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NICR:ふくらはぎを細く :ふくらはぎスリム形成術
今日は1945年 に重光葵(しげみつ まもる)外相以下9名の日本代表団が東京湾に浮かぶ連合国軍戦艦ミズーリ号艦上で降伏文書に調印し、連合国軍に公式に降伏した日なります。

降伏式中ミズーリの甲板は二枚の星条旗で飾られていました。一枚は真珠湾攻撃時にホワイトハウスに飾られていた物、もう一枚は1853年の黒船来航時にマシュー・ペリーの艦隊が掲げていた物であり、約90年越しの勝利として日本に二度目の屈辱を与えました。

このミズーリは大東亜戦争末期の昭和20年(1945年)4月11日午後2時43分、鹿児島県薩南諸島喜界島沖で、一機の零式戦闘機によって右舷艦尾に特攻されています。無念ながら爆弾は炸裂せず機体のみが激突後砕け散りミズーリにかすかなへこみのみを残しました。

この特攻機は鹿児島県の鹿屋(大隅半島)を飛び立った「第五建武隊」(計十六機)のうちの一機、石野節雄・二等飛行兵曹(当時十九歳・岡山県出身)が操るゼロ戦でした。 

<特攻機がミズーリに体当たりする直前>
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無念ながら日本は敗戦しましたが我国の現在の繁栄は日本の自主独立と東亜の安定のために命を捧げて戦ってくださった方々および連合国軍の非人道的な虐殺行為で亡くなった多くの方々の犠牲の上に成り立っています。 

深く深く深謝するとともに追悼の意を表します。

本日ご紹介の患者さんはふくらはぎスリム形成術 (NICR(非切開式腓腹筋退縮術):皮膚切開を行わず選択的神経処理を行う術式)をお受けになられた患者さんです。
ふくらはぎスリム形成術はふくらはぎの太さが筋肉に主原因がある方が適応になります。
脂肪が主原因と考えられる場合は脂肪吸引が適応となります。

上段:術前です。                 
下段:術後約1か月再診時です。
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
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術前より周径は左右共に約1.5cm細くなり御感想もご満足(5/5)と順調な経過です。
術後2カ月は圧迫サポータを装着してください。 まだまだ細くなる予定です。


NICRの考えられる主たるリスク
1.術後血腫
術後血腫を生じそれが吸収されるまで歩行困難を生じる可能性があります。
 術後1週間は日常生活に必要な歩行以外はなるべく安静にしてください。 術後翌日から立ち仕事でハードな勤務をされた方の下腿に血腫が形成されその結果足が腫れ、連日勤務を痛み止めを飲みながら続けた結果、術後日に日に症状が悪化し一時的に歩行障害を生じたケースがあります。 
可能性としては後述するコンパートメント症候群や肺塞栓症の原因になり得ますが現在のところNICRでコンパートメント症候群や肺塞栓症が生じたという報告は見聞していません。

2.動静脈瘻が生じる可能性
約2000~3000件のNICR臨床経験があるとおしゃっている韓国のCho医師によると一例手術部位の動静脈瘻が生じたケースがあるとのことでした。 そのケースは塞栓術を行い後遺症なく治癒したとのことです。

3.肺塞栓症の危険性
ふくらはぎに血腫が生じるとそれが静脈の還流を障害し血栓を生じる可能性があります。
それが肺に飛ぶと肺塞栓症という致命的な合併症を引き起こす可能性は否定はできません。
この手術が原因で肺塞栓症を生じたという報告は見聞したことはありませんが可能性は否定できません。

4.複合性局所疼痛症候群 Complex regional pain syndrome: CRPS を起こす可能性

複合性局所疼痛症候群 とは外傷(骨折・打撲・捻挫など)をきっかけとして、慢性的な痛み(慢性疼痛)が起きたり、慢性疼痛に加えて、局所の浮腫、皮膚温度の異常、発汗異常などの症状を伴うことのある病態です。

