今日は1977年10月、「編み物教室へ行く」と言い残して行方不明になり、2006年に拉致認定された松本京子さん=拉致当時(29)、のために、毎年、好物だったたくあんを漬け、帰国を待ち続けていた京子さんの母である三江さんが89歳にて鬼籍に入られた日になります。
北朝鮮の拉致被害者の家族は高齢化し次々と鬼籍にはいられています。
一刻も早く拉致された人々の日本への帰国を望みます。
本日ご紹介の患者さんは下顎骨スティック骨切術、頬骨アーチリダクション、頬骨前方削り、鼻翼基部骨移植をお受けになられた患者さんです。
しかし術後約6週間の時点で頬のたるみが気になり、アキュリフト(レーザーによる脂肪溶解および皮下組織の引き締め術)をおうけになられました。
上段:術前です。
中段:下顎骨スティック骨切術、頬骨アーチリダクション、頬骨前方削り、鼻翼基部骨移植後約6週再診時です。
下段:アキュリフト(レーザーによる脂肪溶解および皮下組織の引き締め術)をお受けになられ約3か月再診時です。
頬骨は斜め前からみて頬骨の出っ張りが著減し順調な経過です。
鼻翼基部に移植した骨はチタンスクリューにて固定しています。
頬の弛みはアキュリフトで改善しましたがやはり気になるとのことで「リフトでしっかりと(たるみの)ひきあげを考えています」とのことでした。
ロアーリフトの適応と考えられますので近いうちに手術予定を組む予定です。
個人的には口角拳上も一考していただいてもよいかと思います。
またの御再診をお待ちしております。
追記:20130128 ロアーリフト術後1か月
2013.06.05 2014.01.17
スティック骨切り手術のリスク
1.挿管全身麻酔で行うため麻酔事故のリスク (報告では数万件に1件ぐらいの確率で死亡事故になり得ます)
2.オトガイ神経麻痺のリスク 数か月~数年で改善しますが完全改善の保証はできません。
3.術中骨折のリスク 可能性としてはあり得ます。
4.術後の腫れによる気道閉塞の可能性 ・・・・ これが一番問題だと考えています。いままで一例もありませんが理論上は可能性があります。 入院してくださっていれば緊急気道確保を行えますが当院では現行の病床規制上入院ができません。 徐々に腫れが強くなり息苦しくなりご自宅やホテルから救急車の要請が必要になる可能性があります。(いままでそのような事例はありませんがくどいようですが理論上あり得ます)
これらのリスクを承知でもどうしても手術をお受けになられたい方は付き添いの方同伴で近くのホテルに2~3泊ほどお泊りしていただきたく思います。
先日お心遣いをいただきました。
ありがとうございます。 どうかお気を遣わないでください。