上下口唇縮小術、 他院人中縮小術術後口唇変形  : メール相談に対するご返信
本日ご紹介の患者さんは約3年前に私の執刀にて上下口唇縮小術をお受けになられた患者さんです。
約1ヶ月前に他院にて人中短縮術をお受けになられて上口唇が変形してしまい左側のみ歯がみえるようになってしまったとのことで修正のご相談に御来院されました。


上段:約3年前術前です。
中段:上下口唇縮小術術後約2年2か月再診時です。
下段:上下口唇縮小術約3年 他院人中短縮術術後約1か月再診時です。
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患者さんのご希望としては左の形態に合わせて右の上口唇を縮小してほしいとのことでした。

まずは人中短縮術を執刀した医師に術後合併症として相談してアフターケアをしてもらうのがよいとおもいますがどうしても折り合いがつかないようであればご遠慮なさらず修正手術の御依頼をしてください。

人中短縮のリスク
1.本件のような上口唇の変形
2.切開線のとりかたによっては小鼻の変形症例1. 症例2.
3.キズ 症例1. 症例2



先日いただいたメールのお問い合わせに対するご返信をさせていただきます

□ ご相談・お問い合わせ
いつもブログを楽しく拝見させていただいております。

突然ですが気になった点をメールさせていただきます。 医療法によると近年の医療法の改正で厚生労働省は略歴を広告できるとしているようです。
http://shirabeau.exblog.jp/13430858/
これの「経歴は広告できない」という表現は正確ではないのではないでしょうか?現行の医療法を加味すると
「経歴にいたっては 学会の役員ではなく、単に会員である旨は、原則として広告できなし、社会的な評価を受けている客観的事実であってその正否について容易に確認できる略歴しか広告できないのに 多くの医院でインターネットにおける法制度の不備をついて本来広告できない経歴が広告事項となっています。」とされたほうが正確だと思うのですがいかがでしょうか?

差し出がましくで申し訳ありませんが気になったのでメールさせていただきました。




現在のクリニックは千代田区にあり千代田区保健所は皇居のおひざ元の誇りからか「日本一厳しい保健所」との評判で何件もの美容外科がこの厳しい保健所の指導のもと撤退したと伝え聞いております。
その保健所で当院開設時に担当者から「医療法を骨抜きにするチラシの広告等 千代田区は徹底的に取り締まります。ホームページ等も医療法の趣旨を骨抜きにする症例写真の掲載や経歴等記載しないように気を付けていただきたい 」と聞かされており、また開院当初は足げに御担当者に通っていただき色々とご指導していただいたおかげできちんと襟を正した美容外科医療ができていると思っておりました。
よって医療法の広告事項は熟読していたつもりですが(2006年当時)、2007年4月1日より医療法は改正され広告可能事項は変更になっていたようです。  第二節 医業、歯科医業又は助産師の業務等の広告 第六条の五 の七をみると「当該病院又は診療所において診療に従事する医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療従事者の氏名、年齢、性別、役職、略歴その他のこれらの者に関する事項であつて医療を受ける者による医療に関する適切な選択に資するものとして厚生労働大臣が定めるもの」と記載してあり「医療に関する適切な選択に資するものとして厚生労働大臣が定めるもの」であれば略歴を広告してよいようです。 ご指摘ありがとうございました。 2011年になっても医療法の変更内容に対して詳細を理解していなかった誤謬に対しお詫び訂正させていただきます。 まさかそんな本質的なところが変わるはずがないという思い込みがあったのだと思います。  

山口大学教授の柴田二郎先生は著書「医者のホンネ」という本で「専門医制度は医の堕落である」と看破されていました(柴田先生はその信条で専門医の取得をボイコットされています)。医者同士におけるお互いのアイデンティティー確認ぐらいの意味しかもたないはずの専門医の肩書きが医療法でも広告可能になりまさにアメリカ型の専門医商法が日本を侵食しつつあると思います。 

 

本ブログに対し歴史、法律、医学等 分野を問わず間違い等ありましたらご遠慮なさらずご指摘くだされば幸いです。
皆様のお力をお借りして正しい知識の集大成となるブログにさせていただけることに対し深謝します。
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by shirayuribeauty | 2014-03-04 00:03 | 美容外科
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