例えば採血検査をされた後、通常は治癒する痛みが慢性化し皮膚の萎縮が起きることがあります。筋肉だけでなくて骨の萎縮(骨粗鬆症)が進行する事があります。痛みがあるので動かさないでいると関節の可動性の低下による運動障害が起きてきて最終的には関節の拘縮まで起きて、その手が使えなくなることまでおこる場合があります。

血液検査だろうと脂肪吸引だとうとなんだろうと体にメスをいれる以上は複合性局所疼痛症候群を生じる可能性はあります。 しかし通常は非常に稀なので不必要に患者さんに畏怖心を生じさせないためにそのような説明をせずに我々一般の医師は採血等の処置や手術を行っています。

NICRだからといってその可能性が高まる証拠は現時点ではないし、NICRで複合性局所疼痛症候群を生じたという報告も未だ見聞したことはありません。 しかし本邦において新しい施術法を行うにあたっては可能な限り考えうるリスクを明示化するべきであるという考えにより記載しています。

5.術後足底部しびれ感出現の可能性
足底部の感覚支配神経は内側足底神経、外側足底神経からなりこれらは脛骨神経の分岐神経です。
脛骨神経はNICRで施術操作をする腓腹筋の下のヒラメ筋の下を走っておりNICRの施術操作での損傷の可能性は考えにくいです(NICRのneedleの先端が腓腹筋に入るのにかなりの抵抗を要し、ヒラメ筋でも同様もしくはそれ以上の抵抗を要するため無自覚にヒラメ筋に刺入することはまずないと考えられます)。 もし生じ得るとしたらあくまでも仮説ですがNICRにより萎縮した腓腹筋の代替として必死に機能しているヒラメ筋の緊張により脛骨神経が圧迫されてしびれ感が生じている可能性があります。今まで一時的に生じたケースはありますが永久的に残存したケースはありません。

6.コンパートメント症候群をおこす可能性
手術操作により血管を傷つけそれにより組織内圧が亢進しコンパートメント症候群を生じる可能性があります。 下腿の筋肉は、膜や骨など伸縮しない組織で囲まれている四つコンパートメントの中に存在しNICRで手術的侵襲が加わる腓腹筋はそのうちの一つである浅後方 superficial posteriorコンパートメント内に存在します。
急性コンパートメント症候群が疑われる場合には整形外科的緊急手術が必要になります。
現在までのところNICRでコンパートメント症候群が生じたという報告は見聞していません。

7.脂肪吸引と同時に行うと2週間ほど歩行困難になる可能性
脂肪吸引の吸引程度にもよりますが脂肪吸引と併用しますと複合的な疼痛・心理的要因のため2週間ほど歩行困難になる可能性があります。
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by shirayuribeauty | 2009-09-02 01:12 | 美容外科
豊尻 手術 (お尻 インプラント 増大術)
1945年の8月18日未明、占守島(しゅむしゅとう)〔千島列島の北東端を占める島・千島列島唯一のソ連軍との激戦地〕にソ連軍が侵攻し日本軍と戦闘になりました。

8月15日の玉音放送後、日本軍は武装解除を行い本土に帰る準備を進めてていましたが18日の国籍不明軍によるこの攻撃により防衛配置につき国防のため、そして島に残る婦女子のために日本軍として最後の組織的戦闘を行いました。
 
当時占守島には缶詰工場で働く約400人の若い女子工員がいました。ソ連軍による婦女子の陵辱を恐れた占守島司令部隊は、一斉の高射砲攻撃の中、島にあった独航船20数隻に女性を乗せ無事に北海道に脱出させることに成功しました。

占守島の兵士はノモンハン事件やガダルカナル島の生き残りが多く実戦経験があり、士気も高く、ソ連軍の一日で占守島を占領し北海道まで侵略する作戦を押しとどめるどころかあとわずかの攻撃で日本軍がソ連軍を殲滅という体勢にまでなりました。しかしそのとき、札幌の方面軍司令部から「戦闘を停止し、自衛戦闘に移行」との軍命令が届き、停戦交渉を開始せざるを得なくなりました。

