鼻中隔術後合併症(鼻先皮膚透見)に対する修正術後 再透見
本日ご紹介の患者さんは約3年前に脇山先生の執刀にて人中短縮術を、その数か月後に 私 伊藤の執刀にて鼻中隔延長術、鼻尖縮小術をお受けになられた患者さんです。

術後約3年目にて鼻先の尖り、鼻先が白く透けてきたが気になるとのことで「元の鼻に戻すのは嫌ですが軟骨を取りたいです」とのご希望にて軟骨部分切除、婦人科部分からの軟部組織移植は好まないとのことで脇の下からの自己軟部組織移植の修正術をお受けになられました。


上段:術前です。
中段:人中短縮術(脇山執刀)術後3年4か月、鼻中隔延長、鼻尖縮小術(伊藤執刀)術後2年10か月
下段: 鼻先修正術(軟骨部分切除、自己軟部組織移植)術後約半年です。
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「術後3か月までは調子が良かったがその後 以前より広範囲に鼻先が透けるようになってきました。」「透けるのが治っていないので返金してもらいたいです」とのご感想で「不満(1/5)」とのご感想でした。

術後4か月の時点で患者さんが「透ける」とおっしゃるのがどこの部位か判然とせず「ここ(診療室)の光だとわかりずらいですが居酒屋のオレンジぽい光だとすごく指摘される」とのことで私としても「うーん・・・ いわれてみればそう見えなくもないかも・・」程度でした。

しかし今回半年の再診の時点で診療室の光でもぼんやりわかる程度まで透見していました。

上段:修正術後半年再診時 局所アップです
下段:同上   透見領域をわかりやすくオレンジの線で囲っています 
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透見しているのは移植した脇の下の皮下組織の可能性が高いです。

術後3か月経て透見してきたのは再手術操作による皮膚の栄養不良による菲薄化になる再透見、脇の下の組織と鼻の組織の適合性の悪さ、皮膚に緊張を与える原因となっている軟骨除去量不足等様々な原因が考えられますが原因ははっきりと特定はできません。


臨床的には皮膚に緊張を与えうる凸の軟骨を除去しているので今後はコラーゲン増生等により皮膚の菲薄化を改善し治療していくのが非侵襲的でよいと思いますが患者さん的には手術で一期的に改善を期待されていました。

色々な先生のご意見があるとは思いますがきちんと再診にこられて治療をうけていただければ幸いです。
またの御来院をお待ちしております。



鼻中隔延長、鼻先軟骨移植術のリスク
・数か月~数年後鼻先の皮膚が薄くなり軟骨が透見してくる可能性があります

鼻先の皮膚透見に対する修正手術のリスク
・稀ですが再透見する可能性があります。
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by shirayuribeauty | 2012-12-29 23:39 | 美容外科
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