三度目の鼻中隔延長術(他院鼻中隔延長術修正術)、小鼻縮小術、小鼻肉厚減幅術、鼻プロテーゼ入れ替え 2
今日は1912年 タイタニック号が沈没した日であり1983年に東京ディズニーランドが開園した日でもあります。 紅顔無垢な少年であった!?私は開園した年に友人達と訪れた記憶があります。 万人受けするであろうそのエンターメント性に舌を巻きました。日本の誇るアニメもディズニーに負けず人々に夢を与えて世界を席巻してほしく思います。




本日ご紹介の患者さんは既往としてL型プロテーゼ留置、鼻尖縮小術をA院にてうけた既往がある患者さんです。

ところがB院にて「L型プロテーゼは危ない。入れ替えた方がいい。」と言われB院にてL型プロテーゼからI型プロテーゼへの入れ替え、および鼻尖縮小、鼻中隔延長術をおうけになられたところ鼻先は全くさがらず変化がなかったとのことでした。 その際に片耳の軟骨と鼻中隔軟骨は使用されてしまったとのことでした。

変化がないことを訴えたとところB院の歯科医が「修正手術をしてあげる」とのことだったので依頼したとのことでした。 歯科医で鼻の手術は大丈夫なのか?と疑問に思いそのクリニックの事務に尋ねたところ「目の下の部位だから歯科医でもできる」と言われたとのことで手術をうけたとのことでした。

二回目の鼻中隔延長術はブタの軟骨を用いて鼻中隔延長術をうけたとのことでしたがかえって鼻先が上にむいて高くなり、下に降りずまた小鼻が広がった、鼻柱のキズが目立ってしまったとのことで当院にご相談にこられました。

鼻は拘縮で硬く全く下に動かない状態でしたのでもう肋軟骨しか適切な材料はないと判断するも気胸のリスクがあり持病とのリスクの兼ねあいより手術は断念した方がよい旨を十二分にご説明しても患者さんの意志が変わらないため肋軟骨を用いての前医での手術を含めれば三度目になる鼻中隔延長術の御依頼をお引き受けすることとしました。

カウンセリングの結果 他院鼻中隔延長術修正術、小鼻縮小術、小鼻肉厚減幅術、鼻プロテーゼ入れ替え術をお受けになられることとなりました。

術中所見は鼻中隔軟骨はほぼなくなっており、フニャフニャの豚軟骨?と思われるものが残存している状態でした。



患者さんがご自身で作成され持参された希望の鼻の形態写真です。
左:術前です。            右:患者さんが画像修正して作成した希望の鼻の形態です。
d0092965_1285680.jpg

今回の手術の結果は・・・上記写真のように形態を近づけて差し上げるべく努力しました。
左:術前です。            右:術後約2週間再診時です。
d0092965_1292687.jpg

それなりにご希望の形態に近づけることができたと思います。

御感想は「まあ満足~ふつう(3.5/5)」ということでした。
d0092965_145089.jpg


わかりやすく正面像も供覧します。
左:術前です         右:術後約2週間再診時です
d0092965_1362850.jpg

もともと眉間の中央と人中の中央の位置がずれているため(頭蓋に対し上顎がやや左にシフトしている)頭蓋に対し完全にまっすぐにすると鼻と人中および唇がずれたように見えてしまうため眉間から人中に連続性があるように曲がりも修正しています。

担当医視点では順調な経過です。
またの御再診をお待ちしております。






本件を通していくつかの問題点が浮かび上がります

1.L型プロテーゼは入れ替えないと危険なのか?

私の解答としては特段形態が気に入らない等の問題がなければ「鼻先に何らかの症状がでてきていなければ入れ替えをしなくてよいでしょう」ということになります。 
皮膚が薄くなってきた場合や発赤がでてくる場合はプロテーゼが皮膚を突き破って出てくる可能性があり、その場合は鼻先に醜状痕を残す可能性があるため抜去またはI型プロテーゼに入れ替えをした方がよいでしょう。

症状がないのに「危険」と煽って手術をするのは人の不安心理に付け込んでいる印象がぬぐえません。
手術は一定のリスク(皮膚壊死や鼻孔縁の変形等)があるため安易に手術はしない方がよいでしょう。


2.歯科医が鼻中隔延長等の鼻の美容外科手術をしてよいのか?

咬合に関与する場合はLeFortI型骨切術の際のように鼻中隔軟骨の処理等するのは全く問題ないと考えますが、鼻中隔延長等の美容外科手術は違法行為と考えます。 

ただこれとは別件に医師、歯科医師が互いに2年程度の教育で互いの免許試験を受けれれるようになれればとは思います。  口腔医学領域のよりよい発展にとっても望ましいと思っています。


3.ブタの軟骨を使用する安全性や倫理的問題

安全な物を使用していると信じたいです。
ただ術中所見として鼻中隔を延長するのに必要な強度がない印象でした。
自分の軟骨ですら移植した場合は吸収されることがあるのに異種の軟骨がどれだけ人体の中で強度を維持していくのか疑問があります。 基礎的な研究データがあればよいと思います。




先日お心遣いをいただきました。
d0092965_1405096.jpg

ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
[PR]
by shirayuribeauty | 2014-04-15 01:27 | 美容外科 | Comments(0)
<< 目がしら切開形成術  術後約3年半年 額脂肪移植術後約8か月、こめか... >>