占守島における日本軍の最終的な武装解除がなされたのは8月24日になります。日本では、8月15日を終戦の日として扱っていますが、その後も祖国を守る戦いは占守島では続いていました。


島を死守し、婦女子を保護し、祖国を守るべく戦い抜いた日本兵士達は、戦闘終了後帰国できるはずがソ連に極寒のシベリアに強制連行され奴隷労働に従事させられ多くが命を落としました。

故郷に帰り、家族に会えるという望みをがあったにもかかわらず終戦後も命をかけて守るべきものを守る為に戦い、かろうじて生き残った者も不法なシベリア抑留までされて散っていった彼らを日本人は決して忘れてはならないと思います。

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遊就館内パンフレットより


本日ご紹介の患者さんは豊尻 手術 (お尻 インプラント 増大術)をお受けになられた患者さんです。

上段:術前です。
下段:術後約1か月再診時です。
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180ccのプロテーゼを使用しています。 触れたり揉んだりした感じも極自然です。
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御満足(5/5)と順調な経過です。


殿部シリコンプロテーゼ留置術のリスク は人工乳腺(プロテーゼ)留置術のリスクと同様に
・感染
・バックの破損
・バックの移動
・カプセル拘縮
・血腫
・seroma(漿液腫)
等が挙げられます。

先日お心遣いをいただきました
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ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
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by shirayuribeauty | 2009-08-18 22:20 | 美容外科
豊尻術:殿部形成術(殿部シリコンプロテーゼ留置術)術後1週間
本日ご紹介の患者さんは豊尻術(殿部シリコンプロテーゼ留置術)をお受けになられた患者さんです。

上段:術前です。
下段:術後一週間再診時です。
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180ccのコヒーシブシリコンプロテーゼを使用しています。 お尻の傷は割れ目に沿い徐々に目立たなくなります。 
手術前は以前他院で行った脂肪吸引が静脈麻酔下でなされているにも関わらず意識があり激痛で地獄だったとのことでかなり緊張されていましたが幸い手術中は無痛、無意識で気づいたら手術が終わっていたとのことで御満足とのことでした。 また仕上がりにも御満足(5/5)とのことで順調な経過です。


殿部シリコンプロテーゼ留置術のリスク は人工乳腺(プロテーゼ)留置術のリスクと同様に
・感染
・バックの破損
・バックの移動
・カプセル拘縮
・血腫
・seroma(漿液腫)
等が挙げられます。
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by shirayuribeauty | 2009-07-19 00:01 | 美容外科
豊尻術(殿部シリコンプロテーゼ留置術)
今日は1898年 にハワイがアメリカ合衆国に併合された日になります。
そして1944年 大東亜戦争においてサイパン島の日本軍守備隊が玉砕した日になります。



本日ご紹介の患者さんは豊尻術(殿部シリコンプロテーゼ留置術)をお受けになられた患者さんです。

上段:術前です。
下段:術後翌日再診時です。
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180ccのプロテーゼを使用しています。 お尻の傷は割れ目に沿い徐々に目立たなくなります。 順調な経過です。

殿部シリコンプロテーゼ留置術のリスク は人工乳腺(プロテーゼ)留置術のリスクと同様に
・感染
・バックの破損
・バックの移動
・カプセル拘縮
・血腫
・seroma(漿液腫)
等が挙げられます。


先日お心遣いをいただきました。

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ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
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by shirayuribeauty | 2009-07-07 00:58 | 美容外科
ふくらはぎスリム形成術: NICR(非切開式腓腹筋退縮術)

