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LeFortⅠ(ルフォー1)型骨切術 ,鼻翼基部アパタイト形成術, 下顎矢状分割術,他院顎先プロテーゼ抜去術
今日は1933年 に日本が国際連盟に対し正式に脱退を通告した日になります。
1919年2月13日当時常任理事国であった日本が提案した人種あるいは国籍如何(いかん)により法律上あるいは事実上何ら差別を設けざることを約す と言う条項、いわゆる「人種差別撤廃条項」を廃案した国連において1933年日本軍の満洲撤退勧告案が採択され日本全権大使・松岡洋右が連盟脱退を宣言し退場 した2月24日から約1ヶ月を経ての正式脱退通告となりました。


また今日は2011年3月27日 イラン・イラク戦争中の1985年3月、テヘランに残された日本人215人を救出したトルコ航空機のオルハン・スヨルジュ元機長(85)が串本町樫野を初めて訪れ、トルコ軍艦・エルトゥールル号遭難慰霊碑に献花した日になります。
機長は「日本人を全員救出でき、うれしかった。(エ号の)恩返しができた」と心境を語ったとされています。

 イラクが航空機無差別攻撃を宣告し、各国機が自国民を優先する中で、トルコはテヘランに航空機を飛ばし、日本政府から救援機を送ってもらえず絶望的状況であった日本人を助け出してくれました。その友好の原点には、エルトゥールル号が1890年に同町沖で遭難し、500人以上の乗組員が犠牲になる中、町民が69人を救出したことが背景にありました。

  エルトゥールル号で救出された祖父の遺影を持ったセレスさんは、遭難した海域を見て「串本の人が祖父を助けてくれなかったら、私も息子もこの世にいない。本当に感謝している」と感慨深げに話されていたそうです。


本日ご紹介の患者さんはガミースマイルを改善したい、上顎をひっこめたい、しかし法令線は改善したい、他院顎先プロテーゼは抜去したい等のご希望にてカウンセリングの結果 LeFortⅠ型骨切術(中顔面短縮術) ,鼻翼基部アパタイト形成術, 下顎矢状分割術,他院顎先プロテーゼ抜去術 をお受けになられた患者さんです。

上段:術前です
下段:術後約10日再診時です。
LeFortⅠ(ルフォー1)型骨切術 ,鼻翼基部アパタイト形成術, 下顎矢状分割術,他院顎先プロテーゼ抜去術_d0092965_0252550.jpg

術前は右上顎が大きく 左右の目の高さが異なっておりましたが、術後は目の高さも左右同程度になり順調な経過です。

ご感想も「まあ満足(4/5)」と順調な経過です。

まだ術後10日なので腫れています。 輪郭手術の完成は術後半年になります。
またのご再診をお待ちしております。








ルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM:sagittal splitting method of mandibular ramus またはSSRO:sagittal splitting ramus osteotomy )のリスク

1.全身麻酔の事故のリスク (約7万件の全身麻酔に1件の麻酔死亡事故確率の統計調査報告等あります)
2.術後の腫れによる気道閉塞 → 気管切開等必要になる可能性
3.感染
4.プレートやネジがゆるんだりして再手術になる可能性  
5.咬合の安定化まで時間を要する。場合によっては術後矯正が必要になる可能性。
6.眼窩下神経麻痺や下歯槽神経麻痺の可能性
7.出血
8.鼻中隔湾曲が生じる可能性
9.口蓋瘻が生じる可能性
10.鼻の形態が変わる可能性
11.歯の違和感がしばらく残存する可能性
12.蝶口蓋動脈や大口蓋動脈に動脈瘤が生じ術後しばらくして突然止血困難な鼻血出血が生じる可能性
13.日本国内のケースでは私が浅学なのか見聞したことはありませんが外国の報告においては発生率は稀と思われますが「失明」(一応この合併症を避けえる術法はありとされており私もその術法にのっとって手術をおこないますが絶対おこらない保証はありません。)・・・ 外国の文献に載っています

by shirayuribeauty | 2015-03-27 00:20 | 美容外科
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