れゆく。

とまるも行くも、限りとて、
かたみに思う、ちよろずの、
心のはしを、一言(ひとこと)に、
さきくとばかり、歌うなり。

はあまりにも有名な歌詞ですが大東亜戦争終戦後以下の三番、四番がGHQによって教科書から削除されたことは現在あまり知られていません。

筑紫(つくし)のきわみ、みちのおく
海山(うみやま)とおく、へだつとも
その真心(まごころ)は、へだてなく
ひとつに尽くせ、国のため

千島(ちしま)のおくも、沖縄(おきなわ)も
八洲(やしま)のうちの、守りなり
至らんくにに、いさお しく
つとめよ わがせ、つつがなく


全力をかけて戦い破れ、千島はソ連に沖縄は米軍占領下であった当時の日本人としては三番、四番を歌う事は辛かったかもしれません。

文部省は時代の趨勢によってこの四番を色々変えてきました。
例えば
日清戦争による台湾割譲後には
千島の奥も 台湾も 八島の内の 守りなり

日露戦争後には
台湾の果ても 樺太も 八島の内の 守りなり

などと・・ 

そこで現代版として国際司法裁判所の前に出ることもなく現在も公然と不法占有を続けているロシアと韓国に対し日本人はこのことを記憶にとどめるためにも

4番替え歌

千島(ちしま)のおくも、竹島(たけしま)
八洲(やしま)のうちの、守りなり
至らんくにに、いさお しく
つとめよ わがせ、つつがなく

を歌って欲しいと思います。 今の文科省にそんな替え歌を広める度胸も度量もない事は百も承知ですが・・・。  
ロシアも韓国も法治国家としての自負があるのなら国際司法裁判の裁きをうけるぐらいの度量をもって欲しいのが私の願いです。

ロシアは最近極右青年による外国人殺人事件が相次ぎその多くが無罪もしくは軽微な刑によって処されていると報道されています。
韓国は2年前の3月2日に親日・反民族行為真相糾明に関する特別法を成立させるなどおおよそ我々の法治国家の概念とかけ離れた法のあり方をもっている国々が隣国であるということは大変なことですが粘り強く対話をつづけ国際法を遵守できる大人の国々の関係になってほしいと願っています。
[PR]
by shirayuribeauty | 2006-10-31 23:29 | 美容外科
ウェスト脂肪吸引
今日はウェストの腕脂肪吸引の症例の紹介です。

脂肪吸引はライフクリニックの勝間田先生が1983年 フランスから脂肪吸引器を日本で始めて輸入し、当時勤務していた十仁病院にて脂肪吸引を始めたのが日本での脂肪吸引の曙となっています。

今回ご紹介する患者さんはウェスト部分の脂肪吸引をされました。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています。)
d0092965_20471769.jpg

ウェストラインがよりキュッと締まりました。

本日はハロウィンのお菓子の差し入れをいただきました。
d0092965_219825.jpg

横にちっちゃなボタンがついていて押すとお菓子が一個でてくる造りになっているようです。せっかくなので患者さんみんなが楽しめるように待合に置かさせて頂きました。

そして名古屋コーチンパイも頂きました。
d0092965_2192019.jpg

名古屋の味噌煮込みうどんやういろう等名古屋の味覚は大好きなのですがコーチンパイは初めてでした。おいしく頂きました。 ありがとうございました。

今日は午後に長時間の手術が入っていたのですがご遠方からいらっしゃる予定の患者さんが体調がすぐれないとのことでキャンセルになりました。
早く体調がよくなりますように!
せっかく時間ができたのでずっと見たかった「出口のない海」を空いた時間を使って観にいきました。上映が11月2日までだったの観れないだろうとあきらめかけていたので嬉しかったです。(体調が悪くてキャンセルされた患者さんには不謹慎で申し訳ありません。)
d0092965_219285.jpg