本日ご紹介の患者さんはふくらはぎスリム形成術 (NICR(非切開式腓腹筋退縮術):皮膚切開を行わず選択的神経処理を行う術式)をお受けになられた患者さんです。


左:術前です。                 右:術後約1か月再診時です。
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
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術前より周径は左右共に約2cm細くなり御感想もご満足(5/5)と順調な経過です。



NICRの考えられる主たるリスク
1.術後血腫

 術後血腫を生じそれが吸収されるまで歩行困難を生じる可能性があります。
 術後1週間は日常生活に必要な歩行以外はなるべく安静にしてください。 術後翌日から立ち仕事でハードな勤務をされた方の下腿に血腫が形成されその結果足が腫れ、連日勤務を痛み止めを飲みながら続けた結果、術後日に日に症状が悪化し歩行障害を生じたケースがあります。 

2.肺塞栓症の危険性

 ふくらはぎに血腫が生じるとそれが静脈の還流を障害し血栓を生じる可能性があります。
 それが肺に飛ぶと肺塞栓症という致命的な合併症を引き起こす可能性は否定はできません。
 この手術が原因で肺塞栓症を生じたという報告は見聞したことはありませんが可能性は否定できません。

3.複合性局所疼痛症候群 Complex regional pain syndrome: CRPS を起こす可能性

複合性局所疼痛症候群 とは外傷(骨折・打撲・捻挫など)をきっかけとして、慢性的な痛み(慢性疼痛)が起きたり、慢性疼痛に加えて、局所の浮腫、皮膚温度の異常、発汗異常などの症状を伴うことのある病態です。

例えば採血検査をされた後、通常は治癒する痛みが慢性化し皮膚の萎縮が起きることがあります。筋肉だけでなくて骨の萎縮(骨粗鬆症)が進行する事があります。痛みがあるので動かさないでいると関節の可動性の低下による運動障害が起きてきて最終的には関節の拘縮まで起きて、その手が使えなくなることまでおこる場合があります。

血液検査だろうと脂肪吸引だとうとなんだろうと体にメスをいれる以上は複合性局所疼痛症候群を生じる可能性はあります。 しかし通常は非常に稀なので不必要に患者さんに畏怖心を生じさせないためにそのような説明をせずに我々一般の医師は採血等の処置や手術を行っています。

NICRだからといってその可能性が高まる証拠は現時点ではないし、NICRで複合性局所疼痛症候群を生じたという報告も未だ見聞したことはありません。 しかし本邦において新しい施術法を行うにあたっては可能な限り考えうるリスクを明示化するべきであるという考えにより記載しています。

4.術後足底部しびれ感出現の可能性
足底部の感覚支配神経は内側足底神経、外側足底神経からなりこれらは脛骨神経の分岐神経です。
脛骨神経はNICRで施術操作をする腓腹筋の下のヒラメ筋の下を走っておりNICRの施術操作での損傷の可能性は考えにくいです(NICRのneedleの先端が腓腹筋に入るのにかなりの抵抗を要し、ヒラメ筋でも同様もしくはそれ以上の抵抗を要するため無自覚にヒラメ筋に刺入することはまずないと考えられます)。 先日御紹介した症例においては術後4週を経て立ち仕事の経時的負荷によりしびれが出現していることにより、あくまでも仮説ですがNICRにより萎縮した腓腹筋の代替として必死に機能しているヒラメ筋の緊張により脛骨神経が圧迫されてしびれ感が生じている可能性があります。


先日お心遣いをいただきました。
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ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
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by shirayuribeauty | 2009-07-01 01:04 | 美容外科
ふくらはぎスリム形成術 (NICR(非切開式腓腹筋退縮術))
本日ご紹介の患者さんはふくらはぎスリム形成術 (NICR(非切開式腓腹筋退縮術):皮膚切開を行わず選択的神経処理を行う術式)をお受けになられた患者さんです。


左:術前です。                 右:術後5週間再診時です。
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
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術前より周径が左はー2cm 右はー1cm細くなりました。
もともと左が右に比べて太かったのでバランスがとれてきて良い感じです。

