中顔面短縮術 : ルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM)
今日は大東亜戦争中の1945年に米軍による仙台空襲にて焼夷弾10,961発による絨毯爆撃と高性能爆弾8個が投下され仙台市中心部が焦土とさせられた日となります。



本日ご紹介の患者さんは中顔面を短縮したい、小顔になりたいとのご希望にてご相談にこられた患者さんです。

中顔面を短縮するにはLe Fort I 型骨切術にて上顎骨を中抜きすることが必要なので大学病院の口腔外科等設備の整ったところで手術をお受けになられることがご自身のためである旨をお話しいろいろな施設に相談にいくようにお勧めしましたがどこも引き受けてくれないとのことでご依頼をお引き受けすることとしました。

ルフォーⅠ型骨切術単独では下顎骨のauto rotationにより切端咬合になり口元がやや前方にでた顔になってしまうと判断しましたのでルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM:sagittal splitting method of mandibular ramus またはSSRO:sagittal splitting ramus osteotomy )を同時におこないました。

上段:術前です。
下段:術後約3か月再診時です。
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上顎前歯の唇側傾斜(U1 to FH)が大きかったために同時に改善する目的にて前方部分は約2.5mm  後方は4mm上方にあげています。 上顎骨後方部分はsonopetという超音波骨切削機械をもちいて大口蓋動脈を温存しLefortⅠ型骨切術を遂行しました。

美容外科で行うルフォー (Le Fort) I 型骨切術として小鼻は広がらないように術中処置をおこなっています。

腫れも落ち着いてきてだいぶすっきりした印象になってきました。


術前矯正は行わず術前後の顎間固定および術後の咬合の安定目的に矯正装置をつけています。
上段:術前です
下段:術後三ヶ月再診時です
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術前は上下で4mmほどずれていた正中もほぼそろいました。

御満足(5/5)と順調な経過です。 またの御再診をお待ちしております。




ルフォー (Le Fort) I 型骨切術 、下顎矢状分割術(SSM:sagittal splitting method of mandibular ramus またはSSRO:sagittal splitting ramus osteotomy )のリスク

1.全身麻酔の事故のリスク
2.術後の腫れによる気道閉塞 → 気管切開等必要になる可能性
3.プレートやネジがゆるんだりして再手術になる可能性  
4.咬合の安定化まで要する時間
5.下歯槽神経麻痺の可能性
6.小鼻が広がる可能性
7.上顎、下顎を後方移動した場合においては上気道が狭くなりOSAS(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)を発症するリスク因子になり得る可能性





先日脇山先生がお心遣いをいただきました。
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ありがとうございます。 どうか御気を遣わないでください。
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by shirayuribeauty | 2013-07-10 23:41 | 美容外科
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