邦画においては日本人の阿吽の会話の呼吸のリズムが好きな自分にとって登場人物達の会話の流れがややバタ臭い印象を受けましたが、今の日本が先人達の血と汗と涙のおかげであることを再認識させてくれました。 日々の業務で忙殺されがちですが決して先人達への感謝の念を忘れず生活していきたいと思います。
[PR]
by shirayuribeauty | 2006-10-29 23:06 | 美容外科
奈良
昨日、今日と奈良県で開催された第33回日本マイクロサージャリー学会に行ってきました。

マイクロサージャリーとは顕微鏡下に行う手術であり、学会の前身である研究会第1回は32年前に奈良県立医科大学整形外科の玉井先生が会長として開催されました。

その後代々整形外科と形成外科の教授が交代で会長を務めている整形外科と形成外科のhybridな学会です。

学会の講演で特に盛況だったのはマスコミにおいても有名な公仁会大和成和病院心臓病センターの心臓外科医である南淵 明宏先生の「手術のうまい下手」という講演でした。
大学病院の教授らが多数参加している学会上のおいて「日本の医療制度の諸悪の根源は大学病院の研究至上主義および権威主義。 日本の医療の発展のために大学病院は明日からでも医療行為を即刻停止していただきたい。 現在の専門医制度は外科医としての能力を示す制度では全くないのだから意味なし。教授達よ 現場の第一線の臨床医をなめるな! 」 との内容の講演は聞いているほうにはあまりにもスリリングでした。

もちろんそのような過激な表現は南淵先生なりのレトリックでありましょう。

しかし南淵先生のいわんとしていることはよくわかります。
日本の医師社会は学術?活動に重きを置き実際に歴然と存在する外科医の手術の巧拙は事実上無視されてきました。

彼は心臓外科領域における手術技能の可視化、概念化、評価の方法を工夫し若手医師の養成のためコンテスト形式のチャレンジャーズライブ(実際その場で縫合等をして技巧を競い合う会)を開催するなど真の手術技能の向上を目指す医師達と積極的な活動をしています。

美容外科領域ではそのような事は夢のまた夢でしょうか・・・

マイクロサージャリー学会では整形外科や形成外科が科の枠組みを超えて活発な発表、議論、技術講習会等行っているのに対し美容外科学会では形成系と十仁系にわかれてしかも学会の参加は許可制(自分達にとって都合が悪いと判断する医師は入場させない)をとっており技術講習会などもありません。

また美容外科手術は癌に対する手術や心臓外科の手術のように死亡率等の数字で評価ができません。 数字で評価するとしたら唯一数字化されている「売り上げ」で評価されてしまうことになります。

そこが美容外科界の問題の根っこがあると思います。

現在の美容外科において売り上げは技術力とはあまり相関関係はありません。
もちろんそう(売り上げ≒技術力)主張する先生もおられるでしょうが私はそうは思いません。
えてして技術がある職人肌の先生は宣伝を「品がない」としたがりません。
しかし美容外科は商業ベースであることを割り切っている先生は儲けたもん勝ちと考えていますからバンバン広告をします(医療法では広告は禁止されていますから隅っこに小さく「取材」とか「ビデオパッケージ説明文」とか書かれいます)

個人的には「巧言令色鮮し仁」ではないかと思いますが患者さんがいて色々ニーズを言われてこそ技術もそれにあわせて精錬されていくので一概に患者さんに目をとめてもらうようにすることを全て否定するわけにもいきません。


奈良は公園に鹿がたくさんいてのどかな雰囲気でとても良かったです。
今回は時間がなく春日大社にいけなかったのが残念でした。
d0092965_035610.jpg

今度奈良に行くときは春日大社にお参りしたいと思います。
[PR]
by shirayuribeauty | 2006-10-28 23:45 | 美容外科
権威
先日 ある美容外科機材の外国人業者さんが来院しました。