私の術後の生活の細かい指導面において説明が至らず、術後翌日より朝から晩までの立ち仕事をなされたせいか徐々に腫れが悪化し歩行困難が生じました。 
再診時に腫れが落ち着くまでしばらくお仕事をお休みするようにお願いしましたが都合上なかなか休めないとのことで治療もスムーズにいかず難渋しましたが無事腫れも引いてきて現在の状態です。
しかし術後4週ぐらいに腫れが引いてきて一週間ぐらい前からそれまでなかった足底のしびれが立ち仕事が続くと感じるようになってきたとのことで要経過観察です。


NICRの考えられる主たるリスク
1.術後血腫

 術後血腫を生じそれが吸収されるまで歩行困難を生じる可能性があります。
 術後1週間は日常生活に必要な歩行以外はなるべく安静にしてください。 術後翌日から立ち仕事でハードな勤務をされた方の下腿に血腫が形成されその結果足が腫れ、連日勤務を痛み止めを飲みながら続けた結果、術後日に日に症状が悪化し歩行障害を生じたケースがあります。 

2.肺塞栓症の危険性

 ふくらはぎに血腫が生じるとそれが静脈の還流を障害し血栓を生じる可能性があります。
 それが肺に飛ぶと肺塞栓症という致命的な合併症を引き起こす可能性は否定はできません。
 この手術が原因で肺塞栓症を生じたという報告は見聞したことはありませんが可能性は否定できません。

3.複合性局所疼痛症候群 Complex regional pain syndrome: CRPS を起こす可能性

複合性局所疼痛症候群 とは外傷(骨折・打撲・捻挫など)をきっかけとして、慢性的な痛み(慢性疼痛)が起きたり、慢性疼痛に加えて、局所の浮腫、皮膚温度の異常、発汗異常などの症状を伴うことのある病態です。

例えば採血検査をされた後、通常は治癒する痛みが慢性化し皮膚の萎縮が起きることがあります。筋肉だけでなくて骨の萎縮(骨粗鬆症)が進行する事があります。痛みがあるので動かさないでいると関節の可動性の低下による運動障害が起きてきて最終的には関節の拘縮まで起きて、その手が使えなくなることまでおこる場合があります。

血液検査だろうと脂肪吸引だとうとなんだろうと体にメスをいれる以上は複合性局所疼痛症候群を生じる可能性はあります。 しかし通常は非常に稀なので不必要に患者さんに畏怖心を生じさせないためにそのような説明をせずに我々一般の医師は採血等の処置や手術を行っています。

NICRだからといってその可能性が高まる証拠は現時点ではないし、NICRで複合性局所疼痛症候群を生じたという報告も未だ見聞したことはありません。 しかし本邦において新しい施術法を行うにあたっては可能な限り考えうるリスクを明示化するべきであるという考えにより記載しています。

4.術後足底部しびれ感出現の可能性
足底部の感覚支配神経は内側足底神経、外側足底神経からなりこれらは脛骨神経の分岐神経です。
脛骨神経はNICRで施術操作をする腓腹筋の下のヒラメ筋の下を走っておりNICRの施術操作での損傷の可能性は考えにくいです(NICRのneedleの先端が腓腹筋に入るのにかなりの抵抗を要し、ヒラメ筋でも同様もしくはそれ以上の抵抗を要するため無自覚にヒラメ筋に刺入することはまずないと考えられます)。 本紹介症例においては術後4週を経て立ち仕事の経時的負荷によりしびれが出現していることにより、あくまでも仮説ですがNICRにより萎縮した腓腹筋の代替として必死に機能しているヒラメ筋の緊張により脛骨神経が圧迫されてしびれ感が生じている可能性があります。

私は整形外科医時代に何件も同部位の下腿の骨折修復手術やamputation(切断術)等行い、かつこのNICRの施術開始に備えて日本国内で5体のご遺体、タイ国で3体のご遺体の下腿を解剖させていただき本術式の開発者である韓国のcho先生に直接御指導を賜りかつ解剖学を何度も復習し一例一例慎重にこの施術を行っていますがこのような合併症が生じています。

