眼球移動術  (眼窩骨骨切 眼球位置移動術)
本日ご紹介の患者さんは 離れ目を改善したい、顔面における黒目の位置を変えたい すなわち 眼球 を左右寄せたい、 左右の眼球の位置を下げたい とのご希望にてご相談にご来院されました。

色々な病院、医院の名医を全国周られ目がしら切開等勧められおうけになられるも結果に全く納得できなかったとのことでした。

眼球移動術は眼窩骨を骨切りする大がかりな手術になりますのでしかるべき名医や医療機関でお受けになられるように何度もご説得させていただきましたが、何度も足繁くご来院され手術の執刀を懇願されました。

人目が気になるとのことであり通常価格をご希望され症例写真としてここには供覧できませんが今後同じお悩みを持ち同様の手術をお受けになられる方々のためへと文章の開示を快諾してくださったのでここに供覧させていただきます。

手術前にメールをいただきました。
(一部略)
先生の労力諸々を考えると、このような希望をするのは心苦しい事この上ないのですが…。
しかし、この希望を叶えられるのは日本全国で先生しかいません(技術においても、精神においても)
長くなってしまい、すいません。
先生を信じて全てを託します。
こんな我儘な患者ですが、●/●よろしくお願いします。



手術前日にもまたメールをいただきました。



伊藤先生

度々のメール失礼いたします。●●日手術を受ける●●です。


昨日は不躾なメールを送ってしまったのですが、迅速な返信を頂き大変驚きました。本当にありがとうございます。

また、日々の業務でお忙しいにも関わらず、手術のシュミレーションまでして下さっていると知り…恐縮の限りです。


昨日の先生の返信を読んだ後、更に一晩考えたのですが、やはり希望は変わりません。
先生から説明頂いたリスクは全て承知の上で、横方向・下方向へ眼球移動したいと思っています。


正直な所、全身麻酔や顔にメスを入れるのはとても怖いですが、それを何十倍も上回るほど自分の顔にコンプレックスがあります。

コンプレックスを解消して、これからの人生を前向きに生きる事ができるなら…その第一歩が明日の手術だと思っています。


カウンセリングの時から、こちらが恐縮するほど根気よく話を聞いて下さった先生には感謝してもしきれません。何度も熟考するよう促してくれた事も大変感謝しています。

また、昨日頂いた返信の一文一文から真摯な心が伝わってきて、先生になら全てを託せると改めて思いました。

明日はもう先生に身を委ねるだけです。
どうぞよろしくお願いします。

●●


私は何の権威もない一美容外科医であり そんな自分に何度も手術のご依頼をしてくださった患者さんには文献等調べ、日本全国はもとより世界各地の名医を訪ねて修練をかさねて自分なりに一生懸命してきたつもりですがある患者さんには最終的には わいせつ致傷の誹りまで受けた医師です。

こんな私に全幅の信頼を寄せてくださり何度も足繁くご来院された本患者さんの真剣な思いに対し私の全知全能を尽くしてお役にたてればとメスを握らさせていただきました。

患者さんのご感想です。(クリックすれば拡大して見れると思います)
<2017.09.15追記:患者のご希望によりやはり身元バレが怖いとのことで自筆の感想表の掲載中止のご希望のご連絡が先日あり掲載を取りやめます。通常価格で手術をお受けになられたにも関わらず感想表の掲載に今までご同意くださったことを感謝いたします>                



専門的な話になりますが眼窩壁の骨は骨切していますが視神経はintact(
無傷)、眼球の運動をつかさどる筋肉はすべてintact(無傷)であり鼻涙管もintact(無傷)です。
左右の眼球は約5mm寄り、右は約3mm 左は約1.5mm下に下げています。

視力障害、複視、眼球運動障害は生じておりません。
現在の涙は鼻涙管が腫れのため閉塞傾向にあるため生じていますが腫れの軽減とともに改善するでしょう。

またのご来院をお待ちしております。


眼球移動術のリスク
・挿管全身麻酔のリスク(気道トラブル、肺塞栓症、肺炎、アレルギー反応等 統計的には約7万人に1人が死亡するという報告があります)
・動眼神経麻痺による複視の発生の可能性(予測)
・血腫が生じた場合 最悪失明等があり得る可能性(予測)
・術後しばらく鼻血がでます
・すべての手術にいえることですが術後CRPS(complex regional pain syndrome:
複合性局所疼痛症候群)を発症し術後疼痛に悩む可能性(日本人の5千人に1人が罹患しているといわれています)

眼球移動術のメリット
・離れ目、より目、目の高さの左右差 等を外科的に改善することができます。
整体での治療を喧伝している施設があるようですが整体では顔面骨中における眼球の位置を変えることはできません。 変えることができるのは外科手術のみになります。
これは 医学部、米国カイロプラクティック大学、歯学部にて学ばさせていただき各々の学位およびその国における国家資格を拝受した私が皆様に発する事実です。
ただ筋緊張の左右差による頭位の傾きによる眼位の左右差においては整体やカイロプラクティック、歯科治療において改善することはあり得ます。



外科手術は劇的な効果を生みだす反面、予期せぬ合併症を生じる可能性もあり得ます。
私の手術で不幸になっている方もいらっしゃると思います。 誠に申し訳ありません。
いくらリスクを説明してもそれが起こってしまったら医者として無責だとは思っていません。
法的にどこまで外科医は合併症にたいして責任を背負わなければいけないのかは私は法律家ではありませんのでわかりませんが、このカルマは背負ってあの世に旅立ちます。
しかし同時に外科医である以上私を信じて御依頼してくださる方がいらっしゃり理性的、科学的に考えてその方のお役に立てる確率が高いと判断できるのであればメスを握ろうと思います。
私にできる努力はその確率を可能な限り100%に近づけることができるように日々日々勉強し研鑽を積むことだと思います。
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by shirayuribeauty | 2015-05-01 00:01 | 美容外科
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