他院二重切開修正術 (ライン修正、眼瞼下垂修正)          「裁判を考えています」(その一)
今日は1959年 ハワイがアメリカ合衆国50番目の州となり、これに伴い星条旗のデザインが現行のものに変更された日になります。(それまでは49州だったため、星の部分が7x7になっていました)


本日ご紹介の患者さんは当院御来院時に既往として
5年前 埋没二重
約5年前 小切開
約4年前 全切開
約3年前 二重修正術
約2年前 埋没→小切開術

と目の手術を5回ほど様々な病院でお受けになられた既往のある患者さんです。

御希望としては
・左目のラインが汚いのできれいに
・特に内側の皮膚のたるみが気になる
・左目内側の開きが悪いので改善したい
・右目のライン修正(右目のラインが台形のようなのを円弧にしたい)
・両方平らになるぐらい脂肪をとりたい
とのことでした。

診察を行うと左目内側の目の開きが右目に比して悪く夕方に左目の開きが悪いとのことでしたので方法として左目内側の眼瞼挙筋前転術等を考慮しましたが、患者さんのご自宅が御遠方のためご自宅近くでの手術をお勧めしました。 
既往として5回も目の手術をお受けになられているということは組織の癒着等もあり一回の手術で御満足のいく結果にならない可能性や、患者さんご自身が微妙なライン等に対してこだわりがお強い可能性もありアフターケアとしてすぐ診れる体制をとれるご自宅近くでの手術を強力にお勧めしました。

しかし御遠方からにも関わらず当院予約受付開始日に早朝からお並びになり(現在はその方法による御予約は禁止させていただいております)御予約をお取りになられたので熱意にほだされ手術をお引き受けすることとしました。

手術としては左右の二重のラインを等しく整え目の開きを同じようにする目的で、右目ライン修正術、眼窩脂肪取り、左目ライン修正術および眼瞼下垂修正(特に左目内側)、眼窩脂肪取りを行いました。

上段:術前です。
下段:術後5日目抜糸時です。(写真はSBM承諾にて掲載しています)
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患者さんとしては結果にご納得していない様子が明らかでした。
美容外科手術は一定の期間は腫れが生じ今回の手術は左右で手術内容が異なるため落ち着くまでは左右差が生じ得るし、その完成は術後半年を要する場合もある旨をお話させていただきましたが術後約3週に次のようなメールをいただきました(一部抜粋)
「先生が本当にHPやブログにかいてあるとおりのきちんとした人なら、誠実な対応をしてください。無視しないで下さい。 先生にとっては日々毎日出会い手術する患者の一人にすぎないかもしれませんが、私にとってはブログやホームページを見て、綺麗になれる期待を膨らませ慣れない東京に足を何度も運ぶのもそれに費やすお金も貯金で一生懸命ためていたけどおしくないくらい、先生を信じて綺麗になれることで期待にあふれていたはずの今回の手術でした。
毎日鏡をみて泣きもう精神的にボロボロです。」

裁判するとまでいわれました。 約12年医師として診療に従事してきて今まで二人の患者さんからはっきりと言われました。
その内の御一人方となります。  もう一人の方については某准教授がらみの話になります。 後世のお役に立てればと思いますので(患者さん、美容外科に従事する医師双方に)後日機会があったら記載したいと思います。 

私もショックが大きく、月始めにクリニックに前夜から番号札を取りに来ていただいていてまで御予約をしていただいた患者さんにこんな思いをさせてしまった以上は同様に今後はご予約はお受けできないと考え御予約はお電話のみにさせていただき御遠方の方にはとにかく考え直すようにとの話を今まで以上にさらにとくとくとカウンセリングの時にさせていただくようになりました。


医療行為というのは後からはやれ「注意義務違反だ」「説明義務違反だ」等いかようにも攻撃しようと思えばできると思います。 ただ自分としては自分の全知全能を尽くして患者さんのことを思って説明をし、医療行為を行ってきたため信じてもらえないのであれば患者さんのご希望する第三者のいる場でお話いあいする覚悟でしたがその後久しくご連絡がありませんでした。

約一年後の某日御連絡があり再診にいらっしゃいました。
上段:術前です。
下段:術後1年再診時です。
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先ほど供覧した術後5日の写真では左右差がありますが1年後のこの写真では左右差がありません。
私の術後、他院では目をいじってはいないとのことでした。

今度はもっと目を開きやすくしたいとのことで下垂修正術とたるみ取りの手術をお受けになりたいとのことでした。
「お住まいの近くの医師に必ず御希望の手術ができる医師がいると思います。 インターネットで検索すれば○○協会等自薦しあっている医師のグループもあるしそのような自信のある先生方に相談されてみてください。 お願いします。」
とお願いしましたが「他は信用できない。」とのお返事で思わずズッコケました。

その人の幸せを願って私は常に診療に向かっています。
メスを握り手術をすることは実はものすごくエネルギーがいることです。
私は残念ながら本患者さんに対してこれ以上目の手術に関してメスを握るエネルギーが湧きませんでしたのでひたすらお断り申し上げました。 

私のような一無名美容外科医でなく名医を探していただければ幸いです。
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by shirayuribeauty | 2009-08-21 21:06 | 美容外科
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