この術式を学ぶ機会を与えてくださった関係諸者には深く感謝しますが一般的な宣伝で「機能障害などの副作用の心配がほとんどない」とするのはやはり疑義が生じます。 近日韓国のcho医師を再度訪ねる予定なのでより綿密にこの術式における諸問題について討議を重ねてきます。

もちろんこのしびれ感もいままでの臨床医の経験的感覚からいえば術後の一時的なもので経過観察で十分良くなって消失しそうな予感はします。


この患者さんからお心遣いをいただきました。
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術後の大変な時期を乗り越えたと思ったらしびれ感が生じご不安だと思います。
体の機能が慣れるまでの一時的なものだと思います。 お心遣いをいただき恐縮です。
御心配なことがあれば御遠慮なさらずまた再診にいらしてください。 
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by shirayuribeauty | 2009-06-24 01:53 | 美容外科
脇の下多汗症改善術(ラジオ波凝固法)
本日ご紹介の患者さんは脇の下の多汗症が気になるとのことで脇の下多汗症改善術(ラジオ波凝固法)をお受けになられた患者さんです。

術後約1か月半再診時です。
右脇                             左脇
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キズは針穴程度なのでほとんどわかりません。ラジオ波凝固法は針先から出るラジオ波により皮下のアポクリン汗腺やエクリン汗腺を破壊する方法です。 

だいぶ汗のことは気にならなくなったとのことでやや満足(4/5)と順調な経過です。


先日お心遣いをいただきました。
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ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
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by shirayuribeauty | 2009-05-30 15:24 | 美容外科
他院神経切断術後: NICR (Non Incisional Calf Reduction:非切開式ふくらはぎ縮小術) 
今日は1945年に米軍が東京に3月10日の無差別大量虐殺空爆に次ぐ空襲を行った日になります。470機が来襲し、それまで空襲を受けていない山の手が主な対象になりました。

この二回の東京大空襲で総計8~10万人の一般市民が虐殺されました。

この一連の民間人無差別大量虐殺の立案、指揮をしたのが第21爆撃集団司令官カーチス・エマーソン・ルメイいわゆる鬼畜ルメイとなります。
大東亜戦争終戦後ルメイは戦略爆撃に精通し、また日本の防空体制の弱点(夜間防衛)を把握していたため日本の航空自衛隊創設に関与。1964年その功績により、日本政府より1964年勲一等旭日大綬章を授与されています。

第21爆撃集団司令官の前任者ヘイウッド・ハンセルが軍事施設にポイントをなるべく絞って精密爆撃を行っていたのに対し後任のルメイは無差別大量虐殺日本焦土作戦を行ったのにもかかわらずルメイに勲一等旭日大綬章を授与した当時の日本政府の判断に首を傾げざるをおえません。
国辱的行為だと思います。

本日ご紹介の患者さんは既往として約10年前にふくらはぎの脂肪吸引を、約1年半前に他院にてふくらはぎの筋肉萎縮術目的にて神経切断術をお受けになられた既往があります。その手術ではふくらはぎの最大周囲径が5mm程度しか小さくならなかったとのことで今回より効果的な方法をご期待されNICR (Non Incisional Calf Reduction:非切開式ふくらはぎ縮小術) ふくらはぎスリム形成術 をお受けになられました。

左:術前です。                      右:術後約5週間再診時です。
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術後1週間は効果は実感されませんでしたが、今回の術後5週間の再診時には効果も実感しはじめ御満足(5/5)という順調な経過です。
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術後2~3か月でより効果を実感しはじめられると思います。



