中顔面短縮術<ルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM)>、頬骨骨切術
今日は1935年11月9日に中華民国上海共同租界で、日本海軍の中山秀雄一等水兵が日中関係の悪化を企図する中国人により殺害された日になります。



本日ご紹介の患者さんは中顔面を短縮したい、頬骨幅を狭めて小顔になりたいとのご希望にてご相談にこられた患者さんです。

中顔面を短縮するにはLe Fort I 型骨切術にて上顎骨を中抜きすることが必要なので大学病院の口腔外科等設備の整ったところで手術をお受けになられることがご自身のためである旨をお話しいろいろな施設に相談にいくようにお勧めしましたがどこも引き受けてくれないがどうしても受けたいとのご希望にてご依頼をお引き受けすることとしました。

ルフォーⅠ型骨切術単独では下顎骨のauto rotationにより切端咬合になり口元がやや前方にでた顔になってしまうと判断しましたのでルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM:sagittal splitting method of mandibular ramus またはSSRO:sagittal splitting ramus osteotomy )、および頬骨幅を狭めるために頬骨骨切術を同時におこないました。

中顔面を5mm上顎骨を上方に拳上するため鼻中隔軟骨のゆがみ防止および鼻腔容積の保全目的に上顎骨に馬蹄形骨切術および上顎骨蛇腹骨切術を加え上顎骨を上方に5mm拳上しています。

上段:術前です
下段:中顔面短縮術<ルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM)>
頬骨骨切術 術後約9か月再診時です
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御感想は「久しぶりに会った人に「痩せた?」「何か顔小さくなった?」と言われます。自分では見慣れてしまいましたが、だいぶ変化あったようです。 不具合はとくにありません。」とのことで「満足(5/5)」と順調な経過です。
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輪郭手術の完成は術後半年になります。






ルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM:sagittal splitting method of mandibular ramus またはSSRO:sagittal splitting ramus osteotomy )のリスク

1.全身麻酔の事故のリスク (約7万件の全身麻酔に1件の麻酔死亡事故確率の統計調査報告等あります)
2.術後の腫れによる気道閉塞 → 気管切開等必要になる可能性
3.感染
4.プレートやネジがゆるんだりして再手術になる可能性  
5.咬合の安定化まで時間を要する
6.眼窩下神経麻痺や下歯槽神経麻痺の可能性
7.出血
8.鼻中隔湾曲が生じる可能性
9.口蓋瘻が生じる可能性
10.鼻の形態が変わる可能性
11.歯の違和感がしばらく残存する可能性
12.日本国内のケースでは私が浅学なのか見聞したことはありませんが外国の報告においては発生率は稀と思われますが「失明」(一応この合併症を避けえる術法はありとされており私もその術法にのっとって手術をおこないますが絶対おこらない保証はありません。)・・・ 外国の文献に載っています

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by shirayuribeauty | 2014-11-09 23:44 | 美容外科
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