•他院培養軟骨移植術術後鼻変形、 耳軟骨移植術(二回)に対する修正術 : 鼻孔縁下降術 2
今日は大東亜戦争中の1944年に米軍が日本守備隊が守るグアム島に上陸開始しグアム戦が始まった日になります。 8月11日に米軍によって全島が完全占領されるまで18000人の日本兵の命が散りました。

グアムにおける最期の日本兵は28年後の1972年に発見された横井庄一伍長になります。



本日御紹介の患者さん は

日本形成外科学会認定専門医/日本美容外科学会認定専門医/日本美容医療協会適正認定医/アメリカ形成外科学会会員(ASPS member)/国際美容外科学会会員 (ISAPS member)/日本熱傷学会専門医/日本乳癌学会評議員/日本熱傷学会評議員/日本再生医療学会評議員 

などのたくさんの御立派な!?資格!?タイトル!?をHP上で標榜するA医師が行ったという「培養軟骨移植術」を鼻背に何回かにわけて受けたところ鼻筋がボコボコとなり鼻先が上向きになってきたため修正を依頼するも修正できないとのことだったので今度は鼻の美容外科で有名というB形成外科専門医で鼻先に耳軟骨移植をうけるも改善せず再度耳軟骨移植を同医師の執刀にてうけるもますます鼻孔がみえやすくなったとの主訴にて御相談にこられた患者さんです。


触診上 A医師による培養軟骨移植をうけた鼻背は骨様の凹凸がありガチガチデコボコでした。
二度にわたる耳軟骨移植をうけた鼻先はこれもまたガチガチで触診上はまったく鼻先は下におりませんでした。

そもそも鼻先をおろして鼻孔を見えにくくするのであれば鼻先に軟骨移植をおこなってもあまり意味がありません。 鼻中隔延長手術を行わなければなりません。 B医師はポリシーとしてそのようなリスクが高い手術を行ないとのことでしたが鼻先軟骨移植は本件のようにあとからひきつれを起こして鼻が上を向き鼻孔が見えやすくなることがあるので私は適応ではないと考えます。
もちろんB医師の危惧するとおり鼻中隔延長手術もそれなりにトラブルが生じえる手術ではあるので正解はありません。

培養軟骨移植はまだまだ発展途上の技法だと思います。
形成外科の先生方は側頭筋膜を鼻背にいれたり培養軟骨をいれたりいろいろ自家組織で鼻背を作るように努力されますが数年後に鼻先があがってきて大変悩まれている患者さんを私はたくさんみてきています。
患者さんは「そんなリスクのある説明は受けなかった」と異口同音におっしゃいます。 なぜ後から患者さんが悩むかもしれない方法をそのようなリスクがあることを説明せずそのような施術を行うのか全く理解できません。  もっとも患者さんが自己にとって都合の悪いことは忘れているだけかもしれませんが・・・

 本来ならば医学的には手術という侵襲の必要のない美容外科の患者さんを○○専門医等の資格商法で集めようとしている団体や学会、名医紹介本がありますがその胡散臭さははっきりいって唾棄すべき対象です。



初診の段階で私はほぼ匙をなげ「申し訳ないけどこれだけガチガチに癒着していると剥離すると皮膚が壊死するリスクがあって御依頼を引き受けるには修正を引き受ける当方のリスクが高すぎる。鼻中隔延長は危険すぎる。 鼻孔縁延長でも怖い。 いままで執刀をうけた医師達にできれば再度相談してどうにかしてもらってほしい。 壊死しても絶対に恨まないと約束できるなら御依頼を御引き受けするがよく考えてほしい。」とお話しました。



しかし「どうしても」との御依頼にて施術をお引き受けすることとなりました。

上段:術前です。
下段:鼻孔縁下降術 術後半年再診時です。
d0092965_2213715.jpg

ご感想は「まあ満足(4/5)」とのことでした。
下からみた時の鼻孔の傷の膨らみがきになるとのことで修正処置を行いました。
またの御来院をお待ちしております。
[PR]
by shirayuribeauty | 2011-07-21 02:15 | 美容外科 | Comments(0)
<< 鼻尖縮小術後 5年半 鼻プロテーゼ、眉間プロテーゼ(... >>