NICRの考えられる主たるリスク
1.術後血腫

 術後血腫を生じそれが吸収されるまで歩行困難を生じる可能性があります。
 術後1週間は日常生活に必要な歩行以外はなるべく安静にしてください。 術後翌日から立ち仕事でハードな勤務をされた方の下腿に血腫が形成されその結果足が腫れ、連日勤務を痛み止めを飲みながら続けた結果、術後日に日に症状が悪化し歩行障害を生じたケースがあります。 

2.肺塞栓症の危険性

 ふくらはぎに血腫が生じるとそれが静脈の還流を障害し血栓を生じる可能性があります。
 それが肺に飛ぶと肺塞栓症という致命的な合併症を引き起こす可能性は否定はできません。
 この手術が原因で肺塞栓症を生じたという報告は見聞したことはありませんが可能性は否定できません。

3.複合性局所疼痛症候群 Complex regional pain syndrome: CRPS を起こす可能性

複合性局所疼痛症候群 とは外傷(骨折・打撲・捻挫など)をきっかけとして、慢性的な痛み(慢性疼痛)が起きたり、慢性疼痛に加えて、局所の浮腫、皮膚温度の異常、発汗異常などの症状を伴うことのある病態です。

例えば採血検査をされた後、通常は治癒する痛みが慢性化し皮膚の萎縮が起きることがあります。筋肉だけでなくて骨の萎縮(骨粗鬆症)が進行する事があります。痛みがあるので動かさないでいると関節の可動性の低下による運動障害が起きてきて最終的には関節の拘縮まで起きて、その手が使えなくなることまでおこる場合があります。

血液検査だろうと脂肪吸引だとうとなんだろうと体にメスをいれる以上は複合性局所疼痛症候群を生じる可能性はあります。 しかし通常は非常に稀なので不必要に患者さんに畏怖心を生じさせないためにそのような説明をせずに我々一般の医師は採血等の処置や手術を行っています。

NICRだからといってその可能性が高まる証拠は現時点ではないし、NICRで複合性局所疼痛症候群を生じたという報告も未だ見聞したことはありません。 しかし本邦において新しい施術法を行うにあたっては可能な限り考えうるリスクを明示化するべきであるという考えにより記載しています。


先日お心遣いをいただきました。
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ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
 
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by shirayuribeauty | 2009-05-25 00:10 | 美容外科
ふくらはぎスリム形成術 (NICR(非切開式腓腹筋退縮術))
本日ご紹介の患者さんはふくらはぎスリム形成術 (NICR(非切開式腓腹筋退縮術):皮膚切開を行わず選択的神経処理を行う術式)をお受けになられた患者さんです。


左:術前です。                 右:術後三週間再診時です。
(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
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神経処理をしているのでつま先立ちしたときの内側腓腹筋の筋肉収縮がなくなり凸の筋肉のコブがやわらかくなっています。

腫れが引いてきて最大径にて左右ともに術前より約0.5cmずつ細くなりました。

順調な経過です。これから数週間の間により細くなっていくでしょう。

メイヨー兄弟の格言
Charles・H・Mayo
105.こうしたことが流行することはよいことかもしれません。流行に熱中する人々が、その方法の有効性を証明したいと願って二倍の努力をすることになるからです。
William・J・Mayo
105.私たちは完全性と有効性の差異を心にとどめておかなければなりません。
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by shirayuribeauty | 2009-04-25 23:51 | 美容外科
ふくらはぎスリム形成術 (NICR:Non Incisional Calf Reduction)
本日ご紹介の患者さんはふくらはぎスリム形成術 (NICR(非切開式腓腹筋退縮術):皮膚切開を行わず選択的神経処理を行う術式をお受けになられた患者さんです。

上段:術前です。
下段:術後1週間再診時です。(写真は患者さんの快諾を得て供覧しています)
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術後一週間なので全く変化はわかりません。
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術後の痛み等は楽で患者さんの負担が少ないのがこの術式の長所です。