ある国である手術の見学をするお話が以前からあったのでその件についての話題になると他の先生もご興味をもたれて一緒にいくかもしれないとのお話でした。

業者さんいわくその先生のご提案でその手術を見学したとの認定証とか作ってくれると患者呼び込みにいいといわれたとの事で現在認定証を作っているとのことでした。

その先生の発想はお茶目で面白いと思うのですがその発想がでるところに日本人の権威に対する弱さや外国人に対する引け目があるからそれを利用するといういたずらっ子のようなアイデアの元があると思います。

よく日本人のクリニックには○○専門医とか○○博士とか飾ってあるのに加えて金の糸やインプラント等々されるクリニックには外国人の先生との握手している写真とかが飾ってあったりします。

なぜか日本人の著名な先生と握手している写真とかは飾ってあるクリニックはみたことありません。

日本人同士だとお互い気恥ずかしいからでしょうか?



今日は混んでしまいご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
d0092965_23281388.jpg

プリンの差し入れをいただきました。
ありがとうございました。 
おいしかったです。
[PR]
by shirayuribeauty | 2006-10-18 23:29 | 美容外科
鼻尖縮小
日本の医療
いきなりですが日本の医療についての話題です。

日本の医療は特定機能病院を含めた先進医療を行う病院へのアクセスのよさ、高度先進医療と安価な医療費、平均寿命の高さ、当等によりWHOが世界第1位 の水準と評価しています(米国の水準は第37位)。

しかし外来患者数は欧米平均の4倍、診療費は1/10倍、医師技術料は1/5倍です。

AIU保険会社の調査(2000年度)によると盲腸の手術で入退院まで
1位 ニューヨーク 243.9万円
2位 ロサンゼルス 193.9万円
3位 香港      152.6万円



10位 ソウル    50.9万円


16位 日本     37.8万円

となっています。

日本は世界第一位の医療を国民に提供しておきながら国民医療費は対国民総生産費では世界第17位です。

現在日本の負債残高は745兆円になります。 これは国家予算の12年分、国民総生産の1.6倍に相当します。

国民医療費のうち国が負担している国庫負担は8兆円です。

これは国の負債の約1%にすぎません。

日本国民の「安全保障としての医療」として存在している医療に対し政府は
1.高齢患者の負担増
2.高額医療の患者負担増
3.入院時の食事、ホテルコストを自費とする負担増
4.保険免責制度(低額医療を自費扱いすること)
5.国民医療をGDPなどの経済指標に合わせ規制する医療総枠制度の導入
等を提示しています。 

負債の1%にしかすぎないこの医療費の抑制に対しては様々な案が提案されていますが
国民の安全保障としての医療、 たとえば小児科や産婦人科の過酷な状況が改善されるべき診療報酬の大幅引き上げ等の話は聞こえてきません。

日本の貿易収支は黒字ですがサービス部門、つまり旅行、金融、特許などの貿易収支をみると日本はすべて赤字です。 

WHOで世界一とされている日本の医療ですが外国に医療を受けに行く日本人と日本へ医療を受けに来る外国人の数の差はいかがなものでしょうか?

かつて美容外科は十仁病院が世界一の規模を誇り外国からも多くの人が手術を受けにきましたが今やそのような規模、レベルを備えた病院はなくなってしまいました。
一般病院にしてもなかなかそのような病院はありません。
アメリカのようにアラブの富豪が治療を受けにくるような世界レベルで有名な病院はありません。

今の抑制政策ですと医療現場はじょじょに疲弊していって貿易黒字になる部門になるどころか国民の安全保障としての最低限の医療レベルラインが崩壊していくと思います。
その端緒として小児科や産婦人科の閉鎖等が各地でみられているのでしょう。
税金の配分を土建業にではなくて貿易黒字になるぐらいの部門として医療の部門に投資してくれたらと思うのは医療従事者の勝手な願いかもしれませんが・・・・・

今日は日本海側からの鼻尖縮小術の再診がありました。
上段: 術前です
下段: 術後三週間 本日です。 (写真は患者様の快諾を得て供覧しています)
d0092965_0523595.jpg