今までふくらはぎを細くするには脂肪吸引が一般的でしたが筋肉質の方のふくらはぎを細くするには脂肪吸引では限界がありました。 ボツリヌス毒素によるふくらはぎの縮小も効果としては3ヵ月程度なのが現状です。 神経遮断術(neurectomy)は良い方法なのですが内側腓腹筋のみの委縮しか狙えないのが欠点でした。 TCR法は絨毯爆撃のごとく筋肉をラジオ波で焼いて委縮を期待する方法であり術後の瘢痕形成による繊維化による引き攣れの危険性の問題がありました。
NICR法はラジオ波で筋肉内の神経をピンポイントで特異的に処理する方法であり、最少侵襲で内側のみならず外側腓腹筋をも細くでき、ヒラメ筋を損傷しないという点で画期的な方法だと思います。 
本法の開発者であるthe line plastic surgery clinic の院長先生であるJae Ho,Cho先生に初の外国人への指導という機会に幸い御指導していただきNICR専用の機械を韓国より購入したところその医療機器のチーフマネージャーがわざわざ来日し日本で一番最初にこの機械を販売したのが私:一美容外科医とのことでしたのでまだまだ日本では一般的ではありませんが今後広まっていくと思います。

ただこの方法は解剖を熟知した医師が適切な方法で行わないと思わぬ合併症が生じることがあります。
実際韓国では本法による訴訟が起きているようです。
しかし東亜日報の記事に記載してある「ともすれば難治性神経痛をもたらす施術とされている」というのはあくまでも可能性であり実際は報告はされていないようです。

脂肪吸引だろうとなんだろうと外科的手術を行えば複合性局所疼痛症候群 Complex regional pain syndrome: CRPS を起こす可能性はあり得ます。 ただし非常に稀です。

可能性だけでいえばタクシーに乗っても交通事故で死ぬ可能性もありますし局所麻酔を打っただけでもショックを起こして亡くなる人もいるでしょう。
そういえば先日ある形成外科の教授がヒアルロン酸の自己注射はショック死する可能性があると発言したとマスコミ記事に記載してありましたが(本当にそのような発言をしたのかどうか真実かは不明です)、非常に稀なケースを持ち出して患者さんを畏怖させるのはどうかと思います。

Cho先生によるとある一人の医師による乱診乱療とも呼ぶべきかなり乱暴な施術だったようですが(原因はCho先生の口から聞くとそんな方法で行えばなるほどさもありなんという内容でした)異国の訴訟故、基礎資料が手に入らず正確な情報(Cho先生の言っていることが事実か否か)はわかりません。 

私の知る範囲いでは本件訴訟で問題になったのは複合性局所疼痛症候群のような難治性神経痛やヒラメ筋への支配神経の障害による永久的な歩行障害の問題ではなく乱暴な手術操作や稚拙なアフターケアによる拘縮が原因の腓腹筋の痛みやそれによる歩行障害のようです。
実際他医による適切な処置により歩行障害が残存した患者さんはいないと聞いています。

運動器の守護神であるべき整形外科専門医がこのような天から賦与されている運動機能を逸失させる(少なくとも腓腹筋が一定量委縮すれば筋力は低下するでしょう。たとえ日常生活には問題は生じなくともトップアスリートを目指している方はこの手術を受けるべきではありません)美容外科施術行為を行うのは問題があると自身思う反面、運動器をかつて専攻した医師として解剖を熟知し安全に施術を提供し得ると判断するのであればそれを社会に提供し、もし問題があればそれに対して警鐘を鳴らすのも一つの社会貢献の在り方なのかなとも思っています。

手術というものはどんな手術であれ一定のリスクがあります。 また執刀医の力量によりそのリスクの期待値は変動します。 そのリスクが自身にとって許容できるものなのかよくご判断され、安易な宣伝に乗せられず熟慮されて施術を受けるか否かを判断されるのがよいと思います。


先日お心遣いをいただきました。
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ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
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by shirayuribeauty | 2009-04-02 00:59 | 美容外科