きれいなキュートな鼻になられました。 遠路はるばる再診お疲れ様でした。

明日は晴れるといいですね。
[PR]
by shirayuribeauty | 2006-10-15 21:18 | 美容外科
友からのメール
今日は外科医の友人と飲みました。

その友からの先日のメールです

「ただその時その時を誠実に、他人を侮らず、おそれず、ただ技術と知識の錬磨と研究あるのみ。

それ自体を楽しみとして、ゆっくる坂を上る。

坂の途中で、力尽きても後悔ないように、技術の錬磨自体を楽しむ。

仕事は所詮「かけがえのあるもの」。だから、家庭と友人と趣味を大切に。

どれがかけても、幸せではないので。

無理して、バランスは崩さない。 」

彼は名医になると思います。 ある分野を極めんと学閥の枠を超えて某大学医局に入局し熾烈な医局員人生を送ってきた彼ですが研究も成功し今度ある国際学会においてその大学から唯一論文がパスして発表できるそうです。

頑張れ! 心から応援したい友人です。  
[PR]
by shirayuribeauty | 2006-10-13 23:59 | その他
明眸皓歯

先日の医療系情報誌にドイツのBASF社が虫歯の原因菌の一種であるStreptococcus mutansを減らす働きのあるL.anti-cariesという乳酸菌を発見しガムにすることによって口腔内の悪玉菌を50分の1に減少させることができるようになったという記事がありました。キシリトールを含むガムには抗菌性があるのは知られていますが虫歯を防ぐ菌まで抑圧してしまいます。
よって画期的な商品! みたいな記事でしたが日本ではすでに数年前に東海大学の古賀教授がLactobaccillus salvarisとして虫歯予防の乳酸菌を発見しています。

同じ菌なのでは? という疑問もわきますがそれはさておき虫歯は感染症であり歯が腐る病気であるため予防が大切です。

日本は先進国中最悪に近い虫歯天国です (WHO発表のDMFT指数参照)
これだけ町中に歯医者さんがあふれており国民皆保険制度の下で廉価に歯医者にかかれるのに歯が悪い日本人・・・・

何かがおかしいと思いませんか?  フィンランドの12歳児のDMFT数は1.2、これに対して日本の子供たちは3.6 約3倍も虫歯になっている状態です。 

日本では圧倒的にフッ素とキシリトールの使用がフィンランドに比べて劣っていると思います。
歯はエナメル質を削ったら最後、一気に崩壊への道を突っ走ります。

ですから皆さん歯は治療よりも予防が大切です。

美容外科医といえどもエナメル質を削り被せ物をする審美歯科治療はあまり賛成できません。
なぜなら健康なエナメル質を削る治療は長い人生を考えると邪道だからです。
矯正治療で審美を整えていくのが本道です。
しかし矯正は時間がかかります。 時間的制約からどうしても選択肢がこれしかないという人のみに審美歯科治療は施術すべき方法と考えます。

私は健康的に美しく患者さんになってほしいと思っています。
昔から日本では美人の条件を明眸皓歯(めいぼうこうし)と表現していました。
健康的な美しい歯でありつづけるためにも皆さんにはフッ素、キシリトール、唾液乳酸菌を上手に利用してほしいと思います。 唾液乳酸菌を希望の方は診察時に私に一声かけてください。

今日はたれ目形成の内側法、外側法同時施術例の紹介です。
初診時は他院での切開二重の創がまだ癒えてなかったため切開の創が落ち着いてから手術を考えましょうとお話しし、お帰りいただきました。
その後、切開二重の創も癒え手術に対する強いご希望があったので施術を行いました。
上段:術前です。
下段:術後一週間抜糸直後です。 (写真の供覧は患者様の快諾を頂いています)
d0092965_20592696.jpg

理想の形になり大満足とのことでした。
まだ下瞼は腫れていますが次回2週間後検診の頃にはすっかりひいて綺麗になっていると思います。
[PR]
by shirayuribeauty | 2006-10-11 21:00 